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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスターの作品紹介

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスターのあらすじ

19世紀半ば、ニュージーランドの孤島。エイダは父親の決めた相手と結婚するために、娘のフロラと1台のピアノと共にスコットランドからやって来る。「6 歳で話すことをやめた」エイダにとって、ピアノは声の代わりだった。ところが、夫になるスチュアートはピアノを重すぎると海辺に置き去りにし、先住民との通訳を務めるベインズの土地と交換してしまう。エイダに惹かれたベインズは、ピアノ 1 回のレッスンにつき鍵盤を 1 つ返すと提案する。渋々受け入れるエイダだったが、レッスンを重ねるうちに彼女も思わぬ感情を抱き始める――

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスターの監督

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスターの出演者

原題
The Piano
公式サイト
https://www.culture-pub.jp/piano
製作年
1993年
製作国
オーストラリアニュージーランドフランス
上映時間
121分
ジャンル
ドラマ恋愛音楽
配給会社
カルチュア・パブリッシャーズ

『ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター』に投稿された感想・評価

kuu

kuuの感想・評価

3.9
『ピアノ・レッスン』4Kデジタルリマスター
原題 The Piano
製作年 1993年。上映時間 121分。
劇場公開日 2024年3月22日。
その他の公開日:1994年2月19日。
(日本初公開)
ニュージーランド出身の女性監督ジェーン・カンピオンが、1台のピアノを中心に展開する三角関係を官能的に描き、第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた恋愛ドラマ。
オーストラリア・ニュージーランド・フランス合作。
第66回アカデミー賞ではエイダ役のホリー・ハンターが主演女優賞、娘フローラ役のアンナ・パキンが助演女優賞、カンピオンが脚本賞をそれぞれ受賞した。
ジェーン・カンピオン監督はエイダ役に当初シガニー・ウィーバーをイメージしていたそうだ、この役に惚れこんだホリー・ハンターが熱心に売り込み、また彼女がピアノを弾けることもあって、出演が実現したんやって。
2024年3月、4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開。

19世紀半ば。
エイダはニュージーランド入植者のスチュアートに嫁ぐため、娘フローラと1台のピアノとともにスコットランドからやって来る。
口のきけない彼女にとって自分の感情を表現できるピアノは大切なものだったが、スチュアートは重いピアノを浜辺に置き去りにし、粗野な地主ベインズの土地と交換してしまう。
エイダに興味を抱いたベインズは、自分に演奏を教えるならピアノを返すと彼女に提案。仕方なく受け入れるエイダだったが、レッスンを重ねるうちにベインズにひかれていく。

ジャングルの中をマオリの案内で進むシーンで案内役のマオリの男が
『あんな所、生きて通れねえっ!』
と日本語で云っているように聞こえる空耳爆笑小ネタ部分もハッキリ耳にしました。
なんでも『探偵!ナイトスクープ』で紹介され注目されたそうな。
15分50秒前後ですが、余談のよだんながら本当はマオリ語で
『あそこはあなたの向かう道ではない(Ana to huarahi kite kore.)』と云ってる。
与太噺はこれくらいにして、今作品を最初に観た時はまだ映画に不慣れで今よりも無知ゆえか、かなり誤解して解釈してたようです。
今作品の記憶としては、ずっと、スローで薄暗いという言葉を深遠と、深遠の代名詞とするような長い映画やったと、また、今作品が天才的であると自分の心を納得させようとする映画、あるいは、エリート主義者の嗜好を満足させ、その偏ったベースでゴールデン・パーム映画(カンヌ国際映画祭の最高賞であるゴールデン・パーム賞を受賞した映画)を意図した一種の似非フェミニスト映画だと思っていた。
しかし、一体何を知っていたんやろ。
今作品は、改めてオッサンになり鑑賞したら、映画ではめったにお目にかかれないような熱気と情熱に満ちた、ストレートなロマンスなんやと感じた。
今作品のように主人公に感情移入させられる映画は少ないし、それはジェーン・カンピオン監督の感性の豊かさを物語っていると思う。
19世紀のちっぽけで無口な女性が、愛と情熱についてこれほど巨大で、しかも大声(彼女は唖やし比喩です)で発言を間接的に語るとは、誰が想像したやろう。
かなり現代的。
ジェーン・オースティンのような人物を期待して、原作者の現代性を褒めようと思ったが、オリジナル脚本であることを知った。
カンピオン監督がやったのは、これらの文学の古典から多くの身近なトピックを集めつつ、フェミニストのヒロイズムという個人的なアイデアに吹き込んだことであり、それが成功しているのは、エイダがカンピオン監督とホリー・ハンターによってとんでもない作品に仕上がっているからやと。
世界の端っこで、彼女との結婚を受け入れたのは、叔母(ケリー・ウォーカー)と頭の悪い使用人たちとともに移住してきたスチュワート(サム・ニール)という名のお堅いイギリスの地主(このような湿地帯の泥沼を土地と呼べるなら)である男性だけやった。
ニュージーランドの部落の中にイギリスの小宇宙を再現した彼は、結婚という幻想を再現する必要がある。
しかし、エイダとフローラが水夫たちに浜辺に運ばれていく冒頭から、彼らのか弱い体が文字通り泥の中に沈んでいく様子まで、これはとても厄介な設定であり、この種の素材では物事が期待通りには進まないという合図がある。
時代劇やイスマイル・マーチャントとジェームズ・アイボリー作品に見られるような質感はあるけど、人間が進歩や文明の足跡をほとんど残せない領域である。
エイダがその概念を体現しているのは魅力的やし、この女性は、6歳のときに無言になるまで沈黙することを選んだ。
彼女は家父長制に反旗を翻し、その緘黙は彼女の性格の一部であり、スチュワートが結婚したであろうどんな "普通の "女性よりもそれを備えている。
しかし、彼は彼女の緘黙を誤解し、彼女の唯一の貴重品であるピアノをマオリ原住民が運べないという理由で浜辺に捨てるという最悪の過ちを犯してしまう。
スチュワートはエイダを誤解していた。彼はフローラがエイダの気持ちの翻訳者だと思っていたのだが、フローラは自由奔放な天使で(ほとんど文字通り)、母親と一緒にどこにでもいる必要はない。
しかし、エイダを理解するということは、彼女の音楽を聴き、ピアノへの愛を理解することと云える。
スチュワートはエイダを尊敬していたが、エイダを理解する者が彼女の心をつかむことができた。 ジョージはマオリ族のタトゥーが顔に入った冒険家で、エイダがピアノを弾くのを初めて聞いたとき、自分が彼女にどうすれば届くかを理解する。
彼はスチュワートに土地を売り、それと引き換えにエイダからピアノとコースを譲り受ける。
エイダは、コースが1つ終わるごとに、象徴的に黒い鍵盤を1つずつ手に入れ、カウントダウンが終わるとピアノを引き取るという、駆け引きの大きさを知るまでは渋々だった。
これは、ベインズとエイダの間の権力の移動がピンポイントでわかる、最近で最も強力なエロティックな関係の始まりである。
彼が彼女の首筋に触れるためだけに値段を吊り上げる瞬間があり、その後、彼女がスカートを上げられるように鍵盤を3つ渡すと、彼女はショックを受けるが、5つを提案し、4つに落ち着く。
どちらも力を持っており、ピアノはおとりに過ぎない。
女性が祝福することによってのみ男性が優位に立つ関係を描いたのは、フェミニズムを前提とする映画作家の功績かな。
彼女は自分のことを淫らな女だとは思っておらず、ベインズの魅力的で不器用な方法を評価しているだけ。
そして、カンピオン監督が云ったように、男の極端な男らしさが女の極端な女らしさを現すこともある。
今作品は、ピアノが彼らの目を開かせるまで、あまりにも長い間自分の感情を抑圧してきた登場人物たちの物語と云える。
マイケル・ナイマンのビタースウィートなスコア、アカデミー賞を受賞したハンターとパキンの巧みな演技、そして、カンピオン監督の示唆に富んだ脚本、彼女の知的で繊細な演出、特にフローラが天使のように振る舞い、非現実的なほど賢くなかったり、マオリ族が白人と対等な立場で描かれたり、女性がトイレに行くような最も単純なことをするのがいかに大変であったか、といった細部にまで気を配っている。
今作品はメランコリックで、魅惑的で、心を揺さぶるが、インスピレーションを与えてくれました。
桃龍

桃龍の感想・評価

3.5
ネコ踏んじゃったすら弾けないけど、ピアノが好き。
だからピアノの映画も好きで、今月は『海の上のピアニスト』と『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』を劇場で満喫した。
さらに見逃してたこの作品がリマスタされ、楽しみにして劇場へ向かった。
が、こんな映画なのかと驚いた。
ピアノだけが題材ではなく、言語障害、ニュージーランドの先住民、三角関係などが絡み、なんか消化が難しい。
そのせいで、音楽そのものはさほど印象に残らなかった。
netfilms

netfilmsの感想・評価

4.2
 波が時化るニュージーランドの海に一艇のボートがようやく上陸する。母子は微妙な海の匂いと長旅の疲れに足元もおぼつかない様子だが、女はピアノの行方だけを見据えている。スコットランドからニュージーランドへ。泥濘の中で家に運ぶことが出来ず、波に打ち捨てられたこのピアノこそはエイダ(ホリー・ハンター)と呼ばれる哀しきヒロインのメタファーに他ならない。女は言葉を失っている。彼女の声を代弁するのは娘フローラ(アンナ・パキン)であり、彼女の感情のざわめきを体現するのはピアノなのだが、入植者のスチュワート(サム・ニール)は彼女にとってピアノがどういう意味を持つのかが少しも理解出来ない。30年前の視点ではそこに気付かなかったのだが、今にして思えばスコットランドからニュージーランドへの船旅の途中でピアノの鍵盤そのものが海風で腐食するだろうし、19世紀の世界線では地球の半周先へのどんぶらこの旅がワンチャン可能だったのかどうかは知る由もない。嫁ぎ先のスチュワートも何だか煮え切らない男で、手鏡越しに彼女の美貌を見るようないわゆる「あまちゃん」で、この島の上層に君臨する人間にはとても思えない。

 30年ぶりに4Kで再見して思ったのだが、スチュワート(サム・ニール)とベインズ(ハーヴェイ・カイテル)のキャスティングは端的に言って逆でも良かった。従来の家父長制の権化的な役を担うのは、マーティン・スコセージなら『アリスの恋』同様に間違いなくハーヴェイ・カイテルだろうし、クエンティン・タランティーノでも同じ判断だったはずだ。然しながら若き日のニュージーランド出身の女流監督ジェーン・カンピオンには典型的なアメリカ映画とは一線を画す異色のキャスティングを行った。然しながら後半の軒下からスチュワートが覗き見る情事シーンはハーヴェイ・カイテルでは違和感ありで(彼ならドアをけ破り正面突破したはず)、この場面のためにあらかじめサム・ニール一択だったという選択だと取れなくもない。途中から母性から少女のような愛へと雪崩れ込むエイダの聖母マリアのような表情に、こまっしゃくれたアンナ・パキンが野を越え山を越えする辺りはツッコミどころ満載なのだが、彼女が覗き見る母親の秘部からのうやむやな性自認を見れば、あのような手紙の応答になるのは必然であろう。LGBTQIA+が肯定的に捉えられる現代の世界線では普通の表現でも、30年前としては完全にホラーなのだ。

 然しながらマイケル・ナイマンによる極めて抒情的でミニマムなスコアはそういった下世話な解釈を一刀両断するような凄まじい芸術映画への素晴らしい返答だろう。今作でジェーン・カンピオンが女性として初めてカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したという事実は史上初めてで無ければさほど意味を持たない。然しながら現在の潮流を見れば、アニエス・ヴァルダやシャンタル・アケルマン、ウルリケ・オッティンガーのような優れた女性監督を前にして、ニュージーランドの女性監督が最高賞を受賞したというニュースのインパクトは大きかった。4Kと言いながら殆どの場面でざらつきを残した4Kにどこが4Kというツッコミは免れないとしても、20世紀の女性映画として凄まじい傑作である。

『ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター』に似ている作品

ピアノ・レッスン

上映日:

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