三蔵法師(深津絵里)という一人のお坊さんが、この世に平安をもたらすというありがたいお経を持ち帰るため天竺へ旅立った。一日目に沙悟浄(内村光良)、二日目に猪八戒(伊藤淳史)、そして三日目に暴れん坊の孫悟空(香取慎吾)と出会う。まったくお互い個性の違う4人はぶつかり合いながらも様々な困難を乗り越えていくのだった。 空腹の日々が続いた末に、一行がやっと町にたどりつくと、そこは一面黒こげていた。町の異常に驚いているところに突如、花嫁姿の美女が現れる。 花嫁を追って若い男もやってくる。混乱の中に巻き込まれていると、花嫁の父親も登場。なんと彼は三蔵法師のかつての師匠、仁丹(角野卓造)だった。仁丹の寺院に招かれた一行。やっと食事にありつくことができ、貪り食う悟空や八戒を尻目に、三蔵は師匠であった仁丹と娘の杏花(夏帆)の尋常ならざる状況を見て訳を聞く。町を焼き尽くしたのは牛魔王(長江英和)という火焔山に棲む妖怪の仕業だと言う。 しかも町を燃やし尽くされないために、人身御供として若い娘を差し出さねばならず、今回遂に生贄として自分の娘を差し出さねばならないというのだ。かつての恩師をなんとか助けたいと思う三蔵。知恵を絞り、三蔵が変装し花嫁になりきり、一行と共に牛魔王の館へと忍び込むという作戦を練る。 一方、トイレに出た孫悟空だけはある異変に気がついていた。果たして、無事花嫁を救出することはできるのか。この黒い町に平安は来るのか。一行の行く手には何が待っているのか…。
<温泉の国> 今回、孫悟空(香取慎吾)ら一行が歩を進めていると突如露天風呂に出くわす。 そこは美しき三姉妹、長女冬麗(三浦理恵子)次女春麗(酒井若菜)、三女夏麗(金子さやか)が営んでいる旅の温泉宿だった。 すっかり心奪われる孫悟空、沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)。しかも三姉妹はいずれかの夫となり温泉宿の主人となってくれる人を探しているというのだ。三蔵法師(深津絵里)が悟空、悟浄、八戒に寄り道せず天竺へ一刻も早く向かおうと必至に促すも皆、全く聞く耳を持たないのだった。 姉妹の中でも春麗は八戒に積極的に接近してくる。昔から笑いものとされたり、怖がられてばかりだった八戒は初めての経験にすっかりその気になってしまう。猪八戒とは対照的に他の皆は姉妹たちの本意がどこにあるのか量りかねていた。 そんな時、露天風呂の周りが一転してかき曇り、風呂が奇妙な色でぐつぐつと煮えたぎり始めた。湯煙の向こうにおどろおどろしい衣装を身にまとった男、妖泉大王(及川光博)が現れる。 果たして、妖泉大王とは何者なのか、八戒の初恋は叶うのか。そして一行は無事天竺へと進めるのか…。
いつものように孫悟空(香取慎吾)、三蔵法師(深津絵里)、沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)らが歩みを進めていると、凛凛(水川あさみ)が孫悟空にちょっかいを出してくる。じゃれている間に突如凛凛の姿が消え、大きな寺院が現れる。夢現寺と呼ばれる寺の前に行くと円仙(近江谷太朗)が立っており、しかも三蔵法師らご一行を待っていた、と語ったので皆驚いてしまう。 この夢現寺は、全ての夢が叶う寺であるという。住職の獏念和尚(石井愃一)も現れ、勧められるままに、風変わりな寺とは思いながらも素直におもてなしを全て受け入れてしまう。絢爛豪華な大広間に見たことのないようなごちそうや酒が並んでおり、三蔵の注意も聞かずに皆、酒にまで手を出してしまう。 おなかも満たされ皆眠りにつき、それぞれ夢を見ている中、昼寝をたっぷりと取ってしまった悟空だけは眠れずにいた。 翌朝、眠りから覚めた皆の様子がおかしい。母、恵泉(伊藤蘭)の夢を見たという三蔵法師の様子までおかしい。この夢現寺にはどんな真実が眠っているのか…!?
孫悟空(香取慎吾)、猪八戒(伊藤淳史)、三蔵法師(深津絵里)たちが沙悟浄(内村光良)の頭の皿を話題にしながら旅をしていると、ようやく町が見えてきた。さっそく町の料理店に入る一行。だが、その店は激辛料理専門店で、メニューは辛さ満点の品ばかり。悟空たちが、なるべく辛さの少ない料理を頼むと、隣の席から小馬鹿にするような笑い声。見ると、巨漢の岩傑(武藤敬司)が激辛料理をほおばりながら、悟空たちの注文を笑っていたのだ。悟空は、三蔵の制止も聞かずに負けずと激辛料理を注文。すると、岩傑がさらに辛いものを注文と激辛合戦がエスカレート。2人はともに耐えられない辛さまで挑戦して引き分けた。 岩傑が店を出て行くと、悟空は安心して水を注文。だが、店主は一杯の水に法外な値をつけていた。とても一行が払える値段ではないと、悟空が文句を言っていると八戒が店の貼り紙に気付く。それは、町の腕相撲大会の宣伝で、勝者には桶一杯の水とある。乾きに飢える悟空の闘争本能に火がついた。悟浄は、もう一枚の貼り紙に見入る。指名手配の人相書きで、女の妖怪が書かれていた。 悟空たちが、腕相撲大会の闘技場に行くと早くも町の猛者が集まっている。その中に、瓢箪から水をがぶ飲みする凛凛(水川あさみ)がいた。悟空は凛凛に水を要求するが、飲みたければ大会で優勝しろと断られる。そして、凛凛は大会の主催者がお水様(半海一晃)という祈祷師だと悟空たちに教える。お水様は、枯れた町にどこかから水を運んできて人々に分け与えるため、町人たちにあがめられているらしい。そんな話をしていると、料理店で出あった岩傑も現れた。岩傑を取り囲むように、たくさんの子供が父の健闘を祈っている。凛凛は、岩傑が男手ひとつで子供たちを養っていると言うのだが、悟空は対抗心むき出し。 大会が始まった。悟空の対戦者は、ばったばったと倒されていく。一方、岩傑も敵無しの勢いで勝ち進み、決勝戦は悟空との戦いとなった。喉の渇きに苦しみながら父を応援する子供たちを見た三蔵は、悟空に決勝では岩傑に勝ってはいけないと忠告する。しかし、負けることが大嫌いで、しかも水が懸かった勝負を放棄できる悟空ではない。変わらぬ闘争心で決勝に挑む悟空。だが、三蔵は試合中に緊固経を唱え、悟空を負けさせてしまった。三蔵は、子供たちに祝福される岩傑の様子を満足そうに見ている。 料理店に戻った悟空は、三蔵への不満たらたら。と、そこに勝利品の桶を抱えた岩傑がやって来た。中には、半分ほど水が残っていた。岩傑は、半分を子供たちに飲ませたと悟空に謝る。岩傑は子供たちを気遣い自分は水を飲んでいなかったのだ。そんな岩傑に悟空が水を差し出し、二人は和解した。 悟空と心を通じさせた岩傑は、自分や町の話を始めた。岩傑によると、自分たちは元は漁師だったが、いつの間にか川が干上がり、井戸も枯れてしまったと言う。そこに、お水様が現れ、どこかから水を都合してくれることで助かっていると。そして、岩傑は水不足の原因はこいつだと店の人相書きを促した。井戸の底の水源に妖怪が棲みつき、水を封じているのだ。岩傑たちも幾度か妖怪に挑んだが、全く歯が立たなかったと言う。悟空たちは、水をせき止めている妖怪、金魚(須藤理彩)の退治を請け負うこととなる。
いつものように天竺目指して旅をする孫悟空(香取慎吾)、沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)、三蔵法師(深津絵里)たち。山道に差し掛かった時、用を足そうとした悟空が木に引っかかった荷物のようなものを見つけた。悟空は、中を見てビックリ。入っていたのは赤ん坊。三蔵のもとに報せに行くが、悟浄や八戒は悟空の子供ではと疑いの眼差し。いつの間にか現れた凛凛(水川あさみ)からも疑いの視線を投げられる悟空。そんな一行の前に、新たな町が見えてきた。 色鮮やかな刺繍の布を置く店が軒を連ねる町で、赤ん坊の親を探す悟空。と、純純(吉武怜朗)、明明(松尾瑠璃)兄妹が、童童(渕上孔貴)と呼びながら悟空から赤ん坊を奪った。目を離した隙に、鷹に弟の童童をさらわれたという純純は、助けてくれたお礼をしたいと一行を自分の家へと誘う。悟空と八戒は、素直に誘いに乗るのだが、悟浄は何やら警戒していた。悟浄は、町に入ってから大人の姿を見ていないと三蔵に告げる。その時、家の中から自分が町の町長だと話す純純の声が聞こえてきた。 家の中でもてなしを受ける一行。悟空が純純に大人たちがいない訳を尋ねると、この季節は全員狩猟に出かけていると言う。その間、子供たちだけで町を守っているが、大人がいないため争いごともなく平和に過ごせると純純。三蔵と悟浄は一理あると頷くが、悟空は両親に会えなくて淋しくないかと当然のように尋ねる。明明は、純純の顔色を気にしながら淋しくないと反論。そこに、純純の仲間、雲呑(松岡和暉)がやってきた。隣町に刺繍を売りに行こうと、純純を誘いに来たのだ。悟空は、純純の留守中の明明と童童が心配。そんな様子を見た八戒と悟浄は、純純の留守中、悟空が面倒を見ればいいと言って三蔵を促し、自分たちは町外れの廃寺に泊まると家を出て行ってしまう。 残された悟空は、2人の世話にてんやわんや。泣き止まない童童のために凛凛から聞いた母乳代わりになるという天上界の果物、迦乳果を老子(大倉孝二)の庭園まで取りに行ったり、明明の食事の面倒を見たり。ようやく、2人が寝静まり悟空も寝ようとしたところ、悟浄、八戒、三蔵が相次いで差し入れに現れ、再び童童が泣き出してしまったり…。 翌朝、純純が戻り、寝不足の悟空ともども一行は、旅の歩みを進めようとする。すると、山道で雲呑が荷物を抱えて歩いている姿を目撃。雲呑は、あたりを気にしながら、ほこらへと入っていく。気になる悟空たちが、後を追ってほこらに入ると、中はまるで蟻の巣のような幾つもの狭い通路に分かれていた。悟空と八戒、三蔵と悟浄。一行は、二手に分かれて雲呑の行方を追う。悟空チームが進んで行くと、小さな牢獄のような部屋がたくさん並ぶ空間に出た。よく見ると、各部屋には大人たちが入っている。と、ある部屋の前に雲呑がいた。身を隠した悟空チームが様子を伺っていると、雲呑は両親に差し入れをしにきたらしい。雲呑は、両親と一緒に暮らしたいと訴えている。そこに、ひとりの夫人が現れた。紅蟻夫人(高橋ひとみ)とは、何者なのか? そしてこの町を孫悟空たち一行が救うことはできるのか?
とある寺院の外で焚き火を囲んで話す三蔵法師(深津絵里)と沙悟浄(内村光良)。悟浄は、旅を続けるために精をつけるため鶏でも食べようと三蔵に勧める。しかし、三蔵は仏に仕える身と首をふる。そんな仏の道を孫悟空(香取慎吾)と猪八戒(伊藤淳史)も、ようやく理解してきたようだと悟浄に話す三蔵だが…。 その頃、寺の広間では悟空と八戒が三蔵に隠れて鶏を食おうと苦戦中。食われてたまるかと逃げ回る鶏を、得物を持って追いかける悟空と八戒は、過って寺の観音像を殴り、その腕を全て落としてしまった。三蔵に知られてはまずいと、壊れた観音像を隠そうとすると悟浄に見つかってしまう。困った悟空と八戒は、悟浄の口を封じようと袋に詰めて、寺の裏にある怪しげな森に投げ捨ててしまった。 悟空と八戒が広間に戻ると、三蔵が入ってくる。観音像に感服する三蔵だが、どうも悟空と八戒の様子がおかしい。そこに、凛凛(水川あさみ)が勢い良く入ってきた。悟空と八戒は、悟浄の仕業と三蔵に説明。その悟浄が裏の森に逃げたと言うと、凛凛が話に割って入る。悟浄が森の中に入ったとしたら、まずいことになると凛凛は言うのだ。三蔵がわけを聞くと、凛凛は伴ってきた修周(成宮寛貴)を招じ入れる。近くの村で王室の鳥飼をしているという修周は、裏の森は人を食らう森だと一同に話す。 慌てて悟浄の姿を森へと捜しに行く一行。しかし既にその姿は無かった。 広間に戻ると、修周はこの辺りを治める森桜国の兵隊も森に入って一人残らず姿を消したと言う。修周は森桜国の姫、冥蘭(釈由美子)を妖怪がさらって森に逃げたため、兵隊たちは追いかけ、そして姿を消したというのだ。姫を助けに森に入ると修周が決意を語ると、三蔵は助太刀を申し出た。悟空と八戒は、いやいやながらも三蔵、修周と森へと分け入っていくこととなるのだ。歩みを進める内に、お互い気に食わなかったはずの悟空と修周の間には次第に友情が育まれていくのだった。
<幽霊の国> 天竺に向け旅を続ける三蔵法師(深津絵里)一行。肝心な時に必ずと言っていいほど一行のもとに現れる凛凛(水川あさみ)はもうすっかり仲間のようになっているが、孫悟空(香取慎吾)だけはそんな凛凛の仲間ぶりに納得がいかない。 危険な夜道を行く間に、ちょっとしたことから孫悟空と凛凛は口論となり、孫悟空は凛凛を追い払ってしまう。孫悟空は他の皆からひんしゅくを買いながらも歩を進め、一行は薄気味悪さ漂う寺にたどり着く。夜もふけており、一行は恐る恐る寺にて一夜を明かすこととする。 またまたトイレに行きたくなってしまった孫悟空は幽霊(手塚理美)を見てしまう。逃げる孫悟空、追う幽霊。三蔵らを巻き込み逃げ惑うがついに皆幽霊に追いつめられてしまう。迫り来る幽霊。とその姿を見て驚く。普通のおばさんのように見える幽霊は、凛凛を抱きかかえており、凛凛はひどい顔色で苦しんでいた。 幽霊は「この福永国の王妃、蓮歌である」と名乗る。妖怪に襲われ井戸で死んでしまった蓮歌の霊は井戸に封じ込められ、その封じ込めていたお札を、凛凛がはがしてしまった。そのため凛凛に呪いがかかり、その代わりに蓮歌がこの世に出てきてしまったというのだ。蓮歌は孫悟空に、王の大福(酒井敏也)や王子の中福(金子裕太)、小福(佐野剛基)たちに自分の身の上を伝えるため協力してほしいと懇願する。 凛凛の呪いを解く鍵を見つけるため、と蓮歌の依頼に応えることにする一行。王妃の住んでいた宮廷を訪ねるとさらに驚く事態となっていた。なんと蓮歌と瓜二つの王妃が王や王子たちと何もなかったように暮らしているのである。 一体何が起きているのか。
<時の国> 天竺への旅の途中、孫悟空(香取慎吾)一行は、断崖絶壁の山道にさしかかる。恐る恐る進む沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)、三蔵法師(深津絵里)に悟空のいたずらが炸裂した。みんなの恐怖心をあおろうと、崖から突き落とす真似をしたり、如意棒を振り回す悟空。ついに怒った三蔵たちは、悟空を縄で縛って先を急ぐ。 三蔵、悟浄、八戒は、とある町に着き、食堂に入った。しかし、店内の様子がおかしい。店にいた全ての人が、不自然な形で静止している。不思議に思いながらも、悟浄と八戒は目の前にある食べ物に食らいつく。三蔵が、二人を止めようとしたその時…。三人とも、他の人々と同じように静止してしまった。すると動けるものの陰が…紅孩児(石井正則)だ。 紅孩児は何者かに三蔵を捕らえたことを報告すると、自分も一口ぐらいと三蔵に食いつこうとする。三蔵危うし! の刹那、凛凛(水川あさみ)に縛を解いてもらった悟空が店に来た。すぐさま紅孩児を軽くこらしめた悟空は、時を元に戻させる。しかし、ここでも悟空がいたずら。そのため、時が動き出した悟浄と八戒は混乱。またしても悟空の仕業ともめている隙に紅孩児は、煙とともに姿を消してしまった。 逃げる紅孩児を見た凛凛は、彼の正体に気付く。凛凛によると、紅孩児は時を自在に行き来出来る妖怪。つまり、紅孩児が過去に戻って何かをしかけたら、現在の自分たちには防ぎようがないのだ。悟浄、八戒、三蔵は心配になるが、何も起こらない。それならばと、悟浄、八戒が先ほどのいたずらを戒めようと悟空に向かうと…いつもなら、すぐさま歯向かう悟空が、許しを請うて怯えているではないか。 悟空は、優しくひ弱になってしまっていた。凛凛は、紅孩児が過去に戻って悟空の肝っ玉を抜いたからだと言う。そのため、いたずらで暴れん坊の気質が無くなってしまったのだ。しかし、今までの旅を思い返すと、悟空の暴れん坊気質でどれだけ迷惑をかけられたか…。このままの方が良いのでは? と、悟浄と八戒。だが、三蔵と凛凛は暴れん坊の悟空にも良いところがあったと反対。元に戻すため、老子(大倉孝二)の力を借りることに。 老子を呼び出した凛凛は、時を行き交うことを可能にするキトキトの壷を手に入れる。そして、三蔵に危険なことはさせられないと言う悟浄と八戒が、悟空の肝っ玉を取り返すため壷の力で時間の旅に出た。 暴れん坊の悟空を嫌う悟浄と八戒は、時間の旅で何を見るのか? そして、悟空の肝っ玉を取り返せるのか?
<花の国> 旅の途中、一行はそれぞれに母を思い感傷に浸っているが、岩から生まれた孫悟空(香取慎吾)だけはそんな皆の気持ちに共感できずにいた。歩いている一行の前に、山の風景には不釣合いな少女が姿を現す。いきなりあわてて逃げ出す少女を不思議に思い追いかけると洞窟の穴を見つける。一行はここで一夜を明かすこととする。 洞窟に入ると、そこには色鮮やかな花が一面に咲き誇っていた。家のようなものが見え近づくと、先ほどの少女、翆香(菅野莉央)が立っていた。翆香は驚くべき言葉を発する。孫悟空に向かって「お兄ちゃん?」と声をかけたのだ。孫悟空のことを、5年前に峠から落ち記憶をなくし出て行ってしまった典進だと説明する。父親、典直(田窪一世)は、孫悟空に対し、母の翆玲(いしだあゆみ)は典進がいなくなってからというもの不治の病に倒れてしまったと語りかける。それは美人花という花が体の中に咲き、肺に根を張って毒を吐く、という恐ろしい病気なのだった。病に臥す翆玲を不憫に思った三蔵(深津絵里)は悟空に病を治すというホロホロ草を取りに行くよう命じる。がその瞬間、母の翆玲が声を上げた。 これはすべて罠であり、ホロホロ草が生える峠には三蔵一行の命を狙い待ち構える妖怪がいる、というのである。その妖怪の名は混世魔王(松重豊)。沙悟浄(内村光良)が昔仕えていた妖怪であり、名前を聞くだけで沙悟浄は震え上がってしまう。罠と知ったものの、不治の病にかかっている翆玲の優しさに触れた悟空はホロホロ草を取りに行くことを決意する。三蔵も賛同するが混世魔王の恐ろしさを知る沙悟浄は何となじられようとも腰が立たないのだった。 沙悟浄を置いて悟空たちは強大な力を持ち、おびただしい数の妖怪の軍隊を持つ混世魔王に戦いを挑みに行く。一方、残った沙悟浄の元を訪れる者があった。なんと混世魔王そのものだったのだ。果たして悟空たちに勝ち目はあるのか。沙悟浄の運命は。
一体、天竺に近づいているのだろうか? そんな不安を胸に押し込めながら進む一行の前に美女が現れる。と同時にまたもや孫悟空(香取慎吾)は尿意をもよおし、飛び出してしまう。 玉英(眞野裕子)と名乗る美女は驚くべきことを口走る。なんと天竺に行ってきたというのである。すっかり心奪われてしまう一行。 一方、離れて用を足していた孫悟空は遠くから異変に気づき皆のもとに戻ると、なんと沙悟浄(内野光良)と猪八戒(伊藤淳史)は倒れ、三蔵法師(深津絵里)の姿がなくなっていた。悟浄と八戒を抱えて近くの宮殿に助けを求める悟空。 宮殿にいた鶴林(谷津勲)の説明によるとこの王国は妖怪の国、滅法国といい、姫様の婚礼の準備に追われている真っ最中だという。しかも続々と運び込まれてくる貢物の中に坊主が一人いた、というのだ。そこに運び込まれてきたのはまさしく三蔵法師だった。三蔵を助け出そうとする孫悟空と妖怪たちがもみあっていると、そこに女王である羅刹女(大地真央)と姫様が入って来る。 様々な陰謀がうごめく中、果たして一行たちは天竺へたどり着けるのだろうか。力を合わせありとあらゆる妖怪をこらしめ、やっとここまで来た一行はここで旅をやめてしまうというのか!?
天竺へ妖怪は入れない、という衝撃的な事実も受け止めた上でさらにナマカの絆を深めて天竺へ歩みを進める一行。 孫悟空(香取慎吾)、沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)らがいつものように水をめぐってもみあっている姿を見ても三蔵法師(深津絵里)は、もはや注意することはなかった。これまで一緒に乗り越えてきたこの旅は皆の心に報いることができるのか、その思いで一杯だった。 そんな中、一行がやっとの思いでたどりついたのは荒れ地。とそこへ貧しいものたちが一斉に食べ物を求め一行に群がってきた。もみくちゃにされている間になんと、三蔵法師が連れ去られてしまったのだった。と同時に悟空、悟浄、八戒らはいつの間にか縄で棒に縛られていた。果たして三蔵はどこに連れ去られてしまったのか。 また、天竺で三蔵を待ち受ける赤雲(山下真司)、李玉(篠井英介)ら僧侶たちの狙いが遂に明かされようとしていた。 天竺へ無事にたどり着いた一行は、彼らの本当の目的を一体遂げることはできるのだろうか。そして謎の男(堺正章)とは一体何者なのか。
小さい頃大好きだった&記憶に残ってる映画No.1かもしれない。
改めて見返してみたら、なんでそんなにハマってたのか分からないぐらい、同じことの繰り返しで(そらそう)、まあでも子供でも分かりやすい内…
1人の若き僧侶と3人の妖怪が歩いて天竺まで経典を取りに行く。
砂漠の砂の色が綺麗!でもそれよりも深津絵里さんの肌色の方が綺麗とかどういうこと?紫外線が存在しない世界なのかも😂
あと顔を撮りやすい…
再放送してたので初めて見てみた👀
『なまか』可愛い😊
スリット美香子(高橋ひとみさん)がスパイディみたいなポーズで、楽しそうに酸出しててニヤニヤしてたら最終回にはミラクル三井(篠井英介さん)まで出…
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