ボルドーに囚われた女の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ボルドーに囚われた女』に投稿された感想・評価

Omizu
3.9

【第77回カンヌ映画祭 監督週間出品】
『サターン・ボウリング』の公開が迫るパトリシア・マズィ監督作品。カンヌ映画祭監督週間に出品された。主演はイザベル・ユペールとアフシア・エルジ。

ともに夫が刑…

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裕福な白人女性とアラブ系の貧しい女性、そして強盗に入るのは暴力的な黒人男性。定番の社会的格差を主軸にして、ありふれたキャラクターに固定化された人種像を機械的に当てはめ、自らの表現として利用するインテ…

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bobbi
4.0
物語より色彩センスのよさに見惚れた
mns
3.0
シスターフッド的なあれだろ〜という甘い予想は、ブルジョワ全開のホームパーティで裏切られる…人種と階級の話。イザベル・ユペールが軽やかさをみせるとき、たいてい哀愁もセットになるなあ。
csm
5.0

流麗に花屋の天井とりどり鏡なユペ様始まり。何このカラフル待合室と思ったらムショの、暴れるエルジさんを微笑で見つめるユペ様。モール感あるエルジさんのカッコがまた金持ちマダムのユペ様屋敷で浮き立って、頭…

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toch
4.0

アルマのジョークが結構無神経だなと思って、観ながらヒヤヒヤしていたけど結局はそういう「ズレ」みたいなものが影響を及ぼした結末だったような気がする。
アルマの吹っ切れた表情に救われる。
何事にも囚われ…

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煙
4.0

パトリシア・マズィ的『リオ・ブラボー』。シスターフッド。階級闘争。恩を仇で返すアフシア・エルジに不思議な感動を覚える。冒頭、花屋の天井に映るイザベル・ユペールが帰宅すると食べかけのピザ。自動車から黄…

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ENDO
4.0

囚人のパートナーという共通項で緩やかに繋がるエルジとユペール。階級差による庇護はケアの暴力性を際立たせる。冗談まじりでゆで卵をエルジの頭で割りグルーミング。弁護士や友人を交えた自宅パーティーでエルジ…

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花屋のミラー的天井のショットから始まり、彼女が花を選び抜くと、彼女の顔が現れる。

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