謎めいたまま進む話は結構面白いし、なかなかに手に汗なスリルもある。もちろんステイサムは最高で、一対多の格闘や自転車爆走や列車アクションなどなど。上着脱がせを重ねて2回目はシャツまで脱ぐとか、水中ピンチとか、ムカつくヒロインが途中から凄く可愛くなるのも良い。彼女の首のタトゥーが漢字で「安」というのもまあご愛嬌。
しかし。監督がオリヴィエ・メガトンという時点で覚悟はしてたが、あまりの細かいカット割りにせっかくのコーリー・ユン演出のアクションが台無し。ステイサムの流れるような動きも細切れにされて何やってるのかよく分からないところも。セーム・シュルトまで出てるのに……。色々と勿体ない。
