ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んでいたにも関わらず、映画を見て更に考察を読むまで之があの用務員の「妄想」である事に気づかなかったボンクラはどこのどいつだ~い?あたしだよ!

なんだ妄想か(笑)
まず原作には要所要所に誰か二
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バトルトラック(1982年製作の映画)

2.5

『マッドマックス2』のパチモン映画の中でもスケール的にもアクションも筆頭に上げられる作品。
第三次世界大戦(石油戦争)後の世界を舞台に大佐率いる武装集団が乗る「バトルトラック」と流れ者のハンターの対決
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誰がハマーショルドを殺したか(2019年製作の映画)

4.5

西欧諸国のアフリカ植民地支配に反対し、コンゴ紛争に向かう途中飛行機の墜落により死を遂げた第2代国連事務総長ハマーショルド。
その死の真相を追うドキュメンタリーが途中から川口浩探検隊みたいになる。
基本
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

黒沢清『降霊』に登場する幽霊が「幽霊を見た人」達によると本物(?)に一番近い幽霊らしい。
その撮影方法はガラス窓に写真貼っただけという極めてシンプルな方法。
『リング』のTV画面から出てくる貞子や『処
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座頭市関所破り(1964年製作の映画)

2.0

『折れた杖』が余りに凄すぎてあれを基準にしてしまうと他のがぬるく感じてしまう。
ゲストの漫才師によるコメディ的な場面も邪魔にしか感じないし、殺陣も少なく感じる。
『水戸黄門』の後期みたいにシリーズが続
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.7

鳥類学者切手収集家博愛主義者鳥類学者切手収集家博愛主義者鳥類学者切手収集家博愛主義者鳥類学者切手収集家博愛主義者鳥類学者切手収集家博愛主義者鳥類学者切手収集家博愛主義者.........。

例えば佐
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.5

久々に再鑑賞。
『ラ・ジュテ』が原案(て言うか原作)で更に『12モンキーズ』は『テネット』の元ネタなんじゃと話しが盛り上がってるみたいですが。
まさに『ドグラ・マグラ』
向こうは「殺人事件」でこっちは
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

2.5

『fate』はゲーム未プレイ、最近のアーサー、ネロといった歴史上の人物が何故か美少女で剣振り回して女の子がいっぱいで最後は基本ハッピーエンドの話しのイメージで初期の頃はよく知らないニワカです。
なので
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カムイの剣(1985年製作の映画)

-

早すぎた『ゴールデンカムイ』
映像が凄い。
抜け忍に宝探し。
マーク・トウェインに西郷隆盛まで出てくる。
話しがてんこ盛り過ぎてついて行けない。
主人公の声は真田広之。
主題歌はこの頃既に角川アニメ専
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時空の旅人(1986年製作の映画)

-

この頃、実写では『ねらわれた学園』アニメでは『時空の旅人』『迷宮物語』等、眉村卓・原作のSF作品が角川映画で映像化されていた。
角川アニメ第一弾『幻魔大戦』に続く第二弾が何で『少年ケニヤ』なんじゃい(
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少年ケニヤ(1984年製作の映画)

-

『風の谷のナウシカ』と同年公開で大惨敗したらしい。
そりゃそうだろう…
角川アニメ映画第二弾として『幻魔大戦』の次がコレって明らかに作品のチョイスを間違えてる。
大林宣彦監督による実験的映像世界はジャ
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Dillinger è morto(原題)(1969年製作の映画)

3.5

邦題『デリンジャーは死んだ』
或いは『政治と革命の季節の、きのう何食べた?』
アテネ・フランセ文化センター「中原昌也への白紙委任状」で上映されたもののこのコロナ禍で当然行けず。
しかしYouTubeに
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

-

「『ゲド戦記』を~宮崎駿監督からアニメ映画化したいってオファーが来て~その後色々あって結局その息子が監督したら~最低ポンコツ映画にされちゃった原作者は~どこのどいつだ~い?あたしだよ!!」
(アーシュ
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

-

何も起きない。
何故この原作を態々スタジオジブリをやろうと思ったのでせうか。
カルチェラタンにラ・メル等の妙にフランスかぶれの高校生達は『天帝のはしたなき果実』
を連想したのだけどカルチェラタンで殺人
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紙の月(2014年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

奥さんが見てたので横目で鑑賞。
( ゚д゚)、ケッくだらねぇ!
宮沢りえだからって許されると思うな!
(奥さんの前では言えない)
ちゃっかり逃げおうせてるし悪い事した奴はそれなりの結末が待ってない映画
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

2.5

予算のあるB級映画。
さすがはNetflixだけど予算があるならもっとちゃんとしたの作ればと思うけど、こういう作品も有ればこそ全体の底上げにもなるのか。
笑ったのが透明人間がただのボディペインティング
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.0

紛うことなきカルト映画。
アヴャンギャルドの極みというか大林宣彦監督長篇第一作にして最高傑作(か?)
長篇第一作になる予定だった『花筐』は『HOUSE』のスケールアップリメイクみたいだった。
両者は「
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劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス(2020年製作の映画)

3.5

円谷英明・著
『ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 』(講談社現代新書)
はウルトラマンひいては円谷特撮ファンには必読の名著。
一族企業による放漫経営、才能あるスタッフは失望してどんどん去って
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

4.0

『異次元の紫ピンク/遊星からのアルパカX』
『ビッグダディ対クトゥルフ』
「こういうのでいいんだよ、こういうので」(By井之頭五郎)
原作・HPラヴクラフト『異次元の色』
江戸川乱歩の映像化作品につい
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マニトウ(1978年製作の映画)

4.0

『震える舌』の「少女はある日悪魔と旅に出た」のコピーとそのおっそろしいポスターとCM見た時これは完全に和製『エクソシスト』で、いつ羽生えた悪魔が飛び出して来たり病室が宇宙空間になったりするのかワクワク>>続きを読む

明日の記憶(2005年製作の映画)

4.0

これ堤幸彦監督作品だったの?!
今の今まで気づかず。
ちゃんとした映画も撮れるのね…
殆ど家庭を顧みない猛烈社員(というのも既にこの時代にしても古いが)のサラリーマンが若年性アルツハイマーを患ってしま
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劇場版SPEC~結~ 爻ノ篇(2013年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ『SPEC』は『ケイゾク』と並ぶ傑作で日本では珍しい、というか殆ど存在しないカルト・ドラマ。
実相寺昭雄や円谷ホラー作品等の遺伝子を持ったドラマでもあったと思う。
で、完結と銘打ってダラダラ作ら
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「沙希はもう少し我慢すれば永田は芥川賞取ったんじゃないだろうか·····」
原作は又吉直樹『劇場』
だけどエッセイ『東京百景』も合わせて読むべき。
相当美化されてるけど『劇場』は殆ど又吉直樹先生の半自
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

-

そう言えば「嫌ミス」も嫌いでわざわざ気分を害する為に本を読む必要はないとその手の作品は一切読まない(見ない)と決めてた。
胸糞映画として有名な本作。
製作から何十年で初日本公開とかキューブリックが絶賛
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リング0 バースデイ(2000年製作の映画)

3.5

Jホラーの二大巨頭と言えば、言わずと知れた『リング』と『呪怨』
両者ともにガンダムの様に延々と続編・新作が作られる終わらないコンテンツとなりましたが『呪怨』の方はNetflixで『呪怨:呪いの家』とい
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mellow(2020年製作の映画)

4.0

《田中圭というマクガフィン》
ラーメン食べてたら後ろでカップルが別れ話してたら嫌だな(笑)
男が「好きだから別れる」とか訳わかんない事言ってるし、当然納得しない女は「ハッキリとした理由を言え」って問い
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ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

1.0

壮絶ボンクラSFゾンビ映画『アンデッド』を撮ったスピエリッグ兄弟監督はメジャーに行ってもボンクラ魂を失わない。
けど之はダメだった。
題材が悪い。
スピエリッグ・ブラザーズのせいではないと思う。
アメ
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天使のたまご(1985年製作の映画)

3.5

《ノアの方舟が陸地に辿り着けなかったもうひとつの世界》
のお話しだそう。
しかし監督自ら「ストーリーはない。テーマもない。」と言ってるので之はただこういう世界と見ればいいのか。
余りにも前衛的芸術的過
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ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

-

『ブラック・クランズマン』は面白かった。
人種差別って現実の問題プラス映画としてのエモーショナルやファンタジーの、人種差別は止めろってメッセージとフィクションの混ぜ具合が絶妙だったからだと思う。
安易
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

2ヶ月ぶりの映画館。
大作・メジャー作はほぼ延期でこんな事がなければジャームッシュ作品をシネコンの大画面で見れる事はなかったでしょう。
今世界は本当にパンデミックの真っ最中ですが、その中でゾンビ・パン
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.8

ネタバレであしからずです<(_ _)>
『貞子』で「清水尋也さんの無駄遣い」と書いたんですが、清水尋也さんはこういう一見凄く良い奴に見えて実はとんでもないサイコパスとかやるとか上手いな~。
『貞子』で
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.0

やっと日本にもDisney+が来た。
で、早速アナ雪2を。
1は奥さんと一緒に見に行ったけど「2は見に行くの」と聞いたら完全に興味を無くしており僕も映画館に見に行く程の気力はなかったのでした。
エルサ
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二百三高地(1980年製作の映画)

4.0

Amazonプライムにあるので久々に見る。
ニコライ堂でのロシア司祭によるロシア正教の講習会のシーン、東京に居る頃はほぼ毎週あの辺に通ってたので御茶ノ水方面から自転車に乗ってニコライ堂を眺めつつ、神田
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

5.0

地方から出て来たヒロインのある時期の体験や冒険を描く、ここでは無い何処かへ行って帰って来る、又は何処かからやって来て帰って行く、という作りの一見ファンタジーにも見えるけど実際はファンタジーでも何でもな>>続きを読む

アイドル(2018年製作の映画)

3.0

地元ですがAKBその他に基本興味無い人間の感想及び戯言なので気にしないで下さい。
昔ASAYANてオーディション番組があって時たま見てたんですが、アイドルや歌手をデビューさせる事よりいつの間にかそのオ
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Wake Up, Girls! 七人のアイドル(2014年製作の映画)

2.5

TVシリーズ第一話のパンチラは何だったのか?の謎がラストで解ける。
「アイドルを売り出す」って事に関して、あの女社長もマネージャーもダメなんじゃないだろうか。
之はフィクションでアニメであるにも関わら
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