心理の映画すぎる。しかし迫り来る男と続けてみるとクレープ映画であり、横たわらせ映画であった。
ラストもプールの横で横たわらせて終わっておけば良かったのに、車窓からケータイ投げ捨てるのとか、クサすぎる…
シネスコサイズ。女と女、男と女の映画。
冒頭の鏡張りの天井を映すカメラから
上・下/鏡・実物など本作が
二項対立の物語であるという宣誓と思える。
またそれは反転する恐れがあるという
ことも付け加えて…
先日イザベルユペールのひとり舞台を観に東京に行って、ユペール様の演じる姿を観れた感激が蘇る。生きててよかった。私の人生に一区切りついた達成感がある。この映画の題材がまず面白いし、フランスの面会がこん…
>>続きを読む親しくなっていくことで生じる人間関係の奇妙な綻び。スタートから異なる立場の両者は辿った境遇は同じにしても、心の奥底では真に分かり合えることはなくボタンのかけ違いを繰り返していく。救済のつもりで行われ…
>>続きを読む【映画批評月間 フランス映画の現在2025】
パトリシア・マズィ監督『ボルドーに囚われた女』(2024)鑑賞。
イザベル・ユペールとアフシア・エルジという2人の女優による強烈な共演作である。
冒頭、…
・女優二人がすごい、という感じはするけど、会話のひとつひとつに目が離せない瞬間がたくさんあり見応えがある。ヴァルダ印を感じるドラマ。
・フランスの刑務所の面会室ってヤッていいの?
・時系列が倒置され…
フランス/2024年/108分/カラー
監督:パトリシア・マズィ
出演:イザベル・ユペール、アフシア・エルジ、マーニュ・ハヴァード・ブレック
*カンヌ国際映画祭監督週間出品作品
ボルドーのある屋…
- いま公開されている「サターン・ボウリング」の宣伝で”フレンチノワールの作家”と称されてることや同作の予告からかなりヘヴィな作風を想像していたが、こちらは思った以上に市井の人々の日常を主軸に置い…
>>続きを読む©DR