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Alpha(原題)
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『Alpha(原題)』に投稿された感想・評価

Omizu
4.3
【第78回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『TITANE/チタン』ジュリア・デュクルノー監督の新作。カンヌ映画祭コンペに出品された。

大好き!大傑作というわけではないが性癖ぶっささりの作品だった。デュクルノーには全幅の信頼を置けると確信した一作。

近未来において全身が石になる奇病が発生した世界で少女アルファが奮闘するというストーリー。正直後半はかなり失速してしまうし、終盤はアルファではなく叔父アミンの話になっていってしまう。

しかしデュクルノーの変態的映像センスは炸裂していて最高だった。前半は文句なしに面白い。次第にドライブしていく展開が最高に面白い。雰囲気だけに留まらないゴア描写でデュクルノーの世界に引き込まれる。

アルファ、母、叔父アミンを中心に歪な家族の物語が展開される。ある意味寓話と言っていい。デュクルノーの作品は全部そうだが、本作も生きることへの寓意が込められている。

ボロボロになっても生き続けること、自分を哀れまず前に進むこと。その尊さを描いている作品と言っていい。

改善の余地はある作品だが、これはこれでデュクルノーの唯一無二の世界観が展開されていてとてもいい。大傑作ではないけど大好物。かなり歪な作品ではあるが釜山で観た中で一番好きな作品になった。
[アルファとヤク中叔父さん] 60点

2025年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。ジュリア・デュクルノー長編三作目。『RAW』『TITANE』で身体の変化を描いてきた監督が新たに描くのは、血液を介して感染する、身体が石化する病気である。13歳のアルファはある日、パーティで非正規の方法でタトゥーを入れたことで、石化病に罹ったのではないかと疑い始める。優秀な医師である母親は、他の医師が二次感染を恐れて治療を拒む中で、たった一人で彼らに寄り添いながら、娘の治療を行うと躍起になる。そんな中で、ヤク中として家族からも遠ざけられていたアミンが家に転がり込んでくる。家族の中で唯一アミンに"向き合ってきた"アルファ母は、弟のためにも動き始める云々。致命的な病気に感染したかもしれない…という恐怖を視覚的に表現するためか、序盤は特にアルファ視点での恐怖描写が多い。窓から足場伝いに外へ逃げようとしたアルファが、強風に揺られて歩けなくなってしまう…と思ったら、助けに来た母親の目線ではそこまで風は吹いておらず、足場も全然揺れてなかったり、ベッドで苦しむアルファに向かって天井が落ちてきたり、そういった視覚的な描写は力を入れているように感じた。また、アルファが単に血液テストを受けただけで感染したとは誰も言っていない状態ながら、他人の血が出ることや他人の血に触れることへの拒否反応が極化していき、結果的に学校でアルファが除け者にされていく際の描写も細やかで良い。バレーボールをしていたらレシーブの際に傷口に当たってボールが血塗れになったり、プールに入らせまいと邪魔をしてきたり、結局プールでも血塗れになって皆が逃げ出したり。また、徐々に石化していく患者たちの身体も、どこか彫刻作品のような優美さすら感じさせる。世界観としても荒廃した近未来風景のように茶色い砂塵の舞う場所が一部だけある一方で、自宅マンションや学校など現実に近い風景も多い。ある意味でこれらの描写も、視点人物であり信頼できない語り手であるアルファから見た世界とも取れるので、全ての描写がそのまま作中の現実で起こっているとは考えない方が良いのかもしれない。

★以下はネタバレを含むのでコチラから↓
https://note.com/knightofodessa/n/nad67e8327265