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トーキョーナイトフォール

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トーキョーナイトフォールの作品紹介

トーキョーナイトフォールのあらすじ

『それからアンナはおかしくなった。』 女子高生の頃に同級生の自殺遺体を見て以来、様子の変わったアンナの兄・雨無は、その後、自殺した妹・アンナの死因は自分にあるの ではないかと悩む日々を過ごしていた。とある晩に東京のネオン街の片隅で密かに行われる絶望した若者の心中を目的としたイベント。 自責の念に駆られた雨無は、アンナを失った後悔と共に夜のネオンの街へ姿を消してしまう。雨無の親友である服部と能津は、雨無の挙 動を怪しみ、イベントが行われるというナイトクラブへ侵入することを決める。東京の冷たい社会から虐げられた若者たちが心中を決意 する最後の空間で、脱出を試みる三人であったが、徐々に彼らの胸の奥に秘めていた感情が姿を現す。

トーキョーナイトフォールの監督

清水友翔

原題
公式サイト
https://arct4film.com/portfolio-item/tokyo-nightfall-2025/
製作年
2026年
製作国・地域
日本
上映時間
79分
ジャンル
ドラマ
配給会社
Arct'4 Film

『トーキョーナイトフォール』に投稿された感想・評価

1.6
【希死念慮が漂うアングラ作品😇】
アングラ系の映画が観たくて鑑賞。負けた。

💊全体の感想
同じシーンが繰り返し出てきて、さすがに反復回数の多さに苦笑してしまう。この演出をなくしたら本編79分⇒40分くらいに短縮できそう。

💊脚本
家族を亡くした喪失感から希死念慮に因われてしまう、というのは分からなくもないんだけど、じゃあそれを止めようとした友人たちがあんな行動する…?とか、あのイベント主催者まで◯◯して、一体なんだったんだ?とか、登場人物たちの行動原理の不明瞭さや人間の描き方の薄さもあって、いまひとつ乗り切れなかった。やりたいテーマはあるのにそれを表現する手法が見出せていないように思える。プロットは良さそうなだけに、もったいないおばけ。

💊キャスト
唯一の良いところは主演のカオの良さ。美形の兄と妹。これだけで恐ろしく画面が持つ。こんなに中身がペラペラなのに、79分持ち堪えるからすごい。顔面偏差値の勝利。一方で、アングラシーンで活躍するラッパーの漢 a.k.a. GAMIや梵頭らを起用していながら、このテイストの作品なんだという驚きがある。もっとオラついた作品かと思ったら全然根暗で病み映画だった。

💊手ブレ補正
今どきのスマホでもハンディでも、ここまで酷い手ブレはしないぞと言いたくなるくらい画面がガタガタに揺れて酔いそうになる。富士フィルムがスポンサーに入ってるっぽいんだけど、ほんとに?いいの?イメージダウンになりませんか?

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⚠️この先、ネタバレあります⚠️
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💊良かった台詞
『あいつが心配してたんだよ』
俺が心配っていうと、きっと断られちゃうから、あいつが心配してるって主語を変えて伝えるところに、優しさと気遣いと相手への理解を感じた。

💊もっと見たい
妹との思い出がそれしかないんか?てくらい、同じ映像を何度も見せられて、さすがに手抜きに感じてしまう。もっと他の思い出も見せてくれよ。同級生の◯◯を目撃する前の、まだ心が健康だった頃の元気な妹の姿とか、兄と妹の絆やお互いを思いやる姿とか、現在と過去の振り幅が欲しかった。

💊どうした
一番意味不明だったのは梵頭の役柄。ガチガチの招待制と謳っておきながら、顔見知りでもないゲストを2人も入れている。しかもイベントを止めようとしていそうな鼻息の荒い2人組。そりゃ荒らされるに決まってるじゃん。こんなにオラついてるのに、梵頭も自◯願望があったみたいだし、意味が分からなかった。傍から見ただけでは、誰が希死念慮を持ってるか分からない。誰もが孤独を抱えたり、世の中に絶望している。みたいなことを言いたかったのかな。それにしても支離滅裂が過ぎる。梵頭はなんでこの役を引き受けたんだろか。表情固くてカメラに緊張してそうに見えた。

💊闇落ちイベント
自分が主催者だったらクスリ盛って、臓器売買するかなって、ふんわり思ってたら半分アタリで、半分ハズレだった。クラブに来るような若い子が大半だったし、意識を朦朧とさせて悪いことするような外道なヤツらの登場を予想していたけど、そんな極悪人はおらず、そのまま救済されて思いのほか良心的。それにしてもこんなことされたクラブ側はたまったもんじゃないよな。何回か開催しているみたいだけど、この大量の◯体たちをどうやって隠蔽しているんだろうね。なんだか腑に落ちない。

💊友人B
軽薄な友人は果たして本当に主人公の友人なのか。友達の妹が亡くなったのに危機感がまるでない。主人公のことも心配している素振りがなく、主人公そっちのけでクラブでナンパしている。お前は何しにきたんだ。同じ映像を繰り返し見せるくらいなら、もっと友人たちの内面を深掘りすれば良かったのに。

💊その他、いろいろ
・友人/服部役の人が雰囲気はあるのに演技が勿体なかった。会話のテンポが他の演者と合ってなくて、語尾にギリギリ被らない程度に話し出すのが早い。それだと相手の言葉を受け止めているように見えないから、あと半拍だけでも間を置いてから喋るんだ。演出がそういう話し方のクセを調整したり、編集の力でなんとかするのが監督の仕事だろ。
・妹可愛い〜!でも兄がうざいって思うなら自分で生活しろ〜。
・妹の唯一の友だちを兄に悪く言われたらムッとするのは分かる。でも兄貴がメンヘラ嫌いなことくらい分かるじゃん。じゃあわざわざ喧嘩のネタになるような友だちの話題なんて出さなきゃいいじゃん。
・路上喫煙する人無理なんで全員嫌いやったわ
・内輪ウケの会話の中になにか意味を見出そうと思ってはダメ。
・友だちの妹にえぐい下ネタ言う人まじ無理
・ノリと勢いがないと◯ねないなら、◯ぬ必要がないってことだよ。生きろ。
・エンディング曲の滑舌の悪さ。口半開きのままダルそうに歌ってて、最後までスッキリしなかった(※主人公の友だち役の人が歌ってました、すみません🙏)

💊余談
主人公とその妹役のプロフィールをみたら、妹が実年齢27才で、兄が25才でした。え、27才…!?😳
singer
3.6
女優の葵うたのさんが好きで、
昨年の夏の終わりに「僕の中に咲く花火」という作品を観てから、約一年。

同じく清水友翔監督の下、再び安倍伊織くんとの共演作となった、この「トーキョーナイトフォール」は、公開前から楽しみにしていて、
公開前にはイギリス最大の独立系映画祭であるレインダンス・フィルムフェスティバルの国際長編部門の最優秀賞作品賞にノミネートもされていたりして、注目していた作品だったので、地元の近くの映画館での公開に合わせて、観に行ってきました。

前作の「僕の中に咲く花火」とは一味も二味も違って、
冒頭からフラッシュバックして行くような都会の夜の喧騒、主人公たちの記憶の断片を散りばめながら、ビルの見下ろすようなカットから、タイトルが出る所なんかは、観ていて素直にクールでカッコいいなぁと思ったし、清水監督の鋭くエッジの効いた視点を感じたりもさせられつつ。

そんな中で繰り広げられる本編のストーリーは、
自分の解釈で言うと、まどろみの中のような印象がありました。
その地下の世界が現実なのか、幻なのか。
過去のビデオ撮影による主人公たちの映像から、その関係性や背景を語らせつつ、
現実と交錯させるようなストーリーには、すんなりと入っていけるような部分は少なく感じたし、感情を移入して行けるようなキャラクターも少なかったせいか、なんだか俯瞰でビルの上から地下の若者たちを追っていたという、そんな掴みどころの無い展開が続いて、少し難解に感じる所もありました。

でも、前作「僕の中に咲く花火」が、静の部分だとしたら、
今回の「トーキョーナイトフォール」は、動の部分という、
全く手触りが異なる世界観を、2つの作品で見せてくれた部分には、
とても斬新で、振れ幅の広さを感じさせられたりもしたし、
いつか、メジャー系の作品で、この経験を活かした作品なんかも観てみたいなぁと思わさせる部分はありましたね。

葵うたのさんの演技も、前作とは大きく印象が変わって、
儚さの極限を心に潜めているかのような、そんなアンナという少女の深い場所にある感情を、視線だけで語るような演技が見られたし、また違う側面を見られたのが嬉しかったですね。

阿部伊織くんも同様で、なんか、ずーっと虚な目をしているのに、なぜかどこか美しさや、強い心の芯のようなものも感じられて、画面に映るだけでも、とても絵になる俳優さんになってきたなぁと思ったりもしました。
髪型や雰囲気も含めて、まだ若い頃の尾崎豊さんのような、そんな危うさと強さを秘めたような、そんな存在感を感じたりもしました。

同じ監督で、同じキャストを使いながらも、こんなに印象の違う作品に感じられた所に、それぞれの新しいアプローチが、上手く結実したことを物語っているようで、
今回もいいものを見せて貰えたなぁという気持ちにさせられました。

またいつか、清水監督が撮す、新しい葵うたのさんや、阿部伊織くんを観れたらいいなぁと思いつつ。

後、葵うたのさんのポッドキャストや、清水監督のインスタライブなどに参加して、
監督とキャスト陣が若い人ばかりで、みんな仲がいいなぁと思いながら、公開前を過ごしたりしていて。
そんな絆の部分が、これからの各々の活動の中で、また再びいい作品を生んで行ってくれたりするといいなぁと思ったりもしました。
Stando
1.5
孤独や生きづらさ、自殺という重いテーマを扱っているにもかかわらず、最後まで驚くほど表層的に感じてしまった。

東京の夜景や映像の雰囲気は悪くない。しかし、美しい画づくりや重い題材を並べるだけで、作品に深みが生まれるわけではない。孤独や絶望を描くのであれば、台詞で説明する前に、まずその人物をもっと見せてほしかった。

分からないから考えたくなる映画もある。でも今回は、分からないからこそ考えたくなるというところまで、自分は辿り着けなかった。観終わって答えが出なかったのではなく、そもそも何を見せられていたのか掴めないまま終わってしまった。

深いテーマを扱えば、深い映画になるわけではない。

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