日本海大海戦の作品情報・感想・評価

「日本海大海戦」に投稿された感想・評価

やっほ

やっほの感想・評価

4.0
‪🎥『二百三高地』に続いて🎥『日本海大海戦』を見比べる。📺『坂の上の雲』にはない視点で3作品それぞれの良さがあった。‬
‪本作は“波高し”ではなかったような…?‬
‪火薬の違いがもくもくと“視界”を…?面白いな‬

‪共通して戦争の悲惨さと一方では“特攻的”な戦法“殉教的”思想の強さを感じ記憶に留めておきたいと思う…‬

このレビューはネタバレを含みます

 日露戦争勃発から二百三高地や日本海海戦を描いた話。

 ナレーションで当時の状況や現在の進行状況を説明してくれて、その中で日本海軍や陸軍の司令部の人たちを描いていて動きを日露戦争を勉強できる教材映画としてよくできていて120分飽きずに見ることができました。円谷御大の特撮パートも安っぽくなく迫力ある海戦が満載でエンタメ映画としても上がるシーンが多かったです。

 ただ、日本海海戦の勝敗を分けたいろんな要素を詰め込んでいるためか軍人さんたちの気持ちなどは後回しになって、ただ情報を見ているだけの気持ちになって行ってしまった部分も多い映画でした。

 ちょっと個人的には軍人を英雄視しすぎている感じを受けてしまいますが、戦記ものとして楽しめた映画でした。
はと

はとの感想・評価

4.0
割と淡々と描いているので、日露戦争とその周辺を知っているか知らないかで面白さが変わってくるのではないかと感じた。
仲代達矢さんの明石元二郎がなんともいえず素敵でした。

『二百三高地』とセットでどうぞ❤

・三船-東郷-明治天皇
・仲代-明石-乃木
shige

shigeの感想・評価

2.9
坂の上の雲を観たので他にも日露関係の映画を観たいと思いレンタル。

また違った視点で知れた。
日本の歴史を知ることが日本人としての誇りに繋がると思いました。
杏蜜

杏蜜の感想・評価

3.3
日露関係・軍の動きを勉強するにはとても良い映画 特別撮影が円谷英二だとすぐに分かってしまうのが微妙 特撮の爆発、波の動き、艦の細かい描写が発展途上だと感じた オールの漕ぎ方はもう少し丁寧に再現して欲しい
この頃の戦争映画は予備知識があまり無くても途中にナレーションや解説が入るため鑑賞者に優しい
日露戦争勝利の決定打となった日本海海戦までの歴史を描く

旅順港閉塞作戦や旅順要塞攻略なども含めて描写があり非常にわかりやすい
また、宮古島の久松五勇士の描写もあり勉強になった
またインペラートル・ニコライ1世号が白旗を揚げた際に戦時国際法により機関停止をしていなかった為、降伏を受け入れず砲撃を続けたシーンなど細かい作り込みに関心した

広瀬中佐の殉死シーンの描写はやや史実と違うと感じた
まだこの時代は騎士道・武士道が戦場でかすかに残っていたんだな。
日本海海戦といいつつ旅順攻囲戦もかなりのボリュームで描かれるので、この両作戦が戦略上一心同体に分かち難いものだということが改めて良くわかった。

特撮シーンのクオリティが白眉で、ミニチュア感をほとんど感じないスケールの出し方が素晴らしい。
仲代達也演じる明石大佐の曲者感が最高。眼力ありすぎ。
広瀬中佐が爆散する衝撃シーンあり。
nori007

nori007の感想・評価

3.7
「明治天皇と日露大戦争」から12年後に作られた作品で、音楽、特撮、スケール、共に正常進化しています。特に普段は描かれないようなエピソードが多く盛り込まれているところがまたいい。義和団の乱からはじまり、当時を忍ばせるような盲目の駄菓子屋が登場したり、バルチック艦隊を最初に発見したのは漁民であったりといったエピソードはなかなか他では出てこないかもしれない。旦那を送り出す女房の死生観にもかなり驚いた。

現代の映画では、解説や説明セリフを省いてしまうようになったので一見さんお断りのようになってしまっているが、この映画ではちゃんと戦況を解説してくれロシア艦隊のどこに問題があるか、連合艦隊の優れているところはどこかなどとてもわかりやすいのがいい。

そして何と言ってもラストのロシア艦長をお見舞いに行った東郷平八郎の面会場面は死力を尽くして戦った者同士が交わす会話はなかなか胸に来る。

このレビューはネタバレを含みます

砲弾が見えないのは仕方ないか(^_^;)
ストーリーはまぁまぁシンプルでバルチック艦隊との日本海海戦までを描いた作品
これぐらい戦略描写を見せてくれる作品がもうないのがちょっと寂しいな
下手にアメリカやイギリス、中国の人物をあんまり出さないのも良かった
勝とうが負けようが戦死者は出るし、悲惨なことになることも描写してたから単純な帝国陸軍、帝国海軍万歳映画ではない、シンプルな『歴史物』としても観れる
p99

p99の感想・評価

4.0
お盆の最後に観たのは日露戦争モノだった。

とにかくキャストが豪華である(僕はほとんど分からないが…)。三船敏郎、加山雄三など、当時のオールスター総出演と言ってもいいらしい。また、円谷プロが特撮を担当しており、かなり前の映画ながら、迫力ある海戦が繰り広げられる。

実はこの作品は父親の影響で、小学生の頃から何回も観ていた映画である。当時は、「色んな場面があって、情報量が多過ぎるため、話はよく分からないが、戦闘シーンはワクワクする」という印象を抱いていた。

今回久しぶりに観るまでの間に、僕は小説「坂の上の雲」を挟んだ。だから、今回は物語というか、日露戦争全体の大まかな流れが頭に入った上での観賞であった。それによると、「日露戦争に至るまでの過程を、海軍の様子を中心に、上手く要点を抑えてまとめてある」と感じた。だから、小学生では分からないかもしれないが、大人は事前知識がなくてもほぼ理解できると思う。歴史の教材として使えるんじゃないかというくらい出来がよいのだ。

海でも陸地でもたくさんの犠牲があったが、最後に対馬沖でバルチック艦隊と戦い、日本海軍が大勝利をおさめる様は、本当にドラマチックだと思う。明治時代の気骨溢れる先人たちの功績は、今の日本人にもっと知られるべきだと感じる。

海戦後のロシアの提督ロジェストヴィンスキーと三船敏郎演じる東郷平八郎の会話は、互いの健闘を讃え合うものだった。この時代の武士道、騎士道精神を感じて、いつもそのシーンで感動してしまう。ちなみに、ここで日本語とロシア語を繋ぐのが、あの児玉清さんだ。文学部出身である彼のロシア語の発音の良さは必見だ。

この戦争の焦点はロシアという巨大な国に、明治維新を終えたばかりの日本がいかに国力を動員して勝利を掴むかということだと思う。特に、海戦における、あれだけ一方的な勝利は他に類をみない。

その時、東郷平八郎は言う。「勝って兜の緒を締めろ」と。
勝って、戦争のこわさを知ったのだ。

しかしながら、その後軍部は勝利に酔いしれ、兜の緒が緩んでしまった。それは、後のいわゆる軍部の暴走に繋がり、1945年の大敗戦の遠因にもなったと僕は思う。その言葉は非常に示唆的で、哀愁を感じる。
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