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PEACOCK/ピーコック
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PEACOCK/ピーコックの作品紹介

PEACOCK/ピーコックのあらすじ

完璧な息子、教養ある恋人、デート中にヒーローになりたい人のためのチンピラ役——。「マイ・コンパニオン」は、どんなシチュエーションもこなせる理想的な人物を提供する代理店だ。マティアスはそのトップパフォーマーとして、求められる役割を完璧に演じ分け、日々さまざまな人格を生きている。だが、恋人ソフィアに「本当のあなたを感じない」と告げられ別れを迎えたことで、彼の完璧な仮面は静かに剥がれ落ちていく。さらに、あるクライアントとの想定外の出来事をきっかけに、マティアスの歯車は少しずつ狂いはじめ、やがて現実と虚構の境界も曖昧になっていく…。

PEACOCK/ピーコックの監督

ベルンハルト・ウェンガー

原題
Pfau - Bin ich echt?/Peacock
公式サイト
https://culturallife.co.jp/peacock/
製作年
2024年
製作国・地域
オーストリアドイツ
上映時間
102分
ジャンル
ドラマコメディ
配給会社
カルチュアルライフ

『PEACOCK/ピーコック』に投稿された感想・評価

3.2
原題は、„Pfau – Bin ich echt?“
(ファオ ビン イヒ エヒ)
🦚『孔雀 – ボクは実在するのか?』(直訳)

Netflix 🇩🇪„IM WESTEN NICHTS NEUES“(イム ヴェステン ニヒツ ノイズ)『西部戦線異状なし』)の
🇩🇪Albrecht Schuch(アル ブレヒト・シュッフ)主演最新作。
新進気鋭の🇦🇹オーストリアの映画監督
Bernhard Wenger(ベルンハルト・ヴェンガー)の長編デビュ 一作。
🇮🇹2024年8月 ヴェネツィア国際映画祭 批評家週間招待作品。

🇯🇵日本で流行している「レンタル友達」というコンセプトを中心に展開し、社会的価値観に対する風刺的な視点を提示。
ヴェンガー監督が日本への調査旅行の際に、このテーマで映画を作るというアイデアを思いつき、主人公マティアス(シュッフ)のキャラクターは、そこで出会った代理店の従業員に基づいていると語っています。

📖あらすじ
マティアス(アルブレヒト・シュッフ)はRent-a-Friend-Agentur「友達レンタル」エージェンシーで働いており、そこでは、友人を様々な目的でレンタルできる。
ある時は教養のあるボーイフレンド、ある時は完璧な息子、またある時は単に議論の練習をするためのスパーリングパートナー…
マティアスは俳優のように、クライアントの要望に応じて役柄に溶け込む。
しかし仕事は順調だが、私生活では迷走している。
本当の感情を感じることができなくなり、それが原因で恋人に別れを告げられる。
やがて仕事も困難になり、依頼は次々と彼の手から離れていく…

私は誰なのか?私はどんな人間になりたいのか?
自分のアイデンティティという問いは、人生の土台を築く上で重要であり、ほとんどの人が一度は必ず直面すると思います。
映画は、常に他人の人物を描写することに依存するあまり、自分自身の人物像を忘れてしまった男を描いています。

他人の期待に応え、役割を求められる様子というのは、
常に日常生活でも起こっていると、わたくしは思います。
特に日本社会においては、他人との良好な関係を築くために、ある程度「よそ行き」の自分を造り上げ、別人になりすましたりすることに慣れなければならない。
良くも悪くも、映画の題材になった商売が成り立つ日本社会。

日本でも存在感が増してきた
🇩🇪ドイツ人俳優アルブレヒト・シュッフ。
アルブレヒトは憑依型の俳優ですので、一度演じた役から抜け出すのにとても時間を要する、重たい役であればあるほど、長期的な休暇が必要と、数年前にインタビューで語っていました。
主人公マティアスが、数多くの役割を演じ、自分のアイデンティティを見失いそうになり苦悩するというのは、
アルブレヒト自身も少なからず経験があり、共感できたのかもしれません。

日本未公開のアルブレヒト主演最新作„Stiller“(シュティラー)も、
自分のアイデンティティを否定されるという役どころでした。
プロットに共通点があるからか、ピーコックは観ていてどこか既視感を覚えたのはそのせいでしょうか。
こちらは、出だしは軽快なコメディ調の悲喜劇。
„Stiller“(シュティラー)はシリアスで重たいですが、
過去の出演作や役を鑑みると(哀愁のある役が多いです)、
個人的にはシュティラーの方が、アルブレヒトらしい作品(似合っている)かなと感じます。
とはいえ、いつもいつも重たい役なので、「コメディをやりたい」とアルブレヒトが言っていたのも事実。
自己を自問し発見するという難しい探求テーマでありながら、観客を楽しませる演技を見せています。

アルブレヒト好きの方はぜひ。
SY
4.0
精神崩壊への道のり。画のテイストもすき。