造景界の最⾼栄誉賞と呼ばれる国際造園家連盟(IFLA)「ジェフリー・ジェリコ賞」を韓国⼈として初めて受賞した、韓国的な景観の未来を描き続ける造景家チョン・ヨンソン。彼⼥の仕事は、単なる緑化にとどまらず、その⼟地の歴史、記憶、そして⽣態系と丁寧に向き合いながら、未来へと繋ぐ場をつくる作業である。 1970 年代から現在に⾄るまで韓国各地の空間に“韓国的な美”を息づかせてきた彼⼥と共に四季を過ごしながら、彼⼥がどのように「⼈間」「空間」「⾃然」の関係を⾒つめているのか、その哲学に迫り、⼈類がより深く考えるべき「⾃然と⼈間の調和」について紐解いていく−