ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

カンニングはいくない!
不正をしても絶対バレる!
悪銭身につかず!
確か『世界まる見え』でやったのとほぼそのままの内容だった。
映像はスタイリッシュだったけども。
あの男の子が損な役回り。
最後は金の
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

-

『市民ケーン』を見て続けて『マンク』を見る。
想像(期待)してたのと違ったので採点不能。
自分が悪い。
映画史に残る傑作『市民ケーン』の脚本を書いた男・マンクを主人公に如何にして『市民ケーン』は作られ
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.5

『マンク』を見る為に初鑑賞。
モンゴル帝国のクビライ・カーンが造った幻の都「上都」=「ザナドゥ」と名付けられた新聞王ケーンの超巨大豪邸のスケールとその異形建築ぶり。
冒頭の幻想的な始まりから人口山の上
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

2.5

邦画は橋本環奈さんに頼り過ぎ。
それ以上にハリウッド映画も特にこの手の「プログラムピクチャー」になるとマーゴット・ロビーさん出しときゃ其れでOKでしょうみたいな他が手抜き過ぎ。
劇場に見に行かなくてよ
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

5.0

ホラー・フィルムノアール・実験映画。『CURE』の後のこの『蛇の道』『蜘蛛の瞳』二部作を経て『回路』に続いてるのだと思う。
同一時間上の世界と言うか。
娘を殺した男(寺島進)(←かどうか本当のところ分
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獣の棲む家(2020年製作の映画)

3.5

『獣の棲む家』って邦題は違うし原題そのままの『ヒズ・ハウス』のがいい。
若い夫婦が娘を失いながら内戦の南スーダンを逃れ英国に難民として辿り着くも、差別と更には家には怪奇現象のダブルパンチ。
安住の地に
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斬、(2018年製作の映画)

4.0

「血が全部落ちる迄少し時間がありますからそれ迄人生を振り返って下さい(,,・ω・,,)」
↑完全にサイコパスの台詞。
反戦メッセージが強い作品で、
都築=刀を抜けない侍=日本
澤村=そんな都築に戦いを
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嵐電(2019年製作の映画)

4.0

『帝都物語』の荒俣宏先生が「次は誰か『京都物語』を書けばいい。京都は東京を遥かに超える〝魔都〟であり鬼、妖怪、神が普通にそこら辺にウロウロしてる」みたいな事を言ってた。
森見登美彦の小説の実写化みたい
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丑三つの村(1983年製作の映画)

3.0

「いまにみておれでございますよ」
『八つ墓村』のモデルにもなった、戦時中に岡山の山村で起きた大量殺人事件【津山三十三人殺し】の映画化。
之も長らく未DVD化で幻の作品だったけど今はアマプラで見れる。
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

1.0

人類を脅かす新型ウイルスの猛威、パンデミックと都市封鎖。
検査器でピッとやられて「入っていい」「入っちゃダメ」の選別…などの光景が現実となった2020年。
今の目で見るとまさかこんな事が現実に起きると
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.5

Vシネマのフォーマットで作られた全く別の映画。
元々は三部作の予定が制作会社の変更等で二作品のみとなり、奇しくも『CURE』と三部作の様な感じになってる(と思う)
そして同年公開の『リング』とも高橋洋
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邪願霊(1988年製作の映画)

4.0

入手困難な作品がアマプラで見れるのに驚き。
今の目で見れば古いし怖くないって意見もそうだと思う。
しかしこの作品の価値は其れだけでは語れない。
『リング』『女優霊』の更にその前、Jホラーの潮流の始祖と
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ばるぼら(2019年製作の映画)

3.0

谷崎潤一郎や渡辺淳一の世界に何も感じない。
いつもゾンビとか異次元とか能力者とか言ってるボンクラの戯言なので気にしないで下さい。
「エロ小説」を楽しむ感性や素養が自分には無いのだと思う。
誤解を恐れず
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

短縮版未見。
このオリジナル版公開を知り見に行きたいと思いつつ公開が終わってしまって、そうこうするうちに何とBSで放送。
最初にこの『オリジナル完全版』を見れてよかったです。
カットされた冒頭。
教会
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スーパーマン リターンズ(2006年製作の映画)

-

何か飛行機も船もスーバーマンが助けに来る為に事故を起こしてるみたいな感じ。
飛行機墜落をスーパーマンが助けるのは御約束だけど中であんなに吹っ飛んでたらロイスは死んでると思う。
無重力になって2001年
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白痴(1999年製作の映画)

4.5

1999年に確か渋谷の東急文化会館で見て以来の《公開20周年記念4Kデジタルリマスター版》を鑑賞。
何処にもDVDがレンタルしてなく(渋谷TSUTAYAにはあるみたいだけど)20年ぶり二回目の鑑賞。
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超高層プロフェッショナル(1979年製作の映画)

3.5

7~80年代のアメリカ映画に、こういう何かひとつの目的に向かって男たち、ひとくせもふたくせもある連中が集まった愚連隊みたいな集団が悪や営利優先の企業や不正義に対して立ち上がる、みたいな映画がいっぱいあ>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

やや落ち着いて来たとはいえ映画館は何処もいまだに大盛況の『劇場版鬼滅の刃・無限列車編』
うちの奥さんが平日休みをとれたので之は平日に行くしかないと二人で近場のイオンモールへ。
歩いてるとイオンモールの
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.0

二作目にして最早真面目にスマホを落とした事で始まるサスペンスとかヤル気がないのが分かる。
スマホ落としてないし。
成田凌演じるサイバー殺人鬼()はもう殆ど貞子と同じに皆に愛される人気者である。
一作目
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名探偵ベンジー(1980年製作の映画)

-

何か子供の頃凄く見に行きたくて数年後テレビで見たらそんなではなかった記憶。
『名探偵ピカチュウ』の元ネタか?

妖獣都市(1987年製作の映画)

3.0

菊地秀行小説作品の映像化は決して多くは無く少ない作品数ながらクオリティが高い。
バブルのあの頃の、手書きアニメの爛熟期、職人芸とも言える超絶的な作画、ヌルヌル動くアクションにレイティングもユルユルでエ
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BOXER JOE(1995年製作の映画)

2.5

『ジョーのあした』は見れるのに本作は未DVD化。
確かに、申し訳ないけど珍作の部類に入る作品。
辰吉ファンのお好み焼き屋の店主とその娘のドラマってコンセプトが意味不明。
辰吉のお父さんのインタビューは
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

例え映画やアニメ、ファンタジーの世界であっても「革命」が成し遂げられることは無い。
特に日本ではフィクションの世界でさえ「革命」が成功するどころか、「悪」としてさえ描かれず時代遅れの独りよがりで、大抵
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

酷すぎる話し。
爆弾を発見し多くの人命を救い大惨事を防いだ警備員リチャード・ジュエル。
英雄とマスコミに祭り上げられ、かと思ったら一瞬で手のひらを返され爆弾犯として徹底的な糾弾を受ける。
しかしオリン
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

「お見事です」
鮮やかに騙されたというよりは彼処は矢張りああなるだろうなという結末だった。
高橋一生と蒼井優の殆ど二人だけの舞台劇の様。
一組のカップルの愛憎と嫉妬と信頼と裏切りが国家の趨勢、世界の運
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セル(2015年製作の映画)

-

「冒頭だけ見ればいい」
との皆さんの意見に従い冒頭だけ鑑賞。
確かに『ワールドーウォーZ』も最初のゾンビ・パンデミック発生から高層アパート脱出迄が面白く後は下がり気味だった。
携帯電波が人間を狂わせる
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.5

悪意は悪意しか生まないし暴力は暴力を虐めは虐めしか生まない。
暴力・虐めが日常茶飯事だった貴乃花部屋力士は他所の部屋に移っても変わること無く暴力沙汰を起こしクビ。
負のエネルギーは負のエネルギーでしか
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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

2.5

架空の地方都市まほろ市は町田市がモデルでドラマ・映画とも当然ロケ地は町田市である。
オープニングで主役二人が逆回しで歩く商店街は町田市ではなく隣りの相模原市の駅前から続く商店街である。
昔町田に住んで
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

1.0

まず乃木坂46ありきだからマトモな意見を言っても仕方ない気がするけど。
この映画を見に来る人は乃木坂の3人を見に来てるのであって映像研を見に来てるのでは無いのだろうし。
子供の学芸会を見に来てる親御さ
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こはく(2019年製作の映画)

4.1

アキラ100%は元々役者志望だったと何かの番組で見ました。
本名での役者の方も之からやっていくみたいですけど、本作でのアキラ100%は井浦新と並んでもやはり芸人としてのキャリアもあって存在感があり全く
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

-

『シン・ゴジラ』の元ネタのひとつ。
以上!
岡本喜八監督が予算を貰って作った大作。
だけど『殺人狂時代』のが遥かに面白かった(比べてもしょうがないが)
不思議な程心に何も刺さらない。
馬鹿軍人共の悪足
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

4.0

その映像美と裏社会に関わってるらしきキャラクター、ノワール感はカラックスの『汚れた血』を思い起こさせた。
映像を詩で描くこと、またはその融合。
連れ去られた甥・ウェイウェイを取り戻す、老女医の昔の恋人
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座頭市鉄火旅(1967年製作の映画)

3.0

一度に何百人も斬れ、どれだけ斬っても刃こぼれしない市のマジカルソード「仕込み」も流石に限界が近ずき、いつ折れてもおかしくない状態に。
そこで刀匠・仙造(東野英治郎)による二代目「仕込み」が市のものとな
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

見る前は『007』✖️『カメラを止めるな!』だと思ってた。
しかし007のスタイリッシュさや惚れ惚れする様なカッコいいアクション、カメラを止めるなの緻密さや現実と虚構が四次元的に交わる様な驚きもなかっ
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彼のオートバイ、彼女の島(1986年製作の映画)

3.5

相米慎二監督・斉藤由貴主演の『雪の断章・情熱』に並ぶ擬似アイドル(?)実験映画。
イメージフォーラムでは『台湾実験映画の世界』という特集上映が開催されますが若し『アイドル実験映画の世界』という特集上映
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.0

ボンクラ映画好きとしては結論から言うと決して面白くはなかった。
冗長で退屈。
ただ本作の主題や目的や価値はそんな処には無いと思う。
未だにこういう映画が時々突然発見されて現れる事に驚きと共に喜びを感じ
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