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『メイヴィス・ステイプルズ ゴスペル・ソウルの⼥王』に投稿された感想・評価

「ピーター・バラカン、ズ・ミュージック・フィルム・フェスティバル」で見て来ました🎞️
一番、楽しみにしてた映画😻
良かったナ〜🎵
1950年代、元々はギタリスト&シンガーの父ポップスと子供たちで始めたゴスペル・グループやった
やがて、ポップスとギターと、まだ10台始めとは思えないメイヴィスのヴォーカルでグループは教会でも評判となり、ステイプル・シンガーズとしてプロになり1653年にデヴューする
ゴスペルからソウル、そして有名曲のカヴァーまでレパートリーとし徐々に人気を獲得していく
若いディランと出会い、父は、その歌詞に感動し、ステイプル・シンガーズもメッセージ性のある歌を手がけだす話は興味深い🤔
時代は1960年も半ば、公民権運動も盛んな時
キング牧師との出会いは当然の事ながら黒人の差別解消、そして黒人の人権意識に目覚める事になる〜
それは同時にゴスペル本来の持つ平和と愛の精神とも結びつく🥰
68年にレーベルもスタックに移籍し
72年に傑作アルバム「Respect Youreslf」が生み出され「I.ll Take You There」が世界的なヒットとなる🌟
有名な1972年のワッツタックス・コンサートにはロスアンゼルス球場には10万にもの黒人達が集まり熱狂する〜
その場面は熱い🤩
そして、76年のザ・バンドのラストワルツでのスタジオでのザ・バンドをバックにした「ザ・ウェイト」の熱唱はロック好きには忘れられないやろ〜
後年、ガン治療後のレヴォン・ヘルムのウッドストックの家を訪れる場面には涙した😢
また、80年代ソロ活動中のメルヴィスがプリンスと出会い復活していく
プリンスの秘蔵フィルムやステージでの共演も見ものや😻
ウィルコのジェフ・トゥイーディーとのスタジオでの共演シーンで亡き父、ポップス・ステイプルズを曲をジェフのギターをバックにメルヴィスが歌うのは素晴らしい🥰

スキャンダルにまみれる事無く、常に父、そして家族を大切にし、想い、歌に真摯に取り組む姿勢にはホンマに感動した〜
そして、今も若い世代のミュージシャンに愛されてる💕
何より、子供の時から天才と呼ばれ、年月が経っても衰えるどころか、ますますパワーと説得力に溢れたその歌声にはホンマに圧倒されたナ〜🎙️

終演後に自然と拍手が湧き起こったのも嬉しかった🥰
minavo
5.0
2本目はメイビィスステイプルズのドキュメンタリー。日本未公開。HBOのケーブルテレビの番組だったとのこと。終演後の満席の会場に起こった拍手にも感動しました。

今年86歳で日本にも来てくれたメイビィス、2015年の映画。

お父さんや姉妹で構成される家族グループの歴史からキング牧師、ボブディラン、プリンスとの交流など。ボブディランとはちょっと付き合ってチューしたらしい😛

メイビィスがブルースブラザーズTシャツきとるなーと思ってたら直後にクロッパーのインタビュー。素晴らしい。

でもなんと言っても、マーティンスコセッシの音楽ドキュメンタリー「ラストワルツ」のライブシーンで泣いてしまいました。映画的にそれまでの活動がグッと集約される見せ方になっており痺れます。

トークショーで王道のドキュメンタリーとお話されてましたが、ミュージシャンドキュメンタリーでありがちなドラッグとか、アルコールとかネガティブな要素がなく、家族愛に溢れた良作。いやいや、こういうのあまりないタイプでとてもよかったです。

👉ラストワルツのライブシーン
https://youtu.be/ho-RVRBg5D0
2025年9月21日角川シネマ有楽町
今年のピーター・バラカン音楽映画フェスティバルは、一度見たものを除くと、見たいのはこれくらいかな~と。
ステイプル・シンガーズはスタックスの盤はいくつか持っていたかなーという程度。勿論ラストワルツの名演は見ているし、メイヴィスがソロでやっているのも知っていたが、まぁトシなのでもうたいしたことないんだろうとそんなに期待せず。

いや~、素晴らしかった。まだ歌えるんだよね~。そりゃ全盛期よりは劣るだろうけれど、ステージで杖を観衆の方に向けてシャウトする感じがカッコよい!あと今のバンドがギター中心であとの音が結構ペラペラな感じがよい。まさしくステイプルズって感じ。

ここまで有名なステイプル・シンガーズでもレコード会社でずいぶん苦労したことが語られる。権利関係はいつになっても難しい。
もう一点この映画のテーマは分野を越える、というかクロスオーバーしていく話で、ゴスペルから始まり、フォークのようなプロテストソングをやったり、ソウルに行ったり、そこがこのグループの魅力である。ディランとプリンスで語られる。

ウィルコのJeff Tweedyがプロデュースしたとかは、2010年なのでその頃全然ソウル聴いてなくて知らなかったけど、聞き直すとこれもいいね。この映画は2015年になっているからJeff TweedyがPops Staplesの録音をミックスし直して出した年ですな。

インタビューと演奏の混ざり具合がちょうどいいのかな。どうしても音楽映画ってインタビューばっかになっちゃうから。ただもうちょっと聴きたかったという気持ちはある。

スタックス以前・以後のメンバーチェンジには何も触れていなかったけれど、メンバーだった息子は兵役後どうしたんですかね。

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