セクハラって怒りよりも悲しさが勝つよな
今まで色んなセクハラ受けてきたけど、毎回相手に対して怒りが芽生えるより先に、「セクハラされやすいのは気が弱そうに見える自分のせいなんかな」って自己嫌悪が酷くなったしずっと泣いてた
だから監督の経験ってこともあって、主人公の反応はすごくリアルやし絶望した

『悪いヤツほど出世する』

『アシスタント』のパイロット版みたい。
忙しくて時間がない人には本作を鑑賞することを薦めたい。

ラストシーンにおいては、セクハラを告発した相手と尚も職場で働かなければならない環境がリアルっぽくて痛恨の極みです。

その際に、相手を感じないように、肘をついて自分の顔を隠す仕草は妙にリアルっぽくて万感の思いがしました。

ダブルスピークは、セクハラ上司や法務部職員、同僚女、そしてセクハラを受けた後すぐに言い出せなかった自分と暫くしてようやく言い出せるようになった自分のことだと思いました。

生々しい。社会の女性への不条理な仕打ち。勇気も容易く蹂躙される。
ラストシーンなんか撮り方も的確だし心理描写をこれでもかと訴えかける。
家族（母）との描写をさりげなく入れることで主人公の女性をさらに惨めに惨たらしくみせる演出かは知らないが上手いなと。
関係ないが短編は超ミニマリズムで作ることが一つ重要だと学びました。余計な事はせず全てを語ることだと。