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ブルーボーイ事件
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ブルーボーイ事件の作品紹介

ブルーボーイ事件のあらすじ

1965年、オリンピック景気に沸く東京で、街の浄化を目指す警察は、街に立つセックスワーカーたちを厳しく取り締まっていた。ただし、ブルーボーイと呼ばれる性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受け、身体の特徴を女性的に変えた人々たちの存在が警察の頭を悩ませていた。戸籍は男性のまま、女性として売春をする彼女たちは、現行の売春防止法では摘発対象にはならない。そこで彼らが目をつけたのが性別適合手術だった。警察は、生殖を不能にする手術は「優生保護法」(*現在は母体保護法に改正)に違反するとして、ブルーボーイたちに手術を行っていた医師の赤城(山中 崇)を逮捕し、裁判にかける。同じ頃、東京の喫茶店でウェイトレスとして働くサチ(中川未悠)は、恋人の若村(前原 滉)からプロポーズを受け、幸せを噛み締めていた。そんなある日、弁護士の狩野(錦戸 亮)がサチのもとを訪れる。実はサチは、赤城のもとで性別適合手術を行った患者のひとり。赤城の弁護を引き受けた狩野は、証人としてサチに出廷してほしいと依頼する。

ブルーボーイ事件の監督

飯塚花笑

原題
公式サイト
https://blueboy-movie.jp/
製作年
2025年
製作国・地域
日本
上映時間
106分
ジャンル
ドラマ
配給会社
日活、KDDI

『ブルーボーイ事件』に投稿された感想・評価

4.5
一人の人間としての自分


先週、「平場の月」を観て、今年の邦画は秀作揃いで素晴らしかったなぁ〜と浸っていた中で観た今作、めっちゃくちゃ良い作品でした!
まさかまだこんなに良い作品に出会えるなんて、最高かよっ!!


1965年、東京オリンピックに沸く東京で、実際に起こった論争をモチーフにして作られた社会派ドラマ

性別適合手術を施した医師と、手術を受けた男性が裁判で世間の羞恥に晒される中、逆境にめげずに立ち向かう姿に胸を熱くうたれました、何回も泣いてしまいました

役者さん達が本当に素晴らしかった
主役サチを演じた、今回が初の演技となる中川未悠さん、熱演に引き込まれた
他にもアー子を演じたイズミ・セクシーさん、シンガーの中村中さん、前原滉さん、そして錦戸亮さん、皆さん魅せてくれました

サチとアー子、二人の触れ合うシーンがたまらなかった

ラストカット、眩しいくらいに光輝くサチの笑顔は鳥肌もんの素晴らしさ!
「性同一性障害」の認識が今とはまるで違う時代に、性転換手術について争った通称「ブルーボーイ事件」を題材にした作品。性転換手術を受けた男娼たちと、一般的な家庭生活を過ごす(目指す)ヒロイン(←あえてこう書きます)が法廷闘争に巻き込まれ、一つの結末を迎えます。この【男娼】に対する世間的な視線と、女性として普通の幸せを望むヒロインに向けられる視線が「本質的には同じである事」が…なんともやるせない。当然、時代背景もありますが、戦後日本の「日本男児かくあるべし」的な思考とはまったく相反する存在のブルーボーイたちと、社会秩序と集団的価値観からは逸脱する「個の幸せ」を追い求めるヒロイン。またヒロインを愛する一般男性の存在が切なく効いており、作品に重みを与えています。

ヒロイン役に抜擢された中川未悠さんは「お見事」の一言に尽きます。事件(裁判)全般を通じて自分が差別主義者であることに気づき悔恨する弁護士役を演じた錦戸亮も、複雑な想いを表情で伝えられていたと思いますね。また現在公開されいる『ミーツ・ザ・ワールド』では歌舞伎町で働くゲイBARのマスターを演じていた渋川清彦が、本作ではオカマを差別扱いする喫茶店のマスター役と、まったく逆の役を演じているのも面白い。


問題提起や日本で過去にあった出来事を伝える意味でも、非常に完成度の高い一本。ぜひ映画館のスクリーンで観て欲しい作品ですね。強くおすすめします。
ぶみ
4.0
私たちは、ずっとここにいた。

飯塚花笑監督、中川未悠主演による実話をベースとしたドラマ。
性別適合手術の違法性を問う裁判に関わった人々の姿を描く。
主人公となるサチを中川、サチの恋人の若村篤彦を前原滉、サチの元同僚のメイを中村中、アー子をイズミ・セクシー、性別適合手術を行う医師の赤城昌雄を山中崇、赤城の弁護を行う弁護士の狩野卓を錦戸亮が演じているほか、 真田怜臣、六川裕史、泰平、渋川清彦、安井順平等が登場。
物語は、冒頭、本作品の配給である日活の文字が、昭和感満載のフォントで浮かび上がると同時に、オリンピック景気に沸く日本の様子が書かれた新聞記事が映し出されるため、一気に気分は1960年代へとタイムスリップ。
次には、高度成長期の真っただ中である1965年の東京を舞台として、売春の取り締まりが強化される中、性別適合手術を受けた所謂「ブルーボーイ」が警察に連行されるも、それを取り締まる法律がなく、釈放される様子が描かれるのだが、当時、性転換手術と呼ばれていた性別適合手術を受けた男娼のことを「ブルーボーイ」と呼ぶこと、また売春防止法では、それを摘発することができずに、手術した医師を優生保護法(現在の母体保護法)によって逮捕した通称「ブルーボーイ事件」があったことは、恥ずかしながら本作品で初めて知った次第。
以降、そのブルーボーイ事件で手術した医師・赤城を弁護する狩野と、かつて赤城により手術を受け、現在は喫茶店のウェイトレスとして働くサチの姿を中心として展開するのだが、作中で登場するサチを演じた中川や、ブルーボーイを演じた中村、イズミ等に加え、そもそも飯塚監督も含め、キャストがトランスジェンダーの当事者であることが、実話をベースとしたフィクションとは言え、映画としてのリアリティを与えていたのは間違いないところ。
何より、冒頭にあるような男娼が立つ呑み屋街の雰囲気や、ビン入りのジュース、同じくビンに入った牛乳、お櫃に入ったご飯、電話ボックス、家庭には黒電話、店舗にはピンク色の公衆電話、机にはガラス製の灰皿等々、当時を再現するアイテムが目白押しであったのは、懐かしさ満点。
それに加え、クルマ好きの視点からすると、警察車両が、2代目のトヨタ・クラウンであったほか、ボンネット型トラックであるトヨタ・スタウトに、マツダ・T1500と思しきオート三輪、そして初代ダットサン・ブルーバードと思しきタクシーが登場と、旧車のオンパレードであったのは見逃せないポイント。
その法名からして「優生保護法」なんて今の感覚からするとアウトだと思うため、まさに世間の認知度や理解が制度に追い付いていなかった典型的な例であり、世相に風穴を開けようとした人々の苦労が偲ばれ、今では表向きには法整備等が進んではいるものの、理解が進んでいるかというと、実は当時から変わっていないのではないのではないかとも思う中、こういった出来事があるからこその今があることを再認識させられるとともに、法廷サスペンスとしても、60年代の雰囲気を感じさせる空気感も悪くなかった良作。

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