マイ・ライフ、マイ・ファミリーの作品情報・感想・評価・動画配信

「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」に投稿された感想・評価

mariモ

mariモの感想・評価

3.9
家族の不和、この場合虐待が関係してるが具象として表現することはない。兄妹が何をして暮らしているのかも序盤と終盤しか分からない。恋人は出てくるが。つまりほとんど父親と兄妹の右往左往なのだが、時折父親が置物と化し、二人の言い合いが始まる。そこが良い。嘘が原因の車でのやり取り。車をロックし開けず、走行中の車内での言い合い、補聴器を切る父親の視点。車が到着した後も言い合い。父親のアップでシーンを閉じる。言葉を発さなくとも二人に横たわっている。
TAKA

TAKAの感想・評価

3.5
親の介護問題。施設に入れるか面倒見るか、施設に入れることは鬼なのか?これは全世界の親子に存在する問題。
オヨヨ

オヨヨの感想・評価

3.0
鬱々とした空気が漂う。
父が住んでたアリゾナの妙に明るい空も、東海岸の曇り空もどっちもどっち。
老いについて考えさせられた。
クリスマスに観る映画じゃないことは確か。
でも観始めたら、引き込まれた。兄妹の演技が良かったのかな。父との距離と兄妹の距離の違いが過去に色々あった事を匂わせる。
幸せと不幸の割合がリアルな感じだった。
ローラ・リニーって何か普通に幸せな役って無い気がする。
えみ

えみの感想・評価

3.1
なんとなく切なくみたかなぁ。
親の介護と、あっけないほどの死と…。たんたんと描いてあるから、それほどしんどさはないけれど…。兄妹の距離感もわかるなぁと思うところがあった。
大好きなフィリップ・シーモア・ホフマン目当てで鑑賞。

大学教授ジョン(フィリップ・シーモア・ホフマン)と作家を志す派遣社員のウェンディ(ローラ・リニー)のサヴェージ兄妹は、幼い頃に虐待を受け、疎遠だった父親のラリーが認知症になったと知らせを受ける。仕方なく父の面倒を見る事になる二人の苦悩の日々が始まる。

兄ジョンの専攻は演劇であり、妹ウェンディもまた同じ分野で作家を目指している事から、何かとぶつかる兄妹。

老人ホームに入れる事。
親に対して、自分達の対応を酷いと捉える妹と、過去の仕打ちを考えれば当然の報いだと捉える兄。

仕事についてもモメるし、親の介護方針についてもモメる。

見栄えの良いホームを選んだところで、それは死という現実を誤魔化しているに過ぎないという、兄ジョンの持論に妙に納得してしまう。

いつかは自分にも降り掛かるであろう、親の介護。
おまけに彼らには虐待という過去の因縁が付きまとう。
決して明るい話ではないものの、思ったより軽妙に流れていくのは、主演2人の演技力に他ならない。

特に更年期のイライラ感が絶妙にリアルなローラ・リニーの演技が素晴らしい。ローラ・リニーって、売れっ子女優っていうイメージでもないけど、本当に色々な作品でお見かけする。イライラ女子を演じさせたらまぁ上手い。

兄妹が盛大な口喧嘩を繰り広げるのを、空虚な目で見つめる父。認知症とは言え、自分の事で子ども達がモメているのを見るのは流石に辛いだろう。

機能不全家庭で育った兄妹の軋轢を見事に描いているものの、虐待については、台詞で語られるだけなので、彼らの陰陽を描くには少しパンチが弱い。

主演2人のファンでなければ、あまりおススメは出来ないかなぁ。

第80回アカデミー賞で、脚本賞(タマラ・ジェンキンス)、主演女優賞(ローラ・リニー)にノミネートされた実績はあるので、作品としては良質。
姫

姫の感想・評価

4.0
自分にとって、観ておくべき映画だった。 独身中年の葛藤と介護問題に触れた作品。

映画のトーンは地味でも、フィリップシーモア ホフマンとローラリニーの演技がリアルだった。
父親が亡くなるシーンも手を握り返してきたり、死に際の一言を遺したりするでもなく、あっけなく終わるところが現実ってそんなもんだろうなと思わせた。
妹が介護士とデキなかったところもいい。

いわゆるハートフルな「ファミリーもの」では描かない「家族」が描かれていたのが良かった。
終盤、PSH演ずる大学教授が生徒に質問される。
「"プロット"と"語り"の違いは?」
この質問は答えられることなく、場面は転換してしまうが、この映画こそが答えである。この映画は"語り"の映画であって、基本的に"プロット"は寝てる。

いくらでも展開させようのあるネタ/材料を、ひとかけらだけ見せたら有効に使うことなく放置する。疎遠になってた兄妹が、老いた元DV父を介護する話なくせに、親子の和解も交流もなければ、兄妹がなんらかの共鳴を見せることもない。兄の婚約者も、妹の妻帯者恋人も、出ては来るけれど"展開"しない。

質問のあと、場面が切り替わり、病床の父が死ぬ。残り約5分で、寝てたプロットが起き出して、放置されていた数多の材料が突如駆動して、それらしいオチへ持っていく。そして誰もが気づく…「ああ、これが"プロット"と"語り"の違いなんだ、、」。
gooooo

goooooの感想・評価

3.5
父の認知症をきっかけに一緒に面倒を見ることになった独身の大学教授の兄と同じく独身の派遣社員の妹の姿を描く作品でかなり前に鑑賞してたの思い出して記録!

この映画、全体的にはなんか心に沁みこみつつのコメディ。シリアスコメディってかんじ。

認知症になってしまった疎遠の父親の面倒を見る羽目になった兄妹をローラ・リニー、フィリップ・シーモア・ホフマンが演じてて特にローラ・リニーのウェンディ・サヴェージがリアルすぎる!

今の非正規雇用の問題とか社会の不安定さとかを彼女という存在が映し出していてリアルな存在でした。

又、久しぶりに兄妹で集まりふたりの仲の良さが伝わり彼らの絆を感じ取れる良い映画だと思います。

過去に父親との確執がある2人はお互い父の世話をしたくないと老人ホームへ入れることになるんですが、それでも2人は父のことを思い世話をし、妹は老人ホームに入れたということを良く思っておらず、苦しい思いをしていたり、色々と考えさせられる映画でした。

自分がこの映画で良かったシーンは、2人でスポーツしてて兄が首を痛めて家に帰ってから治療するシーンが面白く笑いました🤣

家族の絆を感じれる良い映画でオススメです〜。
ゆうき

ゆうきの感想・評価

3.8
大きな何かがある訳ではないけど、すごく惹きこまれる作品だった。
どこがかは分からないけど好きな雰囲気の映画だと思った。
あらすじで、虐待をした父と書いてあったけど実際に虐待をしていた場面が一度もなかったのにびっくりした。
登場人物についてあまり多く語られなくてそれが逆に考えさせられた。
父の死を通して兄妹の色々な問題が良い方向に進んで良かった。
ラストの兄妹の表情にほっとした。
車内で兄妹が口論になっている時の父の姿がとても印象に残った。
フィリップシーモアホフマン目当てで鑑賞。主役の二人が実力派なのが一番大きいとは思いますが、シチュエーションや住んでる部屋の感じ、乗ってる車のチョイスにリアリティがあり、話としても、親との和解。みたいなありがちなドラマになってなかったのが良かったです。ラストは思ったよりハッピーエンドでしたが、全体的に陰鬱な雰囲気を常に孕んでいた感じがして、好感が持てました。
しかし、邦題が酷い。。何ひとつ印象に残らないタイトルなので、なんでわざわざ変えたのか、理解に苦しみます。。

フィリップシーモアホフマンが死んで、もう5年経つんですね。。歳を取るほど良くなる役者さんな気がしてたので、残念です。。
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