
友⼈とエビフライパーティーをしている静岡スミコはふと思う。⾃分の感覚がいつの間にかひどく曖昧なものになっている。何が猛烈に好きで何が耐え難く嫌いか、何を⾯⽩く思っていて何を喋りたいのか、そのどれをもちっとも感じられないまま⼈⽣を過ごしてしまっていると。それからのスミコは⾃分と会話しながら⽇々を過ごす。実家にいる猫のおこげが彼⼥にとってとても⼤事である。馴染めない空間に馴染もうと挑んだ後は、美味しいチョコを⾷べる必要がある。⽩いスキニーを履いてパンツが透けている⼈が気になる。⼆⽇酔いで昨⽇のことを思い出すはずが、思い出す必要のないところまで思い出してしまう。くしゃみをすると⿐⽔が出ることを意味わからないなと思う。⼤学を卒業して⼊社した会社を4ヶ⽉でやめたスミコ。新⽣活の中で、⾃分がたしかに思っていることをたしかに思っているな と思いながらすごそうとしている。
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