恋愛社会学のススメの作品情報・感想・評価

恋愛社会学のススメ2009年製作の映画)

ALLE ANDEREN

製作国:

上映時間:119分

ジャンル:

3.2

「恋愛社会学のススメ」に投稿された感想・評価

登山のシーンで、元彼と隣駅にあるトレジャーファクトリーまで徒歩で行った帰りに、急に機嫌が悪くなった元彼が黙ったまま早足で歩いて行ってしまったことを思い出した。見ていて「ここでこういうこと言っちゃだめなんだよな」とか思いつつ、トレジャーファクトリーの時の自分の態度も反省した。しかし今は大人になったのでそんなめんどくさい男はもう要りません…
▓

▓の感想・評価

3.0
どっちって事でもない感じのわりには女に寄ってるような気もした。良かったけど
チェ

チェの感想・評価

4.2
『ありがとうトニ・エルドマン』のマーレン・アーデ監督、おそらく33歳頃の作品…、彼女は恋愛経験豊富なのだろう…多分…一度や二度の恋愛でこんなにリアルに描けるとは思えないだもん。
トニ・エルドマンの時もそうだったけど、登場人物のキャラ設定がキレキレです。今回もこじらせてる人「あるある」が、刺さりまくってまだ傷口がふさがりません。マーレン・アーデ監督作品もっとソフト化して欲しいな。
ENDO

ENDOの感想・評価

4.2
切ない。なんとなく噛み合わないふたり。
建築家としての理想と現実の折り合いをつけられない男。男を夢想家だと叱咤し、行動を促すバンドの広報をする女。愛してるといいながら、買い物の時の、少しワガママで、雑に扱う様がリアル。男の友人の理想のカップルの前で、体裁を気にしている男と素直でいようとする女の溝が徐々に広がっていく。
彼女が窓から飛び降りた時、一度死を体験して彼女は変わったが、男はその事に気がつかない。その後、女が本当に死にかけた時、男は女の存在を再認識する。
難しい。愛情って本当に、内に向いたら破滅に向かう。2人だけの世界、夢中になれるが、そのままでは息苦しくなる。常に外向きでいる事が大事。発散できないと、窒息死しそうになる。
Cat StevensのHow Can I Tell Youがエンディングで流れる。言葉では足りない。やはり、互いを思いやる気持ちだけじゃダメだ。生きることと、愛することが重なりすぎると、機能不全になる。頭の中の理想を打ち破る。そして相手と向き合うこと。普遍的な愛についての話でした。
茶一郎

茶一郎の感想・評価

3.7
男は石だらけの砂利道を進み、女は山道を歩きながらその男の様子を後ろから見つめる。その後、二人は道に迷う。この山登りのシーンが、男女2人の関係と人生を語っているような。
 今作『恋愛社会学のススメ』は、 『ありがとう、トニ・エルドマン』で全世界の映画賞を総なめにしたマーレン・アーデ監督の長編2作目にして、ベルリン国際映画祭・銀熊賞(審査員グランプリ)を獲得するなど、こちらも高い評価を得た作品になります。

 避暑地に来た夫婦二人のバカンスでのやり取りを映し続ける、一括りにするとドイツ版「倦怠期カップルモノ」ですが、その中でも特に物語性を排し、徹底的に生々しいカップルの苦悩を浮き彫りにしていきました。
 英題『Everyone Else』(その他のみんな)の通り、「愛はあるのに上手に伝えられない」痛々しいカップルあるあるを映し出す一方、邦題が『恋愛社会学』と言うだけあり、このカップルのすれ違いの問題が彼ら「個人」ではなくその「恋愛社会」の仕組み自体にあるのではないかと思わせるほど、じっくりナマモノの「恋愛」を見せつけます。
 どのカップルにもあるであろう不器用な二人のやり取りを見ていると、そもそも考えも性格も違う「他人」同士の二人が真に愛という感情を伝え合うことなどできないのではないかと、思ってしまいました。

 劇中でダントツに痛々しいのは、主役夫婦と男の同僚夫婦との比較です。男の同僚は冗談好きで家庭は明るく、おまけに奥様のお腹には子供がいるということで幸せの絶頂にいるカップル。一方で、主役夫婦は上述の通り、絶頂どころか山登りで道に迷う始末ですから、この二組のカップルの幸せの差は歴然です。主役夫婦は、この幸せなカップルの真似をしてみるものの全て裏目に出て、これまた観ているコチラとしては悶絶モノでした。

 世間体を気にして、少々エキセントリックな女に「普通」であって欲しいと願う男。優秀なはずの男の才能に期待しながらも、男と自分の能力の差を気にして、男に自分を捨てないで欲しいと願う女。
 この二人に「この愛をどう伝えればいいんだろう」なんて聞かれても困ります。もう「死んで生まれ変わるしかないのでは」と思うほどの関係が、文字通り「死んで生まれ変わる」。感情を伝えるのに、言葉や行動などは必要なく、二人が目と目を合わすだけだけでいい、ハッピーでもバッドでもある奇妙なラストは、いずれにしても二人の再スタートであることは間違いがありませんでした。
男は女をプールに突き落とす、女は「アンタに落とされるぐらいなら」と言わんばかりに自ら落ちていく、俺が悪かった、私が悪かった、君が悪いんだ、あなたが悪いのよ
おセックスしてキレイサッパリ!

もう、勝手にやってなさい

恋愛社会学は奥深い。
いや、もとい、深くない。浅い。

少なくとも、こいつらは浅い。
minacco

minaccoの感想・評価

2.7
激しい女であった…
男もなんだか煮え切らないし。
恋愛社会学⁇って、なんでこんな邦題になったんだろう。
意味が分からない…
この2人絶対うまくいかないよね。
最初の若干幸せそうな雰囲気からの中盤、噛み合わない感がハンパない。
ドイツ映画、最近観たなかではがっかり度1番かも。
あるカップルのバカンスの様子をドラマ性を一才排除して録った感じ。例えば、山に登るシーンはあっても山頂に到達したとこなんて映さない。
地味だが、女のほうがジワジワと冷めてく様子は良く撮られていて興味深いが好きじゃない。

主役のアート系男子みたく、「僕ちんナイーブだから、僕を傷つけるような言動は許さないよ?」みたいな裏亭主関白野郎とはとっとと別れたほうがいいと思う。イライラした。
あと、主役の女がトンでもないブスなのが許せん。
女が助走をつけて窓から飛び降りるシーンは凄かった。
emily

emilyの感想・評価

3.7
幸せいっぱいのカップル、クリスとギャッティーはバケーションで避暑地にやってくる。しかし彼らより幸せそうなカップルに出会うことで、二人が築き上げてきたお互いの役目や距離感が崩れ始める。

 タイトルコールがレトロポップで70代の色彩に包まれて、そのまま淡い色が全編を引っ張っていく。二人は避暑地でのバケーションにきており、その期間はそこそこ長いものと考えられる。結婚前の男女が疑似夫婦を楽しむ。例えば今までは1泊や2泊のお泊りデートがあったかもしれないが、そのくらいの時間では見えなかった、細かいすれ違いや、価値観の違いが浮き彫りになってくる。「愛してる」言葉を呪文のように唱え、自分の気持ちを確認する。それは自分の気持ちそのもの、二人の関係そのものに微妙な空気が流れ始めているからだ。

 そこに比べる対象となるカップルが交わる。二人だけでも、長い時間を過ごしてずれ始めたものが、先輩のカップルを見ることで、自分たちとの落差を感じる。無意識に男は女をリードしはじめ、それに必死でついていこうとする女は、おかしくなり始める。彼女みたいになればうまくいくのか?二人は別のカップルと比べてしまうことで、自分達の破綻を進行させてしまうのだ。自分たちには自分たちの形があるはずなのに。先輩カップルにはどう転んでもなれないのに。そうして別のところに幸せを求めてしまった二人は、「愛してる」の言葉に頼り、その言葉でなんとかうまくまとめようとする。

 絶妙な心理状態を探り合う二人、くっついたり離れたり、またくっついたり、ゆらゆら揺れ動く心情、妥協してみたり、中和してみたり、でもできなかったり、でもそうやってカップルはお互いを試しあい、確認しあって愛を深めていくのだ。時折エキセントリックな行動が勘に触ったり、観客をびっくりさせたりしながら、普遍的なカップルのすれ違う心情を会話劇と、こまめな表情の変化でしっかり捉える。

 冒頭の一面のじゅうたんの柄に横たわる彼女。憎たらしくて、すれ違いばかりだけど、でもなんとか上手くやっていきたい。呪文のように唱える愛してるも、きっといつか本物になるはず。そう二人が願うなら。周りを見ても、違う人になろうとしても、二人は二人でしかない。二人の愛のカタチ、二人の中和はいろんなことを試しながらきっと見つかるものだ。
うまる

うまるの感想・評価

3.0
新作「トニ・エルトマン」が好調な、マーレン・アーデの長編2作目。

ロジエとかロメールっぽい絵の会話劇で、地味だけど良かったな。

ただ話だけ見ればカップルの痴話喧嘩と仲直りのセックスだけだし、脚本にもう1本筋が通ってたら傑作とまで思えたかも。
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