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お父さん
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『お父さん』に投稿された感想・評価

初めて来ました、東京国際映画祭。
と言いつつ、華やかな俳優さん達が彩るレッドカーペットとかではなく、普通に試写上映巡り。

多分、3作品ぐらいは観る。その1作目、『お父さん』。香港の映画。

いちおう、仕事絡みで試写に行くので、是非とも日本におけるビジネスチャンスの可能性を感じる作品に出会えたらいいかな、と思い。

事前に公式HPの上映作品とスケジュールとあらすじや予告編などを観て選んだ。

だけども、、、それがなかなか難しい。

とある食堂を営む自営業の家族の中学生ぐらいの長男が、ある日突然、お母さんと妹を自宅で惨殺してしまう。
その“生き残ってしまった”父親と、その長男の苦悩の日々をリアルに映し出すドラマ。

この筋書きを読んで、これは、もしかしたら、もしかするかも、と思って。

大筋では間違いではない。
父親の長男に対するやり場のない怒りや愛する妻と娘が突然長男によって亡き者にされてしまった喪失感。
「何でそんなことをしたのか?」
ただただそれを知りたくて。
でも、長男は硬く口を閉ざしていて、、、。

一方でその長男は、まだまだ未熟ながら、いや、未熟だからこそ、色んなものに押しつぶされてしまったのか、、、。

この長男の様子。
ただの不良的な非行少年が悪態ついた勢いで、、、とかではないだけに。

父親は父親でそんなことをする不良少年だとは思ってもみないだけに。

だけども、それは突然に訪れ、何もかもを滅茶苦茶に破壊し、父親から多くのものを奪い、過ぎ去っていってしまった。

だけども、長男は息子として、まだ生きていて。
父親は彼の思いを理解したい。だけども、理解したところで戻ってこないモノが多過ぎて、、、。

そんな『お父さん』、“パパ”の苦悩とやるせなさを、ただただ淡々とありのままを描く、そんな映画。

ある意味で、リアルというか。
そんな驚愕の事態が起きて、警察やら何やらが街を賑わせていて、突如警察から任意同行させられた父親が“その事実”を聞かされた時の反応。

息子が裁判にかけられて彼の口から出てくる言葉を聞いている時や、判決が下った時の父親の表情。
さらに、今まで家族と一緒だったはずなのに、急に家や店先で孤独になるときの言動。

あえてセンセーショナルなリアクションとかもなく、あくまで“家庭内の問題”と言わんばかりに心の中にその想いや葛藤を必死に閉じ込めながら自己処理しようとする様子。

これが、どこからかやってきた猟奇殺人鬼や強盗の仕業ならば怒りのやり場もあったのかも知れないが、もはやそれすらもない。

“自分の息子に妻と娘を殺された父親”。

これをどう思えば良いのか。
まさにどう思えば良いのかわからない父親と、それを起こしてしまいながら生きていく長男の果てしない苦悩と葛藤のドラマ。

なかなか、重い。
いや、あらすじからある程度は予想はしていたが、それを上回る重み。

初めての東京国際映画祭、いきなり最初からかなりの重量級で打ちのめされた。

他に観ようと思ってるのも、シンプルに楽しめる映画ではなさそうだな、という気はしているが、、、。
良い意味で、良い修行になっているような。

このやるせなさ。
どこか別のことで発散することもできず、その答えは“向き合う他にない”、という最悪な出来事に直面する父親の心境。考えただけで心が折れる。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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『matchypotterと映画の秘宝』
https://matchypotter.com/
作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
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F:2543
M:32
Omizu
3.1
【第37回東京国際映画祭 コンペティション部門出品】
『九龍猟奇殺人事件』フィリップ・ユン監督の新作。東京国際映画祭コンペに出品されている。

非常に惜しい作品。演出がやや冗長で、上映時間よりも長く感じた。時系列を操作する手法も効果的とは思えない。主演のラウ・チンワンは素晴らしい。抑制された演技で父親役を上手く演じていた。

加害者の父、そして被害者の夫という難しい立場で苦悩する男を丁寧な心理描写で語っていく。その手腕は流石フィリップ・ユン。

なのだがその苦悩を引き延ばしただけに見える展開が冗長。同じところをぐるぐる回ってるような印象を受けた。終わりのない苦悩を描きたいという意図は分かるが引き延ばしすぎかな。

時系列操作はまあ分かるが激しすぎて混乱する。今どの時点の誰の話なんだっけ?というのが分かりづらい箇所が散見された。

全体としていい映画ではある。そして男優賞有力作品であることは間違いない。しかし欠点も多々ある作品に思える。非常に惜しい。
東京国際映画祭3本目

ラウ・チンワンが主演ということでチケットを取ったのだけど、これまたアンソニー・ウォンの作品以上に重い話でもう…😭

食堂を営むラウ・チンワン、ある日息子が娘と妻を殺害するというショッキングすぎる事件が起こり…、とあらすじだけでもうかなり重い話。この父親をラウ・チンワンが淡々と演じており、現実がついてこないんだろうな…と。途中、割とどうしようもない事で一度感情を爆発させるさせるのだが、それがなんともリアルな感じで観ている方も辛かった。

事件が起きてから、時系列が行ったり来たりして、妻との馴れ初めや子供が生まれた時のことなどが回想されるのだけど、なんで息子があんな風になったのかが、あんまり良くわからず(あっさり統合失調症という判断が下ったのも、え?それだけ?みたいな…)もうちょっとそこを深掘りしてほしかったかな…と。

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