YuikiKoiwaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

「もしもポケモンが現実に存在したら」なSF作品。

世界観は原作とは違い、ジムリーダーもポケモン図鑑も出てこない。

そこを承知しておけば、普通の刑事物バディムービー。

ポケモンはいっぱい出てきます
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

午前10時の映画祭にて鑑賞。

この作品がSF映画の金字塔なのには大納得。

この作品が一体どれだけの影響を与えてきたのか想像もつかない。初見なのに既視感の連続だった。

作品にはセリフが少なく、刻々
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

私が心から映画を好きだと感じるのは、自分自身の願いとキャラクターの願いが一致する瞬間だ。

そして、その際の演出が美しければ美しいほど強く感動する。

秀逸なストーリーテリング、見惚れるような演技、迫
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ザッツ・エンタテインメントPART2(1976年製作の映画)

4.0

ジーンケリー、フレッドアステア両名をホストとして過去のMGM作品をレビュー形式で振り返る。

第一作の好評を受けての続編となる本作は、前作で紹介し切れなかったミュージカル作品に加えコメディやロマンスの
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.5

職も、夫も、家も、故郷も失った女性は一台のヴァンに生活必需品を詰め込み旅に出た。

旅とはいっても目的は観光ではなく、日銭の為に日雇い労働を繰り返す日々だ。

家族も一人残された彼女を心配してくれては
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

守るべき世界は既に壊れていた。

しかし、人類はそんな壊れた世界の中でも生きることを諦めることはできない。

もう世界に自分は必要ない。

何かを守ることによってのみ保たれていた自我は崩壊しかけていた
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ARIA The CREPUSCOLO(2021年製作の映画)

4.0

ヒーリングアニメの決定版とも言われるARIAシリーズの新作アニメーション。

舞台は近未来、火星をテラフォーミングしてできたネオ・ヴェネツィアという都市。

沈みゆく地球のヴェネツィアの建築を移植して
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あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

5.0

確実に歴代ディズニー短編作品でマイベスト更新の一作!



こんな素晴らしいファンクサウンドに乗せて、こんな素晴らしいアニメーションで、こんなエモいストーリーが見れるなんて信じられない。全方面どストラ
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

うーん、これは。



大人達はドン引きするくらい自己中だし、ラーヤは他人を信じない設定のキャラにしては普通の人すぎるし、龍の一族は人類への理解がなさすぎるし、見てられない。

ラーヤが龍の玉を集めに
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愛情物語(1956年製作の映画)

3.8

1930年代〜40年代に活躍したピアニスト、エディデューチンの伝記映画。

監督は「錨を上げて」や「ショウボート」のジョージシドニー。

この頃よく作られていた伝記物ミュージカル作品同様、本作も家族愛
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.5

マーベルコミックスから選ばれた作品を映画化した本作は、マーベルらしさもディズニーらしさも兼ね備えた素晴らしい出来栄え。



ここで言う"マーベルらしさ"とは成長と正義のこと。

天才少年のヒロは"オ
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.0

「もしも自由に魔法が使えたら、あなたは何をしたいですか」

そんな夢のような問いかけから始まる本作は、内気な性格のイアンとちょっとガサツで家族想いなバーリーのコンビによる素晴らしい冒険物語に結実した。
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ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

3.8

始めから終わりまで茶目っ気たっぷりの1本。

主人公のおちゃらけた性格が酔拳というスタイルによく結びついていて面白い。

アクションシーンはもちろん笑いどころもたくさん用意されていて、やはりジャッキー
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アルテミスと妖精の身代金(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

最強天才少年が時止め妖精軍団に圧勝するお話。

家族の過去とか妖精界の歴史とか気になる所は多いけど、そこは次回におあずけ。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.2

世界の真理を知ったところで、"人間"は"神"にはなれない。

ただし、世界の真理を知ったとしても"怪物"でなく"人間"でいる選択を取ることはできる。

人間は脆いが、体を持ち意思を持つ。

体があれば
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

グルメもので、失業もので、親子もので、夫婦もので、軽い下ネタで、ラテンでポップでブルースで、サクセスストーリーで、ロードムービー!

この世の楽しいを詰め込んだ作品。

ジョンファブロー、君はヒーロー
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天気の子(2019年製作の映画)

4.5

儚いものは美しい。繊細だから。

移ろうものは美しい。今この瞬間にしか見れないから。

若さは美しい。純粋だから。

老いは美しい。細いのに揺るがないから。

新しいものは美しい。エネルギーに満ちてい
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.5

映画館で吹替版、ストリーミングで字幕版の2回鑑賞。

メガヒットを飛ばしたアナと雪の女王の続編。あれから3年後のお話。



エルサが無事女王に就いて以来、アレンデールの人々は平和に暮らしていた。
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

-

ジュディガーランドは、最高にキュートで、歌唱力において右に出る者のいない、生粋のエンターテイナーだった。

彼女は『オズの魔法使』に始まり数多くの作品に主演し、ミュージカル史に残る大女優となった。
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パリの恋人(1957年製作の映画)

3.0

アステアとオードリーの共演するミュージカル作品

一流ファッション雑誌のカメラマンとして働くアステアはロケ先の古本屋でたまたまバイトをしていたオードリーに一目惚れしモデルに抜擢する。

哲学家でファッ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

「自分の描いた夢の中に他者が入り込む」

希望も絶望もそれは影でしかないと気付くには他者の理解が必要だ。

このシンプルな事実を映画の形にするすごく面白い着想だと思う。

簡単に他人を介入させはしない
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

ネオンの光。タバコの煙でぼやけた空気。グラスにはウオッカ。一向に晴れず、街灯と花火だけが照らす空。

映画全体を通して燻んだ画がきれいだった。

アクションはチャーリーズエンジェルみたいなハイキック連
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.0

抑圧に抗う若者の心を描いた良作。

この映画では、自己表現としての芸術と職業訓練としての勉学が対照的に置かれている。

ところが詩の世界にはその両方の要素があるのが面白い。

「今を生きる人々」は周囲
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ブルゴーニュで会いましょう(2015年製作の映画)

3.5

フランスの田舎の風景と、フランスの田舎の親父と、都会から田舎に帰ってきた息子。

曇りの日も嵐の日もあるけれど、いつかかならず晴れる日が来る。

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

4.0

ミュージカル最高峰とも名高いバンドワゴンをついに鑑賞。

近所のレンタルショップには見当たらず、半ば諦めていた所に突然のプライム入り!
最近名作ミュージカル作品のプライム入りが多くて嬉しい限り!

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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.0

アニメ版と比べてストーリーもキャラクター像もほぼ変わっていないので、安心して見ることができた。

違うのはとにかく映像関係で、手書きアニメーションにCG技術を加えて作品作りを始めた時代から25年経って
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

-

天気が美しい。

天気の美しさを鮮やかに照り返す新宿。

天気の美しさを演出するための登場人物たち。

もはや天気が主人公。

一番好きなのはエンドロールの空だった。

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.5

ウッディは誰も見捨てない。

たとえ自分が見捨てられたとしても、誰一人諦めない。

だから時には無謀な行動に陥るが、それは自分に嘘をつけないからだ。

あえて弱さを残されたヒーローに、自分は心を打たれ
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ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ(1942年製作の映画)

3.8

野心と家族愛と愛国心が詰まった、ジョージ・M・コーハンの伝記映画。

元々野心家で傲慢だったジョージだが、家族の愛があったからこそ自分でない誰かを愛することができた。

その愛は自分の受けた栄誉と比べ
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.0

伝説のミュージカル映画「オズの魔法使」

この頃からジュディの彼女らしい演技がはっきり出ている上に、若さも相まって瑞々しい笑顔と泣き顔が印象的。歌唱力は言わずもがな。

オズの国はおとぎの世界そのもの
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.9

やっと、ここまでたどり着いた。

ここにかける期待が大きければ大きいほど、楽しさも膨らんでいく作品だった。

長かった(といっても自分は2カ月の)マーベル生活ともここでお別れ。

また立ち上がって、未
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