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マタンゴ
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目次

『マタンゴ』に投稿された感想・評価

kazu1961

kazu1961の感想・評価

3.8
▪️Title : 「マタンゴ」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1963
▪️JP Release Date :1963/08/11
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-380 再鑑賞
🕰Running Time:89分
▪️My Review
またまたまた、本多猪四郎監督&円谷英二特技監督の黄金コンビがやってきたくれました。「飢えて死ぬか、キノコを食べて化け物になるか、」という究極の選択を通して、人間の心の弱さや醜さを浮き彫りにしていき、欲望を剥き出しにした人間ドラマを描くホラー映画の秀作です。極彩色のキノコの森やマタンゴの造詣など美術も見事。ラストまで息つく間のない展開が秀逸です。そしてエンディングは素晴らしく驚愕!!
メッセージとしては、破壊され新たなものに置き換えられてゆく東京の町と、破壊のための水爆実験で発生した怪物マタンゴをオーバーラップさせて、実社会の過剰な都市開発や文明批判、核実験の警鐘の側面を持つ映画ともなっています。
特撮面では、マタンゴが雨の中急激に育つ描写が良いですね。発泡素材の膨らむ所を、そのまま撮影しフロント・プロジェクション(?)も使用しているんですね。また本作も特撮の完成度が高い作品です。
そしてキャスティングもそれまでの東宝特撮作品のイメージを大きくかえるもので、佐原健二が、
ストレートな悪役を演じているのは斬新でした。
それぞれのキャストが極限に追いつめられた人間の描写は非常に生々しいです。
原作はウィリアム・ホープ・ホジスン「闇の声」を、福島正実、作家星新一という新たなSFというジャンルを支えていた二人がアレンジし原案としています。
物語は。。。
7人の若者を乗せたヨットが、嵐のため無人島に漂着しました。その島を探索した結果、彼らより先に、一艘の難破船が漂着していたことが判明します。だが乗員の姿はどこにもなく、ただあたりは奇妙な形状のキノコが群生しているのみでした。やがて食料の残りが少なくなり、彼らは恐る恐るそのキノコを食し始めます。そしてそのキノコを口にした者は、人間の姿を失い、奇怪なキノコ・マタンゴへと変身していくのでした。。。
変身人間シリーズの番外編的作品で、今日でもSFやホラー映画マニアの間で語り継がれる作品です。また、カルト映画の1つとしても知られている作品ですよね。
マタンゴの笑い声、バルタン星人の合唱ですよね(笑)

▪️Overview
星新一・福島正実の原作から「妖星ゴラス」のトリオ、木村武脚色、本多猪四郎が監督、小泉一が撮影したSFもの。(引用:映画.com)

出演は、久保明、水野久美、小泉博、佐原健二、太刀川寛、土屋嘉男、八代美紀。
KUBO

KUBOの感想・評価

4.0
『マタンゴ』を初めて見たのは高校生くらいの頃、深夜のテレビでやっていたのを見た時だが、ラストシーンのインパクトがトラウマ級だったのをよく覚えている。

それ以来、『サンダ対ガイラ』と並ぶ、『ゴジラ』シリーズ以外の東宝特撮の傑作として私の記憶に留めてきた。

今回の久しぶりの鑑賞は、4Kデジタルリマスター版での鑑賞だが、さすがに4K版は美しい。60年近く前の作品だということを忘れてしまうほどだ。

ヨットで海に漕ぎ出す冒頭は、『太陽がいっぱい』のように始まる。

豪華なヨットでレジャーに出た男女6人の若者たち。

久保明、土屋嘉男、小泉博、佐原健二、水野久美。東宝特撮ファンにとって、なんとすごいオールスターキャストだ!

この若者たちが嵐によって遭難し、流れ着いた島でサバイバル生活を送ることになる。

海岸で発見した大きな難破船は、カビで覆われ、食糧は残っているのに遺骸はひとつもない。

船の鏡はなぜか全て壊され、船長室には『マタンゴ』と書かれた謎の標本が…

まず、無人島を舞台にしたホラーとして、今見てもよくできている。決して怪獣・怪人ありきの特撮だけの映画ではない。

食糧のない極限状態でのサバイバル生活が、お互いの疑心暗鬼を生み、男たちが理性をなくしていく様自体がホラーだ。

マタンゴ自体の造形や、マタンゴの森の美術など、当時のままでも十分見応えがあり不気味だ。

東宝も『ゴジラ』ばかりに頼ってないで、『マタンゴ』リメイクしてみてはどうだろうか? 今のCG技術を用いてリメイクしたら、どれだけ不気味で気持ち悪いものができるか、楽しみなんだけどな。
Yuya

Yuyaの感想・評価

2.7
かのソダーバーグにさえ トラウマを遺したってのも納得の 奇怪で奇妙で不気味なカルト作

その突飛な発想と強烈なヴィジュアルはもとより エゴがぶつかり合う遭難後の人物構図と ラストに見事なカウンターとして差し込まれる文明批判が 刺々しくも痛快だったなぁ

無気力 無尽蔵に 捕食しては増殖してゆく そんなキノコの姿にこそ 人間の本質を捉える極論は 存外 的を得てるのかもしれない…

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