MARUKOさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

MARUKO

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火花(2017年製作の映画)

4.0

オープニングから雰囲気が切なくて泣きそうになった。あの臭さが心地いい。小説未読だが、又吉さんのワードセンスを強く感じる。正直あまり期待してなかったが、結構好きだった。

いわゆる“逆に良い”。画面から
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

凄かった。とてもストップモーションとは思えない表現力と迫力。映像は申し分ないが、ストーリーにもう少し力を入れてたらなーと。かなり子供向けと感じられた。

この映画の良さは、やはりストップモーション。
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

追記:あの後小説を読んだ。そこに““ジェイクギレンホールが演じていないトニー””をみた。もう一度映画を観た。全く違う作品に変わった。以下は小説を読む前の自分のレビュー。敢えて新しいのは書かない。

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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

小説として読んだら良かったんだろうな。それを映画にしたらいいかと言われるとまた別の話。理解力が至らないところがあるが、何がやりたいのか分からないかも…。
見る前はてっきりノンフィクションかと思ってた。
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.4

超高品質!ドゥニヴィルヌーヴ監督は期待を裏切らない。音と映像と世界観。どれも新鮮で丁寧で、一瞬一瞬がとてもきれいだった。

はっきり言うと長い。長いんだけど、それを忘れさせるほど、映像と音、撮影のレベ
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ドリーム(2016年製作の映画)

5.0

これは大傑作!作品賞ノミネート納得の完成度。そしてこれが映画として面白いってのがすごい。当時の黒人差別のシビアさ、彼女たちのタフさ、たまにあるほころび。作品の緩急がこちらの心をぐわんぐわん揺さぶってく>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どの言葉を信じたらいいのか分からなくなる。どの涙を信じたらいいのか分からなくなる。嘘なのか、嘘だとしたらなぜ。シンプルな映画だけど一度感じとると深みにはまる。

こいつは殺人をした。
ということを“刷
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

むちゃくちゃかっこいい……。細部まで計算され尽くした構成に、もう参りました!って感じだった。視点が変わるごとに見方が変わるあの感覚…!

あのときのあの戦闘機はこれで、実はこういう状況なんだけどそれを
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高。
最高。
これを超えるファンタジーが見当たらない。

15時間超えの超大作。だからこそ出せる他の映画にはない伏線の細かさ、世界観の作り込み、キャラクターに対する愛着。
濃い。
JKローリングの小
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

-

魔法ならなんでもできる?いいえ。
“死”は受け入れなくてはならない。
………。

次っ

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

-

一言でこの章非常に大事。たぶん一番大事
幸運のやつ面白い。今まででかなりお気に入りの小ネタかも。
いよいよ佳境。次っ

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

-

ここら辺から全部作品賞級じゃないかと思ってしまう。(好きだからかな?w)
バトルシーンがシリーズ最高峰。かっこよすぎる。

次っ

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

-

青春映画っていうより思春期映画過ぎて、もはや嫌だ笑
改めてポリジュース薬を2のときに設定したのは素晴らしい。
てめぇ、ハリーに何をした…みたいな最後のスネイプがかっこいい。

次っ

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

-

シリーズでダントツ好き。これだけ見たくなる時も。って思ったらキュアロン監督なんだね、知らなかった。そりゃいいに決まってる。
あのシーンちゃんとネズミの足音だったんだなー。気付かなかった。
ルーピン先生
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

小さい頃なんでハリーだけ声が聞こえたのかなーとわからなかったが、今になって改めて見るとそういうことね。
ハリー蛇と話せる+パイプか。
次っ!

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

-

16年?不思議なほどに全く色褪せない。時々この世界観に帰ってきたくなる。これぞ、ファンタジー。

改めて見ると、ホグワーツに行くまでの安っぽさw。ハリーポッターが有名であるという演出も、大袈裟でベタで
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグとコーエン兄弟の力で魔法にかかった。ドノヴァンは素晴らしく優れた人物であるが、果たして英雄なのか?その見せ方と観客の視点がこの映画のすべてだと思う。

結論から言うと、自分にはドノヴァンは
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キャロル(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

美しい映画といえば?そう質問されたら自分はこの映画がまず思い浮かぶかもしれない。まさしく一目惚れ。惹かれ合う二人の美女の表情一つ一つから目が離せなくなる。

キャロルを一目見たときのテレーズの表情とい
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.8

これが100分無いのか!?一点の曇りなく完璧。お手本のような映画。日本で作ったら簡単に前編後編とかにするんでしょうが、イーストウッドにそんなことはいらない。一切無駄なくシャープで濃厚で素晴らしい。>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

部屋で生れ、部屋で育ち、監禁されていることを理解していない子供がいることで、こんなにも変わるのか。部屋から出たら、そこは部屋よりも狭かった。自分はラスト数カットに鳥肌が立った。

この年のアカデミー賞
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

きっかけって大事だな、そう思わせてくれる。あったかくて見ていてニヤニヤしてしまう。思わず“おじいちゃんかわいっ”て声が出そうになる。シンプルにいい映画みたなって思える。

たまたまWOWOWをつけたら
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LOU(2017年製作の映画)

-

もはやキャラクターじゃないのに感情がはっきり分かる。もう不思議。
それが可愛く見えてくるのがまた不思議。

あの短い時間でいじめっ子の純粋無垢なキャラクターが分かる。毎回進化するCG、コミカルな動きで
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大好きなピクサー、さすがのひとこと。結末はおそらく好きな人と、ん?と思う人がいると思う。それが好きな自分にとっては、今作は完璧。何気ない会話で、思考の巡らしで、人生を左右することがある。自分も経験があ>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

誰もが一度は使えたらなと夢見る魔法。魔力が全くない普通の女の子が主人公で、一味違う世界観。美しい情景は一見の価値あり。ただ個人的にはジブリ再来かと期待したが、これからに期待といったところ

端的に言う
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セッション(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

血の滲む努力。というより無我夢中。
ドラムにとりつかれた青年が真っ直ぐにただドラムと向き合い、教授が鬼となり駆り立てる。
緊張感と疾走感に胸の鼓動が自然と高まる。
そしてエンディングのデイミアン節が炸
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

天才の実話系の映画は観ていてゾクゾクするから、すごく好きなジャンル。
天才には必ず敵ができる、壁がはばかる。他人が理解できないところにいるが故に。それにまっすぐに頭で、言葉で立ち向かう様が観ていて気持
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

二時間一時も飽きることはなかった。愛に必要なものは結局なんなのか。お互いの共通点か、嘘をつかないことか、それとももっと他にあるのか。独特な設定と世界感の中で大きく矛盾を感じることなくストーリーが展開さ>>続きを読む

永遠の0(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

完全にフィクションではないのだが宮部は実在しないのだと知ってから観て、正直冷めてしまった。“ハクソーリッジ”を見たあとだからか、感動を押し付けられているような感覚になってしまったのは、自分がひねくれて>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

3.3

自分がこの作品に求めたのは“音楽”と“映像”。素直にエンターテイメントとして楽しみにしてた。その点自分の理想まで高めてくれた。
音楽に関してはさすがディズニー。映画館という音を楽しむには最高の環境で、
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まっすぐな、ただただまっすぐな映画だった。あんな人が本当にいたなんて信じられない。信念はあんなにも人を強くするものなのか。
鑑賞中いつの間にか手に力が入っていた。

過去の過ちや家庭環境、さまざまなも
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ONE PIECE ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち(2007年製作の映画)

-

アラバスタ編短編集みたいな感じになっているから、ファン限定。個人的にアラバスタ編辺りがワンピース絶頂期だと思っている。全部バランスがいい。ストーリーも面白い。そして特にビビ、ロビン、ボンクレーの3キャ>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵(2006年製作の映画)

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これは正直ちょっと笑えるほど酷いね笑
なんでこんなに安っぽくなっちゃったのか。ワンピースだから最後まで見れたという感じ。全体的な麦わら一味のなめプっぷりがかなり鼻についた。物語に緊張感の欠片もない。な
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ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年製作の映画)

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さすが細田監督。作画、画角、カット割り、オープニングから今までとの雰囲気の違いを感じ、同時に強いこだわりを感じた。オシャレなワンピースになってた。(ゾロがこーすけっぽいw)以下ネタバレ>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

受け止めるには時間がかかる、あまりに大きく温かい母の愛の化身。自分の中で今年ベスト級のハートフルなラストシーン。母と子の愛情たっぷりな過去の会話が想像されて、鳥肌。

真実を見極めること、何が悪くて何
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予告や前情報から、能力が衰えて人間に近づいたローガンとしての戦い、になるかと思っていた。

しかし自分がこの映画に見たのは、ミュータントとしての自分を最後まで全うして、美しく人間として散る姿だった。
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