坂の上の雲 第2部は、2010年にNHKで放送した90分のドラマ4話分。

日露戦争開戦までの話し。
本当はかなり難しい話だと思うけど、うまくまとめられていてわかりやすい。
難しい話しがわかりやすいと、自分の頭がよくなった気がして満足度も高くなる。

なにより開戦前の緊張感が伝わってきた。

NHKが全力で製作しているだけあって出演する俳優も凄い人たちだし、当たり前だけど外国人も含めてみんなちゃんと演じている。
さすがNHKです。

第3部が楽しみだけど、ここまで観て、当時、なぜ3年に分けたのかの意味はわからず。

明治維新、
小さな国日本が『国家』というものになり　高揚感を持って迎え、
楽天主義と言われる時代の中で
海軍を持とうとした。
陸軍も然り
この小さな国が、ヨーロッパにおける最も古い大国の一つロシアと対決して、どの様に振る舞ったかという物語である

・四国の伊予松山
主人公は３人の男

①秋山真之＝本木雅弘
日露戦争で勝利は不可能だと言われたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を実施した男

②秋山好古=阿部寛
騎兵を育成して、史上最強コサック師団を破った男

③正岡子規＝香川照之
俳句、短歌といった日本の古い短詩型に新風を入れた俳人
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《ナレーション》
・彼らは明治という時代人の体質で前をのみ見つめながらあるく。

のぼっていく坂の上の青い天に
もし一朶の白い雲がかがやいているとすれば　それのみを見つめて坂をのぼって行くであろう

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1話1話見るたびに話は とても分かりやすく、詳しく描かれているので　政治的な背景などもよく理解できる
それと実力のある俳優陣なので　す見入ってしまう

🚢シーズン1から引き続き3人にスポットを当てて話は進んでいくが　正岡子規は病床につきながら最期は病気に勝てず亡くなってしまう

日露戦争の勃発の様子、正岡子規の最期の様子、
そして友人広瀬の死...

其々の様子が細かく丁寧に描かれている

正岡子規の最期の句を描いて筆を落とす場面は忘れられない💦

又、真之の友人の広瀬が戦っていた『壮絶な戦争』の場面では涙が止まらなかった
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🥀好古はこのドラマを見ているだけでも豪快な人で　人種とかに関係なくすぐに親しくなる

🥀真之は　36歳で稲生秀子と結婚

🥀子規のことば
『軍人が戦場で散らす命と、こんな狭い病床で散っていく命はどう違うんじゃろう？』

子規の言葉は、ふと発したものであってもその意味は深い

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🥀『坂の上の雲』は司馬遼太郎が10年の歳月をかけ、明治の青春群像を渾身の力で書き上げた原作を映像化した人間ドラマ。
2009年から3年に渡って放送され好評を博した超大作です。
ただ今NHKで放送中
※見られなかった放送分はU-NEXTで見られます
有料ですが..💦

待ちに待った第二部。
渡辺謙さんの落ち着いたナレーションを聴くだけで鳥肌が立ちます。
ただ手元の原作を確認すると「まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている」だけが同じ。あとは脚本の野沢尚さんか、スタッフが原作を生かしつつの創作みたいですね。いずれにしても「コサック師団を破るという奇跡」は私の知る明治時代に起こっておりません。

第６回「日英同盟」
第７回「子規、逝く」
第８回「日露開戦」
第９回「広瀬、死す」

秋山真之の嫁取りなど明治の人間像を織り込みつつ、クライマックスである第三部の日本海海戦へ突入していきます。

※私はこのドラマで初めて石原さとみさんを知りました。黒柳徹子さんみたいな明治の髪形が似合わず珍妙に思えて（どっからこんな子、連れてきたんだ？）
その後は個性的な唇に魅せられる日々が続きましたが。

※第一部を一緒に観た妻が、がん告知された病床で「あたしは第二部を観られないんだ」と呟きました。それから多臓器不全で逝くまで、わずか二週間。

※あくまでも個人の好みですが、主題歌の『Stand Alone』は第一部のサラ・ブライトマンがベスト。第二部は耳障りで、第三部は根本的に難があると思えました。