「アンゼルム」
アンゼルム・キーファーの作品を初めて観たのは、1990年ごろの表参道の東高現代美術館で、とにかく巨大で絵の具特盛り色は無く描かれている物も含めて全てが重厚長大で衝撃を受けた。
同じこ…
美的な魅力と、質感で訴えてくる
生まれる前の景色がみえたのか、
と思うくらいの
理性や経験とは少し離れたところから表現された
残酷な世界
鎮魂のような、
やさしいぬくもりが画面からも滲み出て圧倒さ…
電車代ケチって2D版で。フィクスだと思ったら画面内のTV映像ではカメラが動いたり、その映像が画面の左右で投射されていて横の現在時制でもアンゼルムが歩いていたりとワンショットに情報量を詰め込みまくる実…
>>続きを読む格式高いヴェンダース監督のドキュメンタリー映画。戦後の芸術界の思想的変遷を表現しているということらしいが、現代アートや哲学の素養がなくて理解しているとはいえないものの、2年の歳月をかけて撮ったという…
>>続きを読むUPLINKでやっているアンゼルム公開記念「ヨーゼフ・ボイスは挑発する」と併せて観ると面白い。
(この夏は、「関心領域」→「ヨーゼフ・ボイスは挑発する」→「アンゼルム」とドイツ関連映画祭りだ(今年の…
キーファーの作品は、別世界のイリュージョンとして安全な場所から鑑賞することを許してくれない。植物や石、衣服や鉛など世界にありふれたマテリアルを使うことで、目を背けたくなるような重いテーマ性を孕んだ作…
>>続きを読む▶︎2024年:277本目
▶︎視聴:1回目
“戦争ほど理性的でないものはない”
“人間、雨粒ほどの存在にも満たない”
アンゼルム・キーファー、彼のものの見方はどこから生まれたものなのだろうか…
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