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カラーパープル

カラーパープルの作品紹介

カラーパープルのあらすじ

優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなったセリーは、父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れてしまう。そんな中、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。そして遂に、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動き出す──。

カラーパープルの監督

カラーパープルの出演者

原題
The Color Purple
公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/colorpurple
製作年
2023年
製作国
アメリカ
上映時間
141分
ジャンル
ミュージカル
配給会社
ワーナー・ブラザース映画

『カラーパープル』に投稿された感想・評価

オリジナルのスピルバーグ版は未見。

1909〜1947 年の南部🇺🇸ジョージア州が舞台。

女性差別がメインテーマ。横暴な父や夫に大切なものを奪われて抑圧され続けて、女だからと物扱いされ、Celine(セリーヌ)と妹Nettyは絆を断ち切られる。

前半は腐った家父長制度にウンザリさせられる。

反旗を翻す女性たちの力強さ、自由と尊厳を取り戻す戦いをミュージカル💃映画のテンプレートで表現している。

一番感動したのは、本場ブロードウェイ女優たちの圧巻の力強い歌唱力と一糸乱れぬ華麗なダンス。

海岸で歌うシーンも👍良かった。

ただ観た後に思い出して口ずさみたくなるキャッチーな代表曲はあるか?と言われたら、あまりない。

また映画も観ている間は感動したが、年間洋画のマイベストテンに入るかと言われたら・・・ギリギリ入らない感じ。

終盤のストーリー展開に意外性や驚きがなかったからかなぁ?
健一

健一の感想・評価

3.5
紫の美しさを感じなければ神も寂しがる。



1985年にスティーブン・スピルバーグが撮った意欲作をまさかのミュージカル映画としてリメイク!
しかもオプラ・ウィンフリーとクインシー・ジョーンズと3人で製作総指揮まで買って出た。

これは あの時の リベンジ?

当時('85)ヒットメーカーとしてハリウッドに君臨していたスピルバーグが冒険もファンタジーもアクションもない超マジメな作品を撮り世に送り出した。
それが本作のオリジナル版の「カラーパープル」。
アカデミー賞では10部門にノミネートされ、更なる『ハリウッドの王(キング)』を目指したが・・・
結果はなんと 1部門も受賞出来なかった。
授賞式翌日。各メディアは
『スピルバーグの高望みは叶わず』
『欲張りすぎたスピルバーグ』
『アカデミー賞狙いが 見え見え だった。』
『アカデミー協会はますますヒットメーカーが嫌いになった』
『この 受賞0 こそ黒人への差別』
などなど。
一時、アメリカ映画界は大混乱になり 賛否両論あったもののスピルバーグは鬼のようにメディアに叩かれてしまいました。😔
あれから38年。
監督賞も2回受賞し、すっかりアカデミーとも仲直りしたスピルバーグが今度はプロデューサーとしてこのリメイク版に参加。

しかし、あれ?

本作は受賞どころか主要部門にノミネートすらされていない。😱
鑑賞前に一気に不安になってしまったのだが・・・
大丈夫かな?


さて本作。 ネタバレあり。


まず第一に。
オリジナル版の事は一旦忘れたほうがいいような気がする。
全く別物として本作を楽しまれたほうがいいような気が 私はした。
で本作。ミュージカル映画としては大変素晴らしいと思います。
ちょっと絶望と悲しみと そして元気ハツラツな歌とダンスという真逆な設定に少々戸惑うが一人の女性の壮絶な半生、人種差別・黒人差別への怒り 憤り もどかしさをこれでもかとリアルに突きつけてくる演出はさすがの一言。
特に歌とダンスは超一級品。これは是非とも映画館の大スクリーンで堪能してほしい。
激しい差別や女性への偏見。絶望から立ち上がる主人公の姿には否応なしにも勇気を与えてくれる。
ソフィアを演じたダニエル・ブルックスが唯一アカデミー助演女優賞にノミネートされたが、シュグを演じたタラジ・P・ヘンソンもノミネートされてもよかったのでは。
素晴らしい作品だったのは間違いないのだが、変な違和感を感じるのも事実。
ちょっと作った(製作した)時期を間違えてしまった。というか遅すぎたのでは?
2000年〜2010年頃に製作したほうがよかったような気がする。
なんかこう、観ていても『今更感』を感じてしまったのは何故だろうか?

『自分らしく生きるとは』みたいな現代人に向けたメッセージも含まれていたのだが、
『いやいや、私達よりあなた達のほうが大変でしょ?』
と心の中でつぶやく自分がいる・・・



2024年 2月9日 公開初日 8:00〜
新宿ピカデリーscreen 2
💺301 席
客入り 30人くらい。

全然関係ない話。🙇‍♂️

1月31日に長きに渡って地元に愛され続けた吉祥寺の映画館『吉祥寺プラザ』が60年の歴史に幕を下ろしました。
初めて訪れ観た作品は これもスピルバーグのマジメな作品「アミスタッド」でした。
屋上にバッティングセンターがあって上映中に『カキーーーーン!』というボールを打つ音が響き渡る映画館で、今となってはいい思い出です。
館主さん、スタッフの方々。
長い間お疲れ様でした。 🥹
kuu

kuuの感想・評価

3.8
『カラーパープル』
原題 The Color Purple 映倫区分 G
製作年 2023年。上映時間 141分。
劇場公開日 2024年2月9日。
巨匠スティーブン・スピルバーグが1985年に手がけた名作映画『カラーパープル』をミュージカル映画としてリメイク。 
ピュリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説と、ブロードウェイでロングランヒットを記録したミュージカル版をもとに再映画化する。
主人公セリー役にはブロードウェイ版でも同役を演じたファンテイジア・バリーノを起用し、『ドリーム』のタラジ・P・ヘンソン、実写映画『リトル・マーメイド』のハリー・ベイリー、シンガーソングライターのH.E.R.らが共演。
また、ブロードウェイ版でソフィア役を演じてトニー賞にノミネートされたダニエル・ブルックスが本作にも同役で出演し、第96回アカデミー助演女優賞にノミネートされた。
製作総指揮にはスピルバーグをはじめ、オリジナル版に出演したオプラ・ウィンフリー、オリジナル版の音楽を手がけたクインシー・ジョーンズが名を連ね、アリス・ウォーカーのピュリッツァー賞受賞小説を原作に新鋭ブリッツ・バザウーレ監督がメガホンをとった。

横暴な父に虐待され、10代で望まぬ結婚を強いられた女性セリー。
唯一の心の支えである妹とも離れ離れになり、不遇な日々を過ごしていた。
そんな中、型破りな生き方の女性たちとの出会いや交流を通して自分の価値に目覚めたセリーは、不屈の精神で自らの人生を切り拓いていく。

今作品は、アリス・ウォーカーの力強い小説に巧みに命を吹き込んだ作品でした。
本のエッセンスを捉えつつ、現代の観客に響く現代的なタッチを吹き込んでいました。
今作品の際立った特徴のひとつは、その豪華キャストかな。
俳優たちは、原作小説に登場する豊かで複雑なキャラに命を吹き込み、非凡としか云いようのない演技を披露していた。
特に、才能あふれる主演女優ファンテイジア・バリーノによるセリーの演技は特筆すべきもので、彼女は作品を通してキャラの回復力と成長を難なく表現していました。
キャスト間の相性の良さが人間関係に信憑性を与え、感情的な旅をより魅力的なものにしてた。
今作品の撮影は視覚的な饗宴やったし、一コマ一コマが丹念に構成され、南部の風景の美しさと、物語の中で象徴的な役割を果たす鮮やかな色彩を捉えていた。
また、照明と影の使い方がさまざまなシーンの雰囲気を高め、視覚的に見事で感情を喚起する体験を生み出してました。
細部にまでこだわったプロダクション・デザインは、観客を20世紀初頭へと誘ってくれ、登場人物の世界に没入感がとてもありました。
脚本は、原作のニュアンス豊かなストーリーテリングを忠実でありながら、より多くの観客が理解しやすい脚本にすることに成功してると思う。 そしつ、テンポはバランスがよく、内省と激しさの瞬間が生まれるれ、台詞は小説の詩的でソウルフルな質を保ち、登場人物のユニークな声と当時の文化的背景を捉えていました。
サウンドトラックは、物語に魂を揺さぶってくれたし、ゴスペル、ブルース、そして、ソウルフルなメロディーをミックスした音楽が、物語の情緒的な深みを高めてた。
どの曲も映画のテーマを引き立てるように注意深く選ばれ、全体的な没入体験に貢献している。
ミュージカル・スコアは、観てる側と深いレベルで共鳴する感覚的な旅を作り出そうとする映画製作者のコミットメントの証なんやろな。
今作品は、その技術的・芸術的な長所だけじゃなく、社会的・文化的なインパクトでも際立っていました。
人種差別、性差別、回復力といった重要なテーマに取り組み、逆境に立ち向かう人間の精神の強さを痛切に思い起こさせる。
物語は、心を痛める瞬間と高揚する勝利の微妙なバランスで展開され忘れがたい印象を残させてくれた。
登場人物のアイデンティティの交差性を探るという監督の選択は、ストーリーテリングに新たな深みを加え、アフリカ系アメリカ人女性の苦闘だけでなく、制度的抑圧という広範な問題をも取り上げてるし、こうしたテーマを物語に織り込むことで、『カラーパープル』は共感と理解を育む強力な手段となっていた。
今作品は、巧みなキャストから見事な映像、痛烈なストーリーテリング、衝撃的な社会的論評に至るまで、この映画はアリス・ウォーカーの作品の不朽の関連性を証明するモンやと思うし、楽しませるだけでなく、挑戦し、鼓舞する映画体験でとても楽しめました。

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カラーパープル

上映日:

1986年09月13日

製作国:

上映時間:

153分

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配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
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