Air / まごころを、君に




「帰れない二人」以来、久々のわたくしの『ごひいき監督』
ジャ・ジャンクーの長編作品が日本公開。
ちなみに10年前の作品「山河ノスタルジア」は わたくしの2016年度のベストムービーに選ばせてもらってます。😅

21世紀のスタート
　　北京オリンピック
　　　　コロナパンデミック
中国の新世紀の分岐点を叙情豊かに描いた大作。
お馴染みジャ・ジャンクー監督の『内助の功』チャオ・タオと組んで新たな『中国の本当の姿』を浮き彫りにしていく・・・


さて本作　⚠️ネタバレあり⚠️


あれ？　🤔
なんかずいぶん作風が変わったな？ 監督！

ドキュメンタリー(当時の映像)？
再現フィルム？
冒頭、どっちか分からなくなり
かなり戸惑う & 超退屈🥱
『いったい、何を見せられてんだ？』
不思議な時間が流れる・・・・・

やっと 友近 みたいなチャオ・タオが出て来て物語が
はじまる。

世紀末頃、
『21世紀にどんな未来が待っているんだろう？』
と、ちょっと思った方は いるはず。
空飛ぶ車？　大量の超高層ビル？

はい！　2001年！
な〜〜〜んにも変わらない。
街は きっったない(汚い)まま。
お金もない。仕事もない。
絶望の中を生き抜く新世紀の中国の人々。

モデルのチャオと恋人のピンもそんな中国で懸命に生きていたが、ピンは枯れ果てた故郷を捨て一旗上げようと新天地を目指す。

2006年　→ 2022年　と。

コロナ禍の中国の国民達の姿を見せつけてくれたのは斬新でもあり衝撃的。

しかし。

かなり退屈なシーンが多い😅
寝不足な時には絶対に見てはいけない作品。
中国の街並みを映し出すカメラワークは見事なのだが・・・

心揺さぶるような展開はほぼない。
ジャ・ジャンクー作品群の中でも下の方の作品になってしまったかな？🙇‍♂️


新世紀！　　ロマンティクス？


だ れ か！　ロマンティック 止 め て！

ロマンティック　胸が、胸が！

苦しくなる。

切なさは、　止まらない。



2025年 5月28日 10:30〜
新宿武蔵野館screen 2
💺83席
客入り　半分くらい埋まってた。

上映前の珍事。
予告編が終わり『映画泥棒』のCMも終わり、さぁいよいよ本編のスタート！

という時にいきなり場内が明るくなった😳
スクリーン上では本編が始まっているのに写したまま 幕 が締まり始めた。
そして場内には館内放送で
『本日はご来館いただき誠にありがとうございました😊』

な、な、なんだ？ いったい！

従業員が『押すボタン』を
間違えたみたいです。　😅😰🥵

ネタバレ感想は準備中です。ブログページ↓
https://x.gd/8TXKx
とにかく美しい映像美。2人の男女のすれ違う恋を描きながら中国の激動の22年間を描いた異色の作品。踊って歌いながら生きていく。めっちゃ中国。めっちゃ芸術。

この映画は中国に興味がある人以外にはオススメしません。

特に中国の近代史に詳しくないと見所が映像美と2人の恋模様となってしまうため結構、退屈かもしれません。

本作はロマンス映画に見せかけた近代史映画といっても過言ではないほど、歴史に関する作品でした。

個人的には観たことないタイプの構成の作品で、物凄く興味深い作品です。
もう一度観たいし、今回、たまたまムビチケをいただくことができて普段の私なら絶対に見ないであろう作品に出会えて本当に嬉しいです。

しかし、ちょっといろいろ気になるところを調べてからまともにレビュー書くことにします。

• #個人的絶頂映画
• #あやちまるムビチケ当選

第77回カンヌ国際映画祭コンペティション作品。
2001年～2022年のコロナ禍までの、中国を描く。
チャオ・タオの若い映像は、どうしたのかと考えていたら、過去の映像を活用しているのか。そういう意味では、製作の新しさを感じない。
時代を描こうとすることは、わかるのですが、「人」が道具としてしか映っていないのが、気になる。
ジャ・ジャンクー監督の作風と相性が悪いのか、映像の感性が嚙み合わないままだが、個人的には、前作『帰れない二人』の方が好み
2025年5月18日＠アップリンク京都

• #カンヌ国際映画祭コンペティション
• #ジャ・ジャンクー