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バード ここから羽ばたくの作品紹介

バード ここから羽ばたくのあらすじ

シングルファーザーの⽗バグ(バリー・コーガン)と暮らし、やり場のない孤独をつのらせていた少⼥ベイリー(ニキヤ・アダムズ)は、ある⽇、草原で服装も振る舞いも奇妙な謎の男“バード”(フランツ・ロゴフスキ)と知り合う。彼のぎこちない振る舞いの中にピュアななにかを感じたベイリーは、「両親を探している」というバードの⼿伝いをはじめるが……。

バード ここから羽ばたくの監督

アンドレア・アーノルド

原題
BIRD
公式サイト
https://bird-film.jp/
製作年
2024年
製作国・地域
イギリスアメリカフランスドイツ
上映時間
119分
ジャンル
ドラマ
配給会社
アルバトロス・フィルム

『バード ここから羽ばたく』に投稿された感想・評価

背骨
3.5
ドン底の暮らしを送る少女の嵐のような、それでいて夢のような4日間…

映画の魔法に救われるような映画でありながら、同時に「それでも人生は続く… 」なビターな肌触りもある大人の寓話

監督の少女時代を参照したという彼女たちの暮らしぶりが結構ヘヴィでした…
ネタバレは公開後に書きます。

私はタトゥーまみれのバリー・コーガンと、センスが爆発しているポスターデザインに惹かれて、どうしても観たくて試写会に応募しまくりました。
でも内容はあまり知らずに観たいタイプなので全くあらすじも予告編も見ずに挑みました。
不思議の貧困地域のアリスになった気持ちでした。

めちゃくちゃ好きな作品でした。

◾️ドキュメンタリータッチな映像

手ブレしまくりのドキュメンタリーというより、ホームビデオかのような映像でした。
主人公の少女の視点で描かれるので、自分も落書きだらけの貧困外に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。

◾️画面酔いに注意

酔いやすい人は注意してください。
かなり画面が揺れます。

私は酔いやすいタイプにも関わらず、なにも知らずに前目の席で見てしまったので途中グワングワンしてました。

◾️画面から伝わってくる孤独

登場人物の孤独が手に取るように伝わってくるような作品でした。
全員抱きしめてあげたい。

◾️酷評が予想できる展開

本作はA24とは無関係ですが、A24が嫌いな人が嫌いそうだなと思いました。

◾️私はまた観たい

今年に入ってから劇場で観た映画の中では2番目に好きでした。
この映画は泣けます。
3.9
鳥かごから飛び出そうともがく、少女と若き父の物語

イギリスの女性監督・脚本家、アンドレア・アーノルドによる2024年製作、カンヌ国際映画祭のコンペ作品としても出品されたヒューマン・ドラマ。

年の近い弟とまだ若い父バグと、古びた公営住宅で暮らす12歳のベイリー。
狭くて窮屈な日常に息苦しさを覚えながらも、父への愛情と反発の間で揺れ続ける毎日。
そんな中、ある日彼女の前に“バード”と名乗る不思議な男が現れる。
鳥のように自由に見える彼との出会いは、ベイリーの心に小さな風穴を空け、彼女自身も成長へ羽ばたいていくのだった・・というストーリー。

私自身、初アンドレア・アーノルド監督作品でしたが、色んな意味で衝撃を受けた映画でした。以下、ネタバレ無しでレビューしていきます。


■ アンドレア・アーノルド監督作品の衝撃
『フィッシュ・タンク』、『アメリカン・ハニー』で知られる英国の名匠で、労働者階級の少女を主人公に、即興演技や非プロのキャストを取り入れ、肌感覚のあるリアリズムを作り上げてきた巨匠、とのことですが、日本ではなぜか作品を見ることはありませんでした。

配給規模が小さいからか、日本では映画祭や限定上映が中心だったようですが、本作は全国公開。しかも“リアリズムと寓話の融合”という他に類を見ない作風で、「こんな監督がいたのか」、という衝撃を受けました。


■ イギリスの貧困層、貧困地帯の衝撃
ショーン・ベイカー監督がカラフルで乾いた映像でアメリカの格差社会を描くのに対し、本作で監督が描くイギリスは、曇天とじめじめした湿度が支配する世界。
落書きだらけの共用部、壊れかけの階段、廃墟寸前の団地。
“ここでは人が人をケアする余裕なんてない”という空気が漂っていました。

私自身、公営団地が身近だった経験があるからこそ、国ごとの「貧困の風景」の違いを実感。フランス映画『アテナ』や『バティモン5』に描かれた郊外の荒れた集合住宅とも重なり、ヨーロッパに共通する「置き去りにされた地域」の姿を突きつけられた思いでした。


■ 映像の衝撃
全編16mmフィルムで撮られ、ざらついた質感が強烈。
さらに手持ちカメラで、ブレのある画面が続くため、序盤は画面酔いしそうになるほど。
ただ、これこそが少女ベイリーの視点を追体験させ、彼女の不安定な心の揺れを映像そのものに重ね合わせていたように思います。
画面の四隅に残る光の滲みや粒子感は、どこか記憶を覗き込むようで、この映画をドキュメンタリーにもおとぎ話にも見せる効果を持っていたと思います。


■ “容赦の無さ”の衝撃
DV、暴力、血、性欲。
これらを決して美化せず、人間の欲望や暴力性をストレートに写し出す映像。
物語は大きなサプライズに頼らず、観客が「きっとこうなるんだろうな」と予感したことが、そのまま目の前で起こってしまう。
その“逃れられない現実感”こそが恐ろしく、そして説得力がありました。


■ テーマの衝撃
映画は冒頭から金網に囲まれた歩道橋が登場します。
空を見上げれば、鳥が自由に飛んでいるのに、自分たちは金網に閉じ込められている。このイメージが全編を貫いていました。

ベイリーは、まだ子どもでありながら「もう処女じゃない」と虚勢を張り、髪を切り、親から与えられた服を拒否する。
ただし、携帯は家で充電しなければならないし、完全に独立できるわけでもない。
その未熟さと反発心、母性への芽生えが同居する12歳の揺らぎを、ニキヤ・アダムズが瑞々しく演じ切っていました。

また、若きシングルファーザーを演じたバリー・コーガンは圧巻。
子どもから見れば親でありながら、本人もまだ子ども。愛情と怒りを不器用にぶつけ、必死に生きる姿は胸を打ちました。彼は本作に出るために、『グラディエーター2』のオファーを蹴ったそうですが、本作の圧巻の演技を見ると、選択は正しかったのでは。

そして、謎めいた男バードを演じたフランツ・ロゴフスキ。
自由で奇妙、それでいて怖さを感じさせない。ホアキン・フェニックスの若い頃を思わせる存在感でした。彼の存在がリアルと幻想の境界を曖昧にし、物語を“現実を超えた寓話”へと導いていたと思います。


■ まとめ
『バード ここから羽ばたく』は、アーノルド監督が得意とする社会的リアリズムに、寓話のエッセンスを重ねた、強烈で美しく、衝撃的な作品でした。

ざらついた16mmの粒子、息苦しい団地の風景、そして自由を求める鳥のイメージ。少女がかごの外へ羽ばたこうとする姿は、全てに対してイライラしていた自らの閉塞感を思い起こさせるものでした。

今回の上映に関連して、東京では過去作も上映されているようですが、関西では見ることは出来ないのが残念です。また機会があれば、監督のフィルモグラフィーを追っていきたいと思います。

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