ハッチング―孵化―に投稿された感想・評価（★4.1 - 5.0）

「怪物を育てたのは私」
大会で優勝することを母親から強く期待される娘。幸せ家族を動画で配信しながら裏で不倫する母親。それに気付いててスルーする父親。父親にそっくりの風貌であまり大切にされてない弟。
…

これはかなり良かった。北欧映画の終始曇り空みたいなテンションの低さ、けっこう好きかも。

人間のエゴ、大人の未熟さやズルさ、子どもの残酷さ、少女が大人になるまでの混沌とした時期をこういう風に表現する…

端的に言うと「毒親によって負の連鎖が受け継がれてしまう」話。自分の問題から目を背けるために他者の事に関心を向けるのはアダルトチルドレンあるある。闇深な問題抱えてる人に限って、身近にいる"監護を要する…

毒親の反面教師で抑制し続けた悪が、とあるキッカケで爆誕した卵にすべて乗り移ってしまった的な。冒頭は「幸せな家族」を描いているんだけれども、冒頭から気持ち悪いんよね、本当に。ラストの母親、表情が変わっ…

なんやこの胸騒ぎ。
単に怖いとかやない気持ち悪さとか不気味さ。次の展開が気になり続けてずっと見入ってた。

ビジュが最高にキモいし、映像綺麗なんが余計キモさを際立たせてる。

このおかんめっちゃ嫌い…

画面がずっと汚いホラー映画。承認欲求モンスターの毒親が凄まじい。デリカシーのないスーパーヴィラン。「道具に気をつけてと言ったのに」というセリフすらも道具＝娘と自動的に変換されてしまうぐらいの闇。しか…