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街に溶ける
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目次

街に溶けるの作品紹介

街に溶けるのあらすじ

小学5年生の二藤と詩織。秘密を共有し合い、恋をした二人は“なりたい自分”になれる湖へと向かう。クィアな子供たちの小さな冒険譚。

街に溶けるの監督

小宮山菜子

街に溶けるの出演者

大沢一菜

照井野々花

田中佐季

原題
製作年
2024年
製作国・地域
日本
上映時間
8分
ジャンル
ショートフィルム・短編

『街に溶ける』に投稿された感想・評価

Juzo
4.2
普通に染まることを拒み、なりたい自分になる。
わずか8分間の静謐な映像美に焼き付けられた、美しく、切実な逃避行。
小宮山菜子監督が提示した『街に溶ける』は、傷つきながらも自らの輪郭を守ろうとする子どもたちの実存をじっと凝視した、短編である。
物語の芯にあるのは、小学5年生の二藤と詩織が、保健室で共有した「秘密」と、そこから芽生える特別な感情。大沢一菜が持つ、少年少女の境界線にある唯一無二の佇まいと肉体の説得力、そして空間の湿度をそのまま伝える静謐なカメラワークが素晴らしい。安易な説明を拒み、彼女たちの視線の交わし合いや、揺れる心のグラデーションだけで時間を贅沢に持たせる演出には、確かな映画的信頼が宿っている。
タイトルの『街に溶ける』という言葉が持つ、学校や大人の世界が強要する「常識」という無個性に同調し、自分らしさを消して溶けてしまうことへの深い葛藤。居場所を失った二人が、学校を抜け出してなりたい自分になれるという湖へと向かうシークエンスは、現実の地続きでありながらも、どこか絵画的で寓話のような美しさを放ち、観る者の胸を激しく締め付ける。
大人の世界が突きつける冷徹な視線に少しだけ触れ、傷つき、それでも「私が私でいるため」に小さな手を握り合って走る少女たち。周囲に溶け去ることを拒絶した彼女たちのまなざしには、切なくも決定的な自立の光が差し込んでいる。アジアの新鋭たちが描いてきた「若者の不器用な交感と成長」の系譜に、また一つ瑞々しい短編が加わった。
3.5
街に溶ける
長編が出来上がるのが楽しみ⭐
「PLAYLISTアジアの才能」にて鑑賞@新宿武蔵野館舞台挨拶付き

親が期待する自分、世間の常識の中での自分、本当の自分。なりたい自分はどれ?
英題の「My name is」がこのストーリーの本筋を表現していると感じた。

8分という短い尺の中で、子供の目線で見る息苦しくも美しい世界と、長野の雄大な自然が存分に描かれていた。
90分の長編化に向けて本格的に撮影スタートする予定との事✨

企画の段階で脚本は大沢一菜さんにあてがき。照井さんはオーディションで選抜。
小宮山監督はジェンダーに関する事がしばし悲観的に取り上げられる事に違和感を持たれていて、長編化した際はそのあたりがニュートラルな目線で描かれるのかな?

ランドセル交換のシーンのセリフは特に決まっておらず、何度かリハやってみてしっくり来たセリフを採用
カタツムリは温かい場所を歩くらしく、歩かせたいルートを温めて計算の上撮影した

長編が楽しみ!

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