てくのすけ

怪獣総進撃のてくのすけのレビュー・感想・評価

怪獣総進撃(1968年製作の映画)
3.0
『ジュラシック・パーク』に先駆けること25年、小笠原諸島の島に怪獣を集めて「怪獣ランド」として管理するというのが面白い。人気怪獣総出演のお祭り的雰囲気だけではなく侵略宇宙人との駆け引きや宇宙と地球を股にかけた活躍と人間も頑張ってる。腕振り回してやたら元気なゴジラかわいい。

特撮が凄いんですよ。マンダが絡みつくシーンとかキラアクの宇宙船が横穴に飛んで入っていくシーンとかどうやって撮ったんだろう?怪獣視点から見下ろしたり目の前をゴジラが歩いていったり工夫を凝らしたカットは『パシフィック・リム』を思わせる。宇宙空間で炎が出たり、敵地潜入に超目立つ赤い帽子被ったりはご愛嬌。

登場怪獣11体。頑張ったで賞をあげたいアンギラス、糸と糸の競演モスラとクモンガ、やたら活躍するゴロザウルス、結果フルボッコされるキングギドラ、樹木希林にクリソツのミニラ等々。顔見せ程度でほとんど活躍しないのもいるとはいえ、こんだけ集まるともう鳴き声がうるせーったら。お祭りです。
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