とってもよかった。
人気作品の裏でひっそりやってるいい映画を探すの楽しい。
「幸せです、ただみなさんの思う幸せとは違うかもしれません」というセリフ、誰にも当てはまる。人それぞれ違うのよね。それが分か…
106分の短さの中に詰まった人権&LGBTQ問題。
戦前に成立した「国民保護法」を下敷きした、悪名高い障害者や病人を差別する「優生保護法」の呪いが、まだ存在していた1960年代。
そもそも「優生保…
主人公のサチが最後に法廷で証言するシーンにこの映画の全てが包み込まれていたと思う。
サチ役の中川未悠は演技そのものが初めてのトランスジェンダーであるが、このシーンはカット割なしの長台詞を自分自身のも…
"自分らしく生きる"ことがなぜこんなにも難しい世の中なのか考えさせられる。途中から涙が止まらなくなったのは60年前に起きた事件なのに、悲しいかな現代も本質的には何も変わっていないから。そしてこの作…
トランスジェンダーの方にとって今の時代も決して生きやすい世の中ではないと思いますが昔はもっと生きづらい世の中だったんだなというのがすごく伝わってきました。
監督も劇中でトランス女性を演じられている…
1965年にあった実際の裁判、史実を基にしている。
トランス女性役をちゃんと当事者キャストにしていていて、現在のそういうことで悩んだり、トランス女性たちにたいする風当たりの強い社会に真摯に向き合っ…
実際にあった裁判を元に真正面から映画を作ろうとする気概を感じた。
今でさえ偏見はあるけれど、この映画当時はより生きづらい世の中だった事が伝わったし、その中でもありのまま生きる彼女たちからパワーをスク…
2025年240本目
劇場109本目
性転換手術をしたトランス女性が、戸籍上男性であることを活かして法の目をかいくぐり、売春をする…というストーリーはいかにもSF的で、初めは思考実験的なフィクショ…
自分は性別については特に気にしたことないけど、自分は自分って自信を持って生きていくって案外難しいよなと自分もずっと思ってきたし、周りに笑われたり馬鹿にされたりされてるかもって感じたり世間の幸せ像と無…
>>続きを読む©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会