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こんな事があったの作品紹介

こんな事があったのあらすじ

17歳のアキラは、⺟親を原発事故の被曝で亡くし、⽗親は除染作業員として働きに出、家族はバラバラに。拠りどころを失ったアキラを⼼配する友⼈の真⼀も、深い孤独を抱えていた。ある⽇、アキラはサーフショップを営む⼩池夫婦と店員のユウジに出会い、閉ざしていた⼼を徐々に開いていく。しかし、癒えることのない傷痕が、彼らを静かに蝕んでいく――。

こんな事があったの監督

松井良彦

原題
公式サイト
https://each-time.jp/konnakotogaatta/
製作年
2025年
製作国・地域
日本
上映時間
130分
ジャンル
ドラマ
配給会社
イーチタイム

『こんな事があった』に投稿された感想・評価

3.8
 2021年夏の福島。 17歳のアキラ(前田旺志郎)は、原発事故の影響による被曝で母を亡くし、父は除染作業員として外で働き続け、家族は離散状態にある。拠りどころを失ったアキラを、同級生の真一(窪塚愛流)だけが気にかけるが、真一自身も孤独を抱えている。そんな中、アキラは海辺のサーフショップを営む小池ミツオ(柏原収史)と、店員ユウジに出会い、閉じていた心が少しずつ解けていく。だが、癒えない傷は青年たちの時間を静かに蝕み、彼らのこれからを奪いかねない影を落とす。喪失と孤立を抱えた若者たちが海と人との触れ合いを手がかりに、怒りと祈りのあいだで揺れる姿を見つめる。伝説のインディーズ映画『追悼のざわめき』で知られる松井良彦の『どこに行くの?』以来18年ぶりの新作という事実に驚きを禁じ得ない。監督は今年69歳だから、51歳から沈黙を続けて来たことになる。東日本大震災から10年、一向に復興しない一部地域と原発への強い怒りが今作に結実する。

 非常に寡黙で重々しい物語である。痛烈な怒りと切なる祈りが念頭にあったという監督の言葉通り、映画は被害の状況を時系列に沿って声高に説明しない。被爆で母は死に、父は除染へと向かった。思春期の子供だけが福島という土地に取り残される。たったそれだけのシンプルな物語に、光と影、海風の触感がモノクロームの中に確かに在る。カラーの情報量を減らすことで、身体の所作や沈黙が立ち上がって来るかのようだ。デジタルの冷たさもあるかもしれない。やはり松井良彦の映画では男同士の関係性の中にドラマが現れる。包丁はアキラの怒りのメタファーなのだが、持ち手がアキラから真一へと変化することで、真一の母親への強い怒りと殺意とがある種の詩情を醸し出す。震災はあらゆる人々の環境から何から全てを変えてしまった。辛いのは子供たちだけではなく、大人も同様である。真一の父・篤人(井浦新)が「母に似て来たな」と言いながら強く抱きしめる姿が印象的だったが、あの場面は脚本には書いていなかったという。父が愛する息子を抱きしめることで、初めて親子になれる。それはまた、アキラとミツオの疑似親子の関係も同じだろう。説明で泣かせようとしない静かな鎮魂と再起がスクリーンに確かに宿っている。
reb
3.2
2021年夏、東日本大震災から10年後の福島。17歳のアキラは母を亡くし、原発職員だった父は除染作業員として働きに出たが行方不明。アキラはひとりで仮設住宅を出て街を彷徨う。
友人の真一も、母が震災のトラウマで精神を病み、深い孤独を抱えている。

伝説のカルトムービー「追悼のざわめき」を観て衝撃を受け、桐箱入りのDVD BOXを買ってしまったが、観るのに覚悟がいるので数えるほどしか観ていない。
そんな松井良彦の「ざわめき」から37年、その後の「どこにいくの?」から、実に18年ぶりの新作である。

監督は、震災後訪れた福島が瓦礫の街と化してしまい、街に色を感じなかったことが強烈に印象的で、今回は白黒で撮ることにしたと語る。
そして当初は、反原発をもっと前面に出した映画にするつもりだったが、足繁く福島に通い、200人以上の住民に話を聞くうちに、震災と原発事故を背景にした3家族の悲哀を描くことにしたという。

10年経っても、バリケードが張られて入る事ができずに、あの日のままに放置されている民家。
東電の社員だったことで罪の意識に苛まれ、過酷な除去作業で病んでしまった人。
身体や心が壊れてしまい、急死したとしても、その死因は明らかにはされない。

もう少し劇画っぽくなるラストシーンもあったらしいが、結局監督はそれをバッサリカット。
「ざわめき」では、小人症の夏子の怒りは爆発し、楽園の屋上を燃やし尽くしたが、本作では、怒りの計画は実行されたのかどうかは分からない。

本作は実話ではないが、虚構でもない。
ましてやドキュメンタリーでもない。
悲しみに満ちた静かな画面からは、怒りのエネルギーがひしひしと伝わってきた。

松井監督は、自分に刺激を与えてくれたのは、寺山修司と大島渚だと語る。
寺山さんからは、脚本について徹底的に話を聞いたこともあったそう。
そして「田園に死す」は絶対に忘れる事が出来ない映画だと。
友人の影響で寺山さんが好きになり、その中でも「田園に死す」が大好きなので、なんとも嬉しいお言葉。

この機会に「ざわめき」を桐の箱から引っ張り出して、また観てみようかなぁ。
原発事故から10年後の福島を舞台にそれぞれに続く傷を描く。
『追悼のざわめき』松井良彦監督の社会が蓋をするものへの怒りの純度。個人から社会への不条理の展開。忘れてはいけない、ではなく現在進行形の家族や心への深い影響を思い知る。
苦しみだけでなく救いもあり、美しい。モノクロームの静謐さ、すりガラスのような柔らかさ。

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