『聴覚』は紫色の光が多用されていることから、本作は寺山修司監督の1970年代の映画作品群(『田園に死す』『書を捨てよ町へ出よう』)以来、最も紫色の映画と言えるかもしれない。少なくとも『パープル・レイン』以来だろう。 ‘Hearing’ Review: Vietnamese Slow-Burn Is a Feast for the Senses(IndieWire)より引用 と光についてユニークなレビューが書かれていたが、確かに紫の光の使い方は特徴的である。映画の終盤になると、紫に光る倉庫から謎の列車が登場する不気味な場面に圧倒されることであろう。