東京チャタレー夫人の作品情報・感想・評価

東京チャタレー夫人1977年製作の映画)

製作国:

上映時間:90分

3.5

「東京チャタレー夫人」に投稿された感想・評価

不慮の事故により下半身不随になった夫(真家宏満)をもつ上流階級の夫人(志麻いづみ)が、夫の敷地内で働いている作業員(椎谷建治)との接触をきっかけにして、性的欲情の昂ぶりを感受してしまう。いわゆるひとつの「娼婦性の目覚め」を題材に取っているロマンポルノ。上映時間が90分あるのは、ロマンポルノではイレギュラー。

女性でも気軽に鑑賞することができる「ファッション・ポルノ」が流行っていた時分の作品。アルマンド・トロヴァヨーリ風の小洒落た音楽と、エキセントリックなトンデモ演出が随所に盛り込まれている。

気品のある上流階級の夫人と粗野な肉体労働者の男が波長を合わせていく最中、車椅子生活の夫が主従関係を利用して介入する。財閥の人間と労働者階級を対比させて、「どちらが幸せなのか?」を提起するという、ありがちな内容なのだが、発破作業のど真ん中での劇的な出会いだとか、正拳突きで窓ガラスを割っての熱いコミュニケーションだとか、ディルドを日本刀に見立てて牛乳を吹きかける所作など、「なんじゃそりゃ!」の連続を享受することが可能。

トライバルなドラミング音楽と淫靡に乱れる女のマッチングが素晴らしい。それにしても、馬の種付けを見て欲情する女って・・・