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エラ・フィッツジェラルド物語
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『エラ・フィッツジェラルド物語』に投稿された感想・評価

minavo
5.0
ピーターバラカンさんの音楽映画祭、5本目。

日本の女性ジャズシンガーはだいたい、サラ派かエラ派に別れるとジャズミュージシャンに聞いたことがある。サラ・ヴォーンとエラ・フィッツジェラルドのことだ。

ということで、ジャズの歌唱テクニックの代表であるスキャットが神がかってる、エラ・フィッツジェラルドのドキュメンタリー。当たり前だけど、スキャットだけじゃなくてフェイクもとんでもなかった。

スキャットは、楽器のソロパートを即興のハミング?で歌う技術のことで、フェイクは、元ある歌のメロディをこれまた即興で変える技術のこと。

どちらもいわゆるアルバム音源では、あまり使われなくて、ライブやライブ収録アルバムでしか聴くことができないから、コアなジャズボーカルファン以外の方はもはや何?って感じかもしれない。

元曲を知ってて、かつこれらのボーカルテクニックを知らないとエラの歌の凄さは伝わらないかも知れないけど、印象的なことを書きたいと思います。

まず、フェイクですが冒頭で歌うのが、超有名曲「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。イントロからバース(スタンダードジャズの頭についてる、元々のミュージカルのあらすじを説明したりする歌)とも思えない、フェイクをぶっ込んでくるので、何の曲か全然わからない。フェイクのままシームレスでメロディに突入するから、サビまで何の曲かわからないほど。

次にエラのスキャットの魔法について。題材はライブの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」。解説付きで聴いてもラストの「煙が目にしみる」くらいしかはっきりわからなかったけど、曲のコードと合ってる曲、40曲を引用しての5分間のスキャット。童謡、交響曲、ジャズ、ポップスまで多種多様。バンドもついていくのが大変だとは思うし、もちろん何回もライブやっての話だとは思うけど、でも凄すぎません?

戦後、敏腕マネージャーと出会って、1920年くらいから作曲家ごとのアルバムに着手、これが「グレイト・アメリカン・ソングブック」として、スタンダードソングとしての教科書的存在になるところを、ワンフレーズを繋いで描いてくれるところもよかった。

家族に恵まれなかったエラ。長年疎遠だった養子の息子が、葬式のあとに何げなく入ったスーパーで、優しかったお母さんの歌が流れてきた話に被せて、エラのライブ映像が入る。

ガーシュインの「How Long Has This Been Going On?」。今までは何だった?って突然の恋に出会って戸惑う歌。この曲が母を亡くしてはじめて、深い愛情を与えてくれた存在だったと気づかされた、と聴こえる。

こんなん泣くに決まってる。
4.5
何をどう歌ってもお上手なエラさんのお話。
可愛らしい声は晩年まで変わらなかったんだね。彼女のスキャットは本当に素晴らしい。
それにしても、彼女と共演したアーティストは豪華だよねー。
ってか、それだけ彼女の歌声が魅力的だったんだろうね。
大きなホールでライブをするきっかけがマリリン・モンローだなんて、素敵なエピソードを知ることもできました。
2026年映画館鑑賞139本目
Filmarksに「皆がモントレーにやってきた
原題:The All Came Out to Montreux」がないようなのでこちらに
フェスの初期アメリカのジャズメンたちを招集していたモノクロ映像にはエラ・フィッツジェラルドが歓迎されたライブ映像が残されていて「エラ・フィッツジェラルド物語」でも多数出てきていたのを目にしました

アリサ・フランクリンが絶頂期
すっっっっばらしい歌声で楽しそうに
ノリノリで歌っていた

マービン・ゲイはずっと出演を断っていたけれど、アリサやエラ・フィッツジェラルドなどが歌っている映像を観て撮影が上手いからと承諾したそうな
貴重な映像の宝庫
youtubeに部分的にアップされていたりするみたいですが
全て記録されているそうで、アーカイブをデジタル化も済んだらしい
莫大な財産ともいえる映像記録を、後世に残すことも大きな使命となっている
全て観てみたい

2026年映画館鑑賞141本目
エラは歌う前はダンサーになりたかった?
映像を観たことが無かったので
少しでも歌っている姿が観れ
彼女のことを知ることが出来て良かった

後年受賞時にラップをまだやったことがないから挑戦したいと冗談かましていたキュートな彼女でしたが、彼女のスキャットは美しいラップだよ。
即興で色んな曲をメドレーっぽく引用しつつスキャットする様に驚嘆していたけれど、あれはまさにラップと同じだった