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骨を掘る男
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目次

『骨を掘る男』に投稿された感想・評価

Aki43
3.9
凄すぎます
40年以上、沖縄戦戦没者の遺骨を収集してる具志堅さんのドキュメンタリー作品

沖縄に終戦はありません
まだ、続いてます

二度と戦争を起こさない事
愚かな人類よ
二度と二度と
戦争を起こさない事
Kiki
4.3
「慰霊」

ガマフヤー
具志堅隆松さん 70歳
沖縄のガマで戦没者の遺骨を掘る

撮影・編集・監督🎬奥間勝也

骨の欠片を器用に繋ぎ合わせ、どこの骨でどのような最期だったかを推理し弔う。
40年も続ける慰霊のカタチに感服です。
本当にすごい人って語りが穏やかで話に引き込まれますね。

遺骨が残っている可能性のある鉱山跡地の土砂を辺野古に沈めることに異議を申し立て、市役所前でハンストや抗議演説で反対をするも…無念
それでも具志堅さんは、遺骨を掘り、家族の元へ導く行為を続けるのでしょう。
これからもずっと…。
矢吹
4.1
葬式から、遺骨へ。
顔を知らない人を、いかに知るか。
生きていた人を、いかに想像できるか。
会ったことのない人の死をどれだけ悼めるか。
あと10センチ掘れば、出会えるかもしれない。
沖縄戦で、防空壕に逃げ込んだ人たちは、アメリカ軍が壕の中に投げ込んだ手榴弾や火炎放射機で、なす術もなく戦死した。
たくさんのたくさんの人が。
それでなくとも、かなり直接、戦場となった沖縄の土地には、身元が実際に確認されていないたくさんの方々の遺骨が今も埋まっている。
そこに残されたメッセージ。とまでは、こちらの一方通行な気もするので言わないが、現にそこにある事実と、確かに繋がったコミュニケーション。
28歳の時から65歳の現在まで、骨を掘っている男。
その終わりはない。という。
そしてまた、沖縄の現状。基地開発。
環境保護という観点じゃない、建設、採掘反対は、初めて触れられたかもしれない。
現に戦没者の遺骨がまだまだ埋まっている土地に対して、平気で開発を推し進める日本国政府。
遺族と遺骨への尊重を訴え続ける男。
ハンガーストライキも実際、マジですごい。
観念なき行動は革命には至らないと言いますし、やはりまずは行動こそが思想である。
しかし、どこまで本気か知らないけど、協力すると言ってくれた沖縄県知事の私権を持ってしても、これを止めるのは、無理なのかよ。

全部脳みそから零さず考えたい。
その後ろめたい、せまっ苦しさが、何も起こせないことにつながってる。
何を気にしてるフリをしてるのか。
こだわって。故に広くもって。
我々に開かれて、開かれ続ける、終わりがこないドキュメンタリー。

構成がすごい。かつて戦争で姉を亡くした、90歳近い妹さんの病室に迫るシーンあたりから奥行きが、とにかくすごい。
太平洋戦争の残された、当事者たちは、突然どんどんお年を召していく。
家族の記憶。思い出す瞬間の涙、感情。
人間に出来ること。人間に備わっているはずの能力。を明らかに取り分けて目の前で見せていただける時間。
例えば、
骨の上で暮らしている。という現実を、
知ってるか、知ってないかだけ。
それだけで、急に、この辺の地面を無闇に歩けなくなりました。みたいな会話があったけど、
まさにそのような、当事者意識だけで入れ替わる地と図と言いますか。
気づくか、気づかないか、それだけで、いざ気づいたら、蝉の声しか聞こえなくなる、真夏の意識のような、と言いますか。

一気に、教科書を読んでるみたいな気分だった私に対して、このドキュメンタリーがちゃんと自分の世界と一つになってくれる。現実に戻してくれる。
この作品それ自体の記録を、残すためだけの人々のショット。などもたくさんあって、なんかね、
謙虚で確かな、この監督さん。奥間さん。
わからないものは、わからない。というナレーション。
自問自答と自省。一緒に見つめる視点。を持っていてくれて、嬉しい。

ポイントで挟まれる、蜘蛛とか抜け殻、蝶。
見えないものを知るために、見れるものをよく見ること。閉ざさないこと。
拾い集めた、あの当時の、昔の映像はやっぱり、アメリカ軍が撮ったもの。
現代の人が、この穴蔵で飯食ってトイレもして隠れて生きるのは無理でしょう。というけれど、当時の彼らも、当時の現代の人なんだ。
するしかないんじゃないの。そういう状況が、戦争だってこと。

結局ね、
インスタは本名、エックスは匿名。
でみんなやってる。これが同じSNSでも全く違う文化を作る1番の差であり、見つめ直すべきそれぞれの価値基準だとも思うけど。
世間の声って、何なんだろう。
匿名性だって十分本音を語れる、プライバシー保護の大切なことなのはもちろん、わかってるし、ようは使いよう。このアプリだってだからこそ、オープンなわけだし。
まあ一旦、SNSのことはいいとして。
この世で最も重要な、発明、生まれたもの、なくてはならない、始まりの一つ。
名前。という名前がある。
人間には、名前があって、言語があって。
文字があるから、いつまでも人を想える。
残せる。
声に耳を傾けられる。
戦争で、沖縄で命を落とした人たちの名前。
もしくは、遠いこの地で亡くなった人たち。
または、ソロモン諸島。などなど。
反戦。
2度と起こさないことが、最大の弔い。
こんなことからしかできないけど。

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