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『2001年宇宙の旅 新世紀特別版』に投稿された感想・評価

いつまでも古びない普遍的な映画だ。

真夜中、部屋を真っ暗にして、ヘッドフォンで観る。

ゆっくりと流れる「ツァラトゥストラはかく語りき」の荘厳なオーケストラの響きと美しい宇宙空間と船内の映像に委ねるだけで陶酔感がある。

無重力の船内で、人がゆっくりゆっくり動いている、宙に浮くペンを取る、そのひとつひとつの動作でさえ、研ぎ澄まされたバレエの動きを観ているように、美しく心地よい。

後半、HAL9000の暴走と人間の攻防はゾクゾクする。HALの声もいい。じわじわと恐怖感を煽る。HALに知られないようにポッド内で彼の異変を相談するが人間の唇を読み取るHAL。その見つめる眼差しのようなアップが怖い。

クライマックスはハイパースペースの光の洪水をただひたすらに浴びる。目が疲れるし酔いそうになる。主人公の眼のアップと光を浴びてる私の眼が同時にパチパチしていき光の洪水の中、若干うとうとしたら、彼は静寂の部屋にいた。ここはどこ? その先のラストの解釈は正直、鑑賞中には及びつかなかった。

「インターステラー」はダイレクトに影響を受けている気がするし、「アレックス」のギャスパー・ノエが20回以上観ていると語っていたが、50年前に今観ても古びない映像美学と深淵な哲学を共存させた、ゾクゾクするようなキューブリック映画の美しさと恐ろしさを改めて没入体感できてよかった。

この広大無辺な宇宙に人智の及ばない生命体が全く一つも存在しないとは、逆に考えづらいという、そんな感覚の人の方が私も含めて多数だと思う。

「2001年宇宙の旅」で描かれた美しくも恐ろし気なイメージを浴びた後に、生きている間にそういったものと遭遇したいかと言えば何とも言い難い。まあ、会わなくてもいいような気がする。

それにしても、広大無辺の宇宙って永遠のロマンだ。
2017年一発目はこれ!
スタンリー・キューブリック監督が手掛けたSF映画の金字塔!

めちゃめちゃ久しぶりに観ましたがもう色んな意味で凄いよね。
若干の時代性は感じさせるものの、整合性を一切欠かない徹底したリアリズムの追求はキューブリックの完璧主義をまざまざと見せつけられます。
今観ても「これってどうやって撮ったの?!」って思える特殊効果も目白押しだし、
CGさえ無かったこの時代の技術が現代の映画製作でも未だに応用され、ぶっ飛んだ視覚効果を生み出しているのだから凄い。(例えばインセプションとか)

本作が製作された年は冷戦下における米ソ宇宙開発競争が白熱していた時代であり、
まだ人類の月面着陸は成し遂げられず、宇宙遊泳の成功で舞い上がっていた頃。
人類が宇宙という未知の世界へ着実に近づいている実感を胸に、人々は宇宙の彼方に熱い思いを注いでいた時代でした。

そんな時代にキューブリックが映像化してしまったこの宇宙空間は、今を以てしてもまったく違和感の無いクオリティーに驚かされるばかり。

しかし最大のテーマはやはり「進化」にあること。
文明の発展が機械頼りになりつつある昨今ですが、それは人類を脅かす可能性も孕んでいることを危惧しつつ、未来の人類の進化を大胆な発想で展開していきます。

原作者アーサー・C・クラーク氏も述べていたように、地球上の生物は海から陸地に移動したことで劇的な進化を遂げました。
そして我々人類が宇宙という新次元に到達した時、未知との遭遇によって宇宙の真理に近づき、もう一段階新たな進化を遂げることが出来るのではないかという期待を本作は示唆しています。

そして本作が製作されてから約半世紀が経ち、時は2017年。
設定の2001年から16年が経過して、月面着陸以降は誰も月に行っていないし、未だに有人木星探査も行われていません。
我々が「モノリス」に出会えるのはあと何年後になるのでしょうか。

ちなみにHALの誕生日は1992年1月12日なのね。メモメモ…
Kota

Kotaの感想・評価

3.0
この映画は好みがバッサリ別れると思う。僕は苦手な方だった。“時計仕掛けのオレンジ”や“シャイニング”を撮ったキューブリックとは思えないほど曖昧で抽象的な映画。その曖昧さを解釈して(もしくは敢えてしないで)楽しめる人もいると思う。

60年代に既にテレビ電話や人工知能の概念が登場しているのは驚き。あらゆるシーンでいろんな映画が思い浮かび、この後のSF映画にとんでもない影響を与えたのだとは感じた。特に星間を移動する時の抽象ショットは、この映画から30年後の“コンタクト”や、50年後の“インターステラー”にも未だに使用されているしね。またいつか観よう。

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