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ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語

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ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語の作品紹介

ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語のあらすじ

幼馴染のスティーヴン・マルクマスとスコット・カンバーグは大学卒業後、2人で音楽を作ろうと決心。地元ストックトンで安いと噂のレコーディング・スタジオ、その名も「Louder Than You Think(ラウダー・ザン・ユー・シンク)」を訪れる。マリファナの匂いが立ち込める怪しげな部屋の中佇んでいたのは、界隈では名の知れたおじさんドラマー、ギャリー・ヤングだった。スタジオでギターをかき鳴らす若者2人にギャリーは尋ねる。「それじゃただのノイズだ。俺がドラムを叩こうか?」プログレ上がりで腕は確かなギャリーのドラムが加わり、ペイヴメントは独自のローファイサウンドを確立。1992年には伝説のファーストアルバム『スランテッド・アンド・エンチャンテッド』をリリースし、「次のニルヴァーナ」とも称され90年代ロックシーンを熱狂させる。しかしその一方、酒とドラッグに溺れるギャリーは次第に制御不能になっていくのだったーー

ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語の監督

ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語の出演者

原題
Louder Than You Think : A Lo-Fi History of Gary Young& Pavement
製作年
2023年
製作国
アメリカ
上映時間
90分
ジャンル
ドキュメンタリー音楽
配給会社
ダゲレオ出版

『ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語』に投稿された感想・評価

KUBO

KUBOの感想・評価

3.5
今日の試写会は、映画『ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語』先行試写会。

90年代オルタナティブロックシーンのアイコンとなったバンド「ペイブメント」と、そのドラマーとして異彩を放った奇才ギャリー・ヤングを追ったドキュメンタリー。

まず、このギャリー・ヤングってじいさんがおもしろい!

本作は撮影時70歳くらいの老ギャリー・ヤングのインタビューを軸に、当時のペイブメントの映像や他のメンバーのインタビューも交えて構成されている。

イケメンの若いメンバーの中に、おやじドラマーがひとり!

それも突然ステージから消えて酒飲みに行ったり、演奏中に逆立ちしたり!

四六時中酒浸りだけど、彼のクレイジーな面が受けてライブが盛り上がったり、彼の自宅スタジオでまじめに録った音が Lo-Fi と呼ばれてイケてる認定されたり、

このおっさんギャリー・ヤングがペイブメントをブレイクさせる。

後にもう誰も止められなくなった暴走ギャリー・ヤングはペイブメントを脱退、自分のバンドを作ったり紆余曲折の人生を送るが、脱退後も日本の音楽雑誌「ロッキング・オン」に人生相談の連載をしたり、この自信満々ないい加減オトコは愛されキャラなのである。

ギャリー・ヤングは本作のワールドプレミアに参加後、70歳で急逝。映画の完成を喜んでいたそうである。

「時代のゆるさや寛容が、バンドの音に表れている気がしました」by 小山田圭吾

鑑賞後、ギャリー・ヤングが加入していた頃のペイブメントのアルバム”Slanted & Enchanted” を聴きながらレヴューを書いた。”Summer Babe” いい曲だ。
1990年代のオルタナティブロックシーンで人気を集めたバンド「ペイヴメント」と、そのオリジナルドラマーであるギャリー・ヤングの半生を追ったドキュメンタリーは、知られざるギャリー・ヤングと「ペイヴメント」黎明期、90年代当時の空気が詰まったライブ映像が嬉しい。
80年代末、幼馴染みのスティーブン・マルクマスとスコット・カンバーグは一緒に音楽を作る為に地元ストックトンで安いと噂のレコーディングスタジオ「ラウダー・ザン・ユー・シンク」を訪れる。 
そこにいたのは、界隈では名の知れた中年ドラマーのギャリー・ヤングだった。
プログレ上がりで腕は確かなギャリーのドラムが加わり、彼らのバンド「ペイヴメント」は独自のローファイサウンドを確立する。
92年にはファーストアルバム「スランテッド・アンド・エンチャンテッド」をリリースしてロックシーンを熱狂させるが、その一方でギャリーは酒とドラッグに溺れて制御不能になっていく。
映画の中で洋楽誌「ロッキングオン」を登場して、ギャリー・ヤング共々懐かしい気分になった。
本作は、「LSDなら375回やってる」と豪語し、ライブ前には並ぶファンに野菜をプレゼントしたり、出番がない曲では逆立ちを披露するなど、予測不能な行動をしながらも、幾つもの伝説のステージを生み出したギャリー・ヤングの唯一無二の存在を浮き彫りにする。
ペイヴメントというバンドや90年代のローファイサウンドムーブメントを知っている人はもちろんのこと、愛すべきダメ男と彼の不思議な求心力に惹きつけられる仲間たちの物語としても存分に楽しめるドキュメンタリー作品。

メンバーはなぜ年齢が20も離れたピッピー崩れに魅了され、バンドに招き入れたのか。

作品を通してギャリー・ヤングの生き様に触れ、慰めやちょっとした蔑みといった感情と同時に、自由な精神で生きることの憧れや勇気をもらえた。きっとそういうことなんだろう。

対処できる人間だったら知り合いになることはなかった、という友人の言葉も印象的だった。

鑑賞中は中島らもやシェイン・マガウアンの姿が浮かんだ。

ペイヴメントの崩壊寸前のサウンドは、ギャリー・ヤングという変人が作ったスタジオだからこそ生まれたのだ。

ライブではクールに気取るのを良しと思っていたスティーヴン・マルクマスに対し、観客を驚かしてこそロックバンドだろといわんばかりの破天荒ぶりは、ギャリーが脱退後も現メンバーのボブに受け継がれているように感じる。

昨年のペイヴメントの来日公演でもボブの狂いぷりは健在で安心した。