米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯の作品情報・感想・評価

米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯2019年製作の映画)

上映日:2019年08月24日

製作国:

上映時間:128分

3.8

あらすじ

「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」に投稿された感想・評価

日本にこんな素晴らしい人がいたとは。沖縄で観た。観終わった後、なんか、涙が勝手に溢れてきて、止まらなかった。沖縄で観たことも大きいよな…
aqua

aquaの感想・評価

3.5
戦後の沖縄史や復帰までの道のりは全然知らなかったので、もっと勉強して改めて観たいと思った。こんなに意思を曲げず、何事にも屈することなく民衆を信じ、そして与え続けることは容易に出来ることではないと思った。沖縄で生まれ育った身として知るべきことがまだまだあると思い知った。
沖縄の戦後史をあざやかに浮き彫りさせるドキュメンタリー。

意外にも、それは注意深く、決してプロパガンダ的にならない。淡々と事実を描写しようと強く試みられているからだ。カメジローの日記にもある「真実は権力を打倒する」という言葉が初志貫徹されているように思う。
ラストシーンの佐藤栄作との答弁は、あえて編集BGMなしの、しかし最もドラマチックに感じられるシーンだ。
yuko

yukoの感想・評価

4.0
2019.10.15 札幌シアターキノ

前作は先行上映で佐古監督のトークも聞くことができて、その後沖縄の不屈館に行き、カメジローさんの娘さんの千尋さんにもお会いできた。
今回も佐古さんのトークの日に行きたかったけど、親知らずを抜く日と重なってしまい、泣く泣く断念。
カメジローさんの人柄、生きざま、家族を思う温かい心。
カメジローさんは今の日本、今の沖縄を見てどう思うだろう。
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.3
今の僕たちにも繋がる問題
米軍が戦後沖縄に持ち込んだ民主主義によって、米軍統治が困難になり、更に、米軍が統治を放棄して沖縄が本土復帰することになったことによって、今度は米軍基地の返還が困難になった…そんな、パラドキシカルな状況…というような説明があったように思う。

民主主義とは、民意とは一体何なのだろうか。きっと教科書の答えは簡単そうだが、この「戦後沖縄」というメガネを通して見ると、沖縄県民の抱える問題は、普天間の辺野古移設にとどまらず、県民の生活そのものに関わる重要な問題だったことがよく分かる。

瀬長亀次郎さんはじめ、多くの人の尽力で自治の範囲は拡大するが、沖縄県民の実に4分の1の血を吸った大地に戦争の戦禍が二度と及ばぬようにとの願いは、本土復帰後にも存在し続ける基地で、まだ道半ばだ。沖縄県民の方には申し訳ないが、やはり、仲井真さんが知事在任中に辺野古移転を承認してしまったことが残念でならない気がする。

だが、この民意を問う闘いの意義は大きい。なぜなら、今、日本のあちこちで民意を問う動きが高まってるように思うからだ。秋田のイージスアショア設置については、先般の参院選でこれに反対する候補が自民党候補を抑えて勝利し、秋田選出の別の自民衆院議員も、これを無理だと表明した。横浜のIR誘致も実に横浜市民の90%が反対を表明している。皮肉なことに、この背後には菅官房長官がいる。菅さんは秋田出身で神奈川選出の議員だからだ。これが現在の自民党の実態で、一部の政権幹部による強権的なところが明らかだ。

僕たちは、沖縄の抱える問題に解決策を全て考えただろうか。基地を一気に失くすことできなくても、少しずつでも可能な方法もあるかもしれない。
跡地の普天間だって、国主導の国内企業と癒着したような話に乗るより、沖縄県主導で、海外資本に解放して、例えば、中東や、中国や、ヨーロッパや、アメリカ資本の施設が出来て、世界のあちこちから人々が訪れれば、そんなところに爆弾なんか落ちやしない。
それだって、立派な防衛だ。
gon

gonの感想・評価

3.8
何も行動出来ない自分が、無知な自分が、恥ずかしくて、涙が出た。
今の日本では『どうか安らかに』って、安らかになれる訳がない。無理。
平和、自由、の意味、いつから、ずれてしまったのだろう。
沖縄で犠牲になった人々に報いる道は、険しくて長い。
本当に『安らかに』と、心から願える世界になってほしい。
カメジロー氏の不屈の生涯、心に留めて、精一杯わたしなりの道を見つけて、生きたい。
とても丁寧に作られた作品
この映画も含めてTBSの報道姿勢には他局より好感が持てます
inuko

inukoの感想・評価

3.8
不屈の政治家瀬長亀次郎の生涯を追った第二弾。前作は、亀次郎に継いで政治家になった奥さんの話があったが、今回は娘さんやお孫さんとの触れ合いについても描かれていた。
レ・ミゼラブルのコゼットにお孫さんをなぞらえたのが印象的。活動家の家族って、その活動にその人を取られてしまう感じがあるけど、本人の動機はやはり、家族や身近な人を愛して守るための手段としてやってるんだという好例だと思う。
節を曲げない真の政治家。
佐藤栄作との論戦が見所。
沖縄に不屈館あり。
osowa

osowaの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前作に引き続き、改めて沖縄の米軍基地撤廃を強く願う。

日本本土の我々に出来ることは何だろうか?日本の為に沖縄に犠牲になってもらうと考える人もいるかも知れない。しかし、沖縄の主権を守ることが結局は日本の主権を守ることに繋がるのだと思う。
決して沖縄だけの問題などではなく、これは日本人全員の問題なのだ。

最後に示された瀬長さんの言葉を覚えておきたい。『苦しいときは道を見失いやすい。急に暗闇に放り込まれるとどうしていいのか分からなくなる。しかし、じっと腰を据えて見ていると必ず突破口は見つかる。』