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罪と罰
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『罪と罰』に投稿された感想・評価

ドストエフスキー『罪と罰』のアメリカでの初映画化作。監督は「嘆きの天使」(1930)のジョセフ・フォン・スタンバーグ。主演は「M」(1931)のピーター・ローレ。撮影は「ゲッタウェイ」(1972)のルシアン・バラード。

19世紀ロシア。大学を首席で卒業したラスコリニコフ(ピーター・ローレ)は論文で得た稼ぎを全て貧しい実家の母に送金した。大家から家賃の支払いを迫られて父親の形見の時計を手に質屋を訪ねると、先客の若い娘ソーニャ(マリアン・マーシュ)が骨董の『聖書』を質入れしていた。強欲な女主人が提示する安い金額をしぶしぶ承諾したラスコリニコフは、店先で落とした金を探しているソーニャに会う。娼婦である彼女が飲んだくれの父親に代わって幼い弟妹を育てていると知ったラスコリニコフは借りた金を全て彼女にあげてしまう。。。

短い時間に原作の要素を巧く組み込み、その上でノワール調な演出をかけていて、わかりやすく面白く観る事が出来た。そもそもスタンバーグ監督とピーター・ローレが割と好きなので贔屓目に観たかもしれない。

娼婦ソーニャの登場は原作では後半なのだが、本作では序盤に持ってきたことが特徴。これによってスタンバーグ監督特有の底辺層への眼差しが前編を貫き、原作テーマの一面を強調することに繋がっている。

ピーター・ローレの風貌は原作イメージとは違うかもしれないが、本作の中では良い具合にハマっていたと思う。ラストカット、表情の変化だけでラスコリニコフの心の成長を見せるローレの演技は見事だった。

本作はまずドイツ渡ってきたばかりのローレの主演が決定し、ローレの指名によりスタンバーグ監督に決定したとのこと。二人ともオーストリア出身でナチスドイツからの亡命組である。スタンバーグ監督は前作「スペイン狂想曲」(1934)をもって名タッグだったマレーネ・ディートリヒと決別した。

本作の前向きな終わり方には二人の心情が反映されているように感じられた。
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こんなんだっけ?という簡略版。ピーター・ローレの弁舌滑らかプライド高いのにオドオドした演技は相変わらず上手く、実際の犯行との落差がなんとも目も当てられない。まあ、犯行に使った凶器違うやんけ!と言いたくなるのだが。火かき棒で殺せるか?

そして、心優しいソーニャもなんか結末がコレじゃない感じ。元々物語の大衆性を担保する存在でもあるが、聖書の教え的に国外逃亡でええんか?

全体として🤔うーん、「コロンボ」にありそうな一話という感じ。巨漢の警察署長の顔力!

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