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飛行家
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飛行家の作品紹介

飛行家のあらすじ

自ら考案した飛行装置で空を飛ぶ夢にとりつかれた中国東北地方の平凡な労働者とその妻の長年にわたる奮闘を、ファンタジックなシーンを交えて描いた作品。

飛行家の監督

ポンフェイ

原題
飞行家/Take Off/Black Land's Dreamer
製作年
2025年
製作国・地域
中国
上映時間
118分
ジャンル
ドラマ

『飛行家』に投稿された感想・評価

3.5
中国東北地方に暮らす平凡な労働者リー・ミンチーは、自作の飛行装置で空を飛ぶという夢を追いかけているが、実験は失敗する。やがて改革開放政策のなか、ミンチーと妻は廃工場を改装してダンスホールを開業するが、ミンチーは空を飛ぶ夢を捨てきれない。
(東京国際映画祭より)

当時の中国社会に翻弄されながらも一つの夢に向かっていく、壮大な熱きドラマ。

一度は捨てたけど、手術費用のためにもう一度挑戦する熱い魂に震える。ポスターからして飛ぶんのかなと思ったけど、気球で上に行って、目標地点まで降りていくのね。超大袈裟に言うと、カメラワーク見るとアイアンマンを思い出したよ笑
Rin
-
現代中国史の歪みを背負った飛行──第38回東京国際映画祭コンペ。中国映画(中国本土の映画)を好む者としては非常に面白く観られた。中国東北地方の農村に生まれたミンチーは熱気球に熱を上げていた父の血を受け継ぎ、自作の飛行装置で空を飛ぶことを夢に見ている。動乱の中国社会を生き抜くミンチーは、心臓に病気を抱えた子の手術費用を得るために、一世一代の飛行の賭けに出る。

70年代から現在にかけての長いタイムスパンで描くクロニクル。コンペの中では娯楽的なテイストだが、クライマックスのミンチーは飛行は様々な含意を感じて興味深い。まず、『飞行家』というタイトルと気球のスチル写真からは上空を目指す挑戦がまず想像されるが、本作における飛行は上昇ではなくほとんど墜落とも言える下降である。1976年に文化大革命が終わると、鄧小平は改革開放政策を推し進めるが、庶民は経済格差の拡大や拝金主義の横行に幾多の辛酸を舐めさせられた。劇中にも、借金を返済させるためにミンチーらが開業したダンスホールの権利を横奪する資本家が登場する。また、この時代、農村部と都市部の断絶も決定的になった。中国の戸籍制度は農村部から都市部への人口流出を抑止する目的で1950年代に制定されたもので、改革開放時代にも変わることなく引き継がれ、現在まで続いている。農村部から都市部への移動は制限され、農村生活者の社会保障や教育は都市生活者と比べて極めて不利な状態にある(この問題は王兵(ワン・ビン)の「青春三部作」などからも窺い知ることができる)。ミンチーの飛行が上昇ではなく下降であることに、改革開放政策をユートピアへの飛揚と見ずに宙吊り状態からの不時着を余儀なくする政策だとする批判を嗅ぎとるのはそれほど無理のある解釈ではないだろう。また彼の飛行は、動乱の中国現代史が奪い去った庶民の夢を背負いなおし、都市と農村の格差解消と富の再分配を願う暗喩とも取れる。飛行装置が自作であることも重要であり、これは毛沢東がソ連からの自立を強調するために使ったスローガン「自立更生」が背景にあるのだろう。実際のミンチーの飛行装置はソ連のロケット部品と仲間が集めてくれた革ジャンのハイブリッドであること、飛行に失敗したミンチーの父が「自立更生」の名のもとに迫害された過去がほんの一瞬示されることも皮肉が効いている。

本作、基本的にはストレートなカタルシスが感じられる間口の広いエンタテイメントに仕上がっており、社会批判的なメッセージは前面に出ていないが、「公映許可証」の検閲をくぐり抜けるためには最低限このくらい淡くする必要があるのだろう。昨年日本でも公開された中国版『トゥルーマン・ショー』こと『抓娃娃(じゅあわわ)ー後継者養成計画ー』(2024)と同じようなバランスだ。

スペシャル・サンクスに姜文(チアン・ウェン)がクレジットされている経緯が気になる。
 史実ベースの伝記映画と思って観に行ったので、冒頭で気球から飛び降りた主人公がジェットパックで飛び出して「え?」ってなった
 ロケットマンが飛んだロス五輪でも1984年なのに70年代末にあの精度はちょっと...
 隕石落ちてくるし...

/可能性は感じる映画でした
伝記映画風のファンタジーというタランティーノがやってたことを別の切り口でやろうとしたというか...

/終盤のテレビ塔から飛び降りてムササビスーツで滑空する主人公、ビジュアル的に「映像の世紀」に出てきた空飛ぶマント着てエッフェル塔から飛び降りて即死した興行師を彷彿とさせて不穏だった。