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ギミー・デンジャー

ギミー・デンジャーの作品紹介

ギミー・デンジャーのあらすじ

1967年、ミシガン州アナーバーで結成されたバンド、ザ・ストゥージズ。過激で危険なフロントマン、イギー・ポップを中⼼にバンドは活動を始めるが、その型にハマらない⾳楽はキワモノ扱いされ思うように活動できない中、彼らにいち早く注⽬したのはイギリスで⼈気絶頂だったデヴィッド・ボウイだった。ボウイに呼び寄せられストゥージズは渡英。しかしたった3枚のアルバムを残し、74年にバンドは解散する―。セックス・ピストルズ、ニルヴァーナ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど後の⾳楽シーン に多⼤な影響を与え伝説となったストゥージズ。彼らがロック・ファンを惹きつける理由は何なのか。イギー・ポップを軸に、メンバーと、本当に近しい関係者のインタビュー、そして新たに発⾒された貴重な映像や写真で、ストゥージズの真実が明らかになる。

ギミー・デンジャーの監督

ジム・ジャームッシュ

原題
Gimme Danger
製作年
2016年
製作国
アメリカ
上映時間
108分
ジャンル
ドキュメンタリー

『ギミー・デンジャー』に投稿された感想・評価

NAOKI
3.7
薄暗いライブハウスの中はうっすらと煙が漂っているような感じで訳のわからない胡散臭い連中でごった返していた…
何組かのバンドが出るギグでケンジがギターをやってる「ヒドゥンカッツ」は一番手だ。
突然…観客から怒号が上がる…
「草吸うの止めろよ!警察来るぞ!」
「なんでてめぇ…匂いが分かるんだよ!」
なかなかCOOLな時代である。

村上春樹の「ハナレイ・ベイ」吉田羊の独壇場で良い映画だったけど…おれは何はともあれ冒頭でかかったイギーポップの「the passenger」に持ってかれた…
まさに我が青春の音!

それから…またザ・ストゥージズを聴きまくる…

ジャームッシュの「パターソン」
これも素晴らしかったけどあの中でアダム・ドライバーが犬の散歩の途中でビールを飲みに寄るバーでマスターがパターソンゆかりの人物をカウンターの後ろの壁に貼りまくってた。
そこでイギーポップが選ばれ殿堂入りってシーンがあったけど…
「世界一セクシーな男!」
ジャームッシュもイギーの大ファンなのだ。

そのジャームッシュが作ったイギーとストゥージズのドキュメンタリー「GIMME DANGER」
時おり差し込まれる古い映画のフィルムやアニメがキッチュで…イギー風に言うならば「COOL!」だ。
楽しかったし、おれにはやはりこの世界観はひたすら懐かしかった。

今の人たちにはちょっと理解できないかも知れませんが昔…音楽の趣味で人は差別したし差別された。

今のようにどんなジャンルだろうが良いものは良い…といった風な寛大な時代ではなかった。
「はぁ?お前…あんなバンド聴いてんの?どんな趣味だよ?」
「あんな音楽聴く人たちとは付き合っちゃいけませんよ!」

このドキュメンタリーでイギー自身が「自分はどのジャンルにも属さないし…どのジャンルとも言われたくはない」
と言っていたのが印象的だった。

ケンジのバンド…「ヒドゥンカッツ」はおれが命名した。
ケンジたちが集まってバンドの名前を考えている場にたまたまおれもいて…メンバーではないから最初は黙っていたが…あまりの酷いバンド名候補にあきれて口を出した。
「なんだよ?ドリームチェイサーズって?バンド名なんてちょっと意味がわからないくらいがカッコいいんだよ」
「じゃあなんか候補出してくれよ」
「ヒドゥンカッツ…ちょっとドイツっぽくてかっこよくね?」
「どういう意味?」
「隠れている切れ目…」
「だからなんで?」
「ケンジのズボンのけつが破れてるのが目に入ったからだよ」
「いやぁ💦ほんとだ!やだよケツの破れ目がバンド名の由来なんて…」
「何言ってんだ…ミッシェルガンエレファントなんてダムドの「マシンガンエチケット」の読み間違いだぜ…ストゥージズなんて三バカ大将からとってるんだ…バンド名なんてその程度でいいんだよ」

ヒドゥンカッツはなかなかカッコいいバンドだったけどメンバーの方向性の違いってやつで半年ももたずに解散してしまいました…😁💦

この映画…終わりに亡くなったメンバーに捧げられるんだけどそれが何人もいて悪い冗談みたいで切なくなる…

「GIMME DANGER」
危険をちょうだいって訳すのかな?😁💦
ジム・ジャームッシュ監督が熱烈に愛し、自身の作品にも多数出演するイギー・ポップがかつて率いた伝説のロックバンドThe Stooges

本作は"パンクのゴッドファーザー"Iggy Popのクロニクルではなく、あくまでThe Stoogesの物語であることが重要であり、
主要メンバーが次々に他界した今、親友ジャームッシュが監督したことに大変意義のある作品。
有象無象様々な所から映像を引っ張ってコラージュしたようなラフな編集と、彼らと肩を組むような親密なるラブが感じられるジャームッシュのリスペスト。

インタビューを交えて彼らの軌跡を追いながら、その偉大性と後世のロックに与えた影響を丁寧に紡いでゆきます。
アメリカ文化の最も急進的な時代に、突如降り立った堕天使たち。
胸アツなシーンの数々に打ちのめされっぱなしでした!
パンク/ハードコアの名盤がどっさり降ってくる演出とか垂涎モノだったし。

The Stoogesの楽曲を知るきっかけはピストルズがカバーした「No Fun」とSid Viciousがカバーした「I wanna be your dog」が最初だったかな?とか、
イギー・ポップを初めて観たのは2007年のフジロックだったけど、会場で財布落としたショックでびっくりするくらい記憶が飛んでるなぁ…とか、暫し走馬灯が平行。

7年間にアルバム3枚という寡作活動の末、The DoorsにはなれなかったThe Stoogesですが再結成後はロックの殿堂入りも果たしたし、
彼らの初期衝動は今後もシンボリックに人々の核の部分を揺さぶり続けることでしょう。

あとTシャツかっこよくてめっちゃ欲しかったけど、結局着てないのが家にアホほどあるのでここは特典ポスターだけで我慢しておきます…。
淫力魔人イギー&ストゥージズ、若い世代を刺激した伝説の変態バンド。批評家は彼らの音楽を奇妙で非常識で下品で退廃的で幼稚だと評した。

イギーポップが自慢したいため、映画界の鬼才ジム・ジャームッシュ監督に作らせた作品。ドヤ顔でインタビューを受けるイギーの目は死んだ魚のようだ。ある意味、確かにその目はクールなのかもしれない。

イギーに衣装は不要だ。常にスッポンポンで裸がユニフォームなのだ。そして、その動きは江頭2:50と瓜二つだ。江頭のネタ元がここにあったとはっ!

適当に残っていた動画を集め、つなぎ合わせて、ドキュメンタリータッチにしやがって、バッキャローッ!

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