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ベルリン特急
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『ベルリン特急』に投稿された感想・評価

lemmon
4.2
痺れた😁

第二次世界大戦後のドイツ。アメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4カ国の緊張感ある関係性を、多種多様な登場人物で表現し、なおかつ敗戦したナチスが未だに怪しい影を落とす。

ラストも深読みしてしまうと😏、ソ連との冷戦関係を表現か?それでも救いを持たせる友好を匂わせたりと、まあなんだかきまりの悪さを感じた。面白い意味で。

列車のシーン、廃墟のシーン、それぞれ緊張したなあ😫
必要最小限のアクションがまた生々しく、リアル💦

クライマックスの小技にはニンマリ😆

これもまた傑作でした😊
☑️『ベルリン特急』及び『アケルダマ血の代償』▶️▶️ 
 コロナ対策なし·隣と境なく触合う狭い席にギュウギュウ詰込みの夜行バスで不眠→ほぼ会場直行も満席立見足下クラクラ意識トビトビ、で観たので、断定はできないが、日本公開1951年の中でも有数の傑作だったろう位はわかる、がマンキ~·ワイルダー·コクトー·リードらのように時代を代表すると云われた事はない。更に質高める翌年公開の『第三の男』にすら劣る事はないと思うが、それの、構想の巨大·リアル·機転、撮影スタイルの鋭さ·正確さに比べると、マイナーな語り、正統から離れたチマチマしたスタイルで、完成度を問う当時日本批評界からは、問題にもされなかったのかも知れない。スクリーンプロセスやマットペインティングもかなり加わってるのではないか、と思われるほど、屋外も列車内も巨大酒樽構内も、余りに造型が空間を張出し包み込みすぎて、息苦しいと共に見惚れる位で、不思議な考えられない窓ガラス映り込みでの事態発覚も。よって、冒頭より力まず圧巻のローめ仰角の縦の構図が当たり前に使われ、時折俯瞰図やドンデンが鋭く切返す。しかし、カメラ移動や角度変えは、勿論しっかり説明的でスマートなのもあるが、割合的には口籠るような移動のしかけたものとか浅めでスカッとこないなにか留まったものが多い。それがB級の、格調から離れた細々した所という風にも観てると、優れた圧巻の造型と少し気遅れしたような心の動きを表すようなスタイルは、有り得ないよう世界を引き込んでくる。観てる者を威圧からではなくて、同じ内的な立ち位置から、ぐんぐん自然に、かつ決めつけ·常道が見られない語りで動かせてくる。アクションや事件·緊張は前段や高まりなくいきなり普通に起こって、瞬間毎の差を消し、パターン消え等価値が見えてくる。仕掛けや信条でなく、映画·世界自体の自律的運動とその意義が繰り進む。正統を訴えるに反し、観たことがあるも微妙に新しい映画表現が途絶えるをしない、興味が無心にこちらも紡ぎ続かれる。現実に即し、かつそのニュアンスの捻れた流れが、表された先の可能性さえ示す喜び·映画の内の本来のシンプルで奥ゆかしい物を与えてくれる。この我々の素材に対するイメージを、あくまで倹しく真に洗い直して清新にくれるのが、ターナーである。
 戦後何年かで、立場の対立もなくなったと、軍用·公用の特別列車(終点ベルリンは一部で、車中·フランクフルト·ベルリン手前が、映画躍動部の大方)に、一応資格をクリアして乗ってきた、見た目能天気な人達だが、ドイツ(や世界)の対立のない真の内的「統一」を謳う重要人物(分割の侭でない統一は米国施策のウェートに乗ったものだとしても)の失踪で、予め国籍·現職·戦中の立場を明らかにされてた同じ貨車の者たちが、自己を偽り国をだまし陰謀の方をもっている者も中に、等段々に知らされてくる、その博士本人も当初身を偽ってる(逆に信用のおけない国の将校の心の内が、おっとり刀で伝わりもしてくる)。ただ、博士を直接に拐った表に先発させられた方が、脅されもしてる博士の元友人、昔からの職業をなんとか続けたい人達で、非人間的というには当たらず、彼らの身を守る為の政治性ある「団結」は、捻れたもので守る·強めるに能わず、より真の「団結」が超えて潰すと博士は云う。博士を助けた国も立場も違う同じ貨車の者たちも、自国の現状に深くコミットしていない段階だからの手の取合いでしかない事は、娯楽映画の枠を上手く使って、その幻の具合·それでも気高さとしての理想の必要を出してる。「犯した罪に値する罰を唯一受け、当然に廃墟となったベルリン」を額面通りに聞きたくない。全てが無意味をわかって、なお活動する無意識·意欲が、B級の娯楽映画の、消極的とはいえ無心を与えてくれる良さ。
 日本では、寧ろ近年の方が、活動期間中より人気ある不思議な作家だ。父モーリス·トゥルヌールが、あまりに偉大で高い評価を集めすぎた反動だろうか。あるいは、媚のない線の細さ、その純度の灰汁との無縁さか。最もポピュラーな『過去を逃れて』『キャット·ピープル』もジャンルより純な、拘りの排除に向いた作だ。
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 一方、日本人にとりわけ好まれた作家もいる。こちらは見るからに模範の滑らかで説得力に沿った語りだ。違和感というものを排除した王道にして、新規面含んで変な癖なくかつ巧み、日本人にピッタリの、デュヴィヴィエは、永きに渡り一般ファンにとっての最高外国映画監督とされてきた人だろう。トーキー以降、才覚を現したとされているが、トーキー初めの『巴里·伯林』の滑らかさ·正確さ·趣向·斬新さ·拡がり等を見る限り、おそらくその前からーと思ってた。今回、『巴里~』より10余年前、デビュー作なのか『アケルダマ血の代償』を観る機会があったが、半世紀近くに渡り第一線に居続けた人のベースの力、今見ても全く違和感がない時代を超えたというべきか、あらゆる時代に共通する、映画そのものの、それもエッセンスでありハイエンドがある。一般に明らかに映画的純度·巧みさで彼より劣り、今の感覚からは(というより発表当時から)旧さもあるルノワールらに比べ、遥かに優ってる所多いのに忘れ去られたは、映画以外の要素で語られる事の方が多い映画というメディアのせいもあると思う。
 西部劇まがいの本作の、その場に最善の陰影の質、強い自然と固められた邸内の対比、縦の図·窓枠越しの図の何気の力強さ、(大)LとCUの使うタイミング·バランス、パン·ティルトと上下左右前後の移動の的確さ、僅かめも確度を高める角度変·寄りめ対応や切返しめの密度·正しさ、キャラ間の親密感と怪奇性の波、因縁と時制の交錯のリズム、女性キャラたちの巾、今の機材でもここまで確実な映画が作れるか。男性キャラが固まり気味ではあるが。
4.5
一つの列車に乗り合わせた多国籍の人物たちがワチャワチャ平和のために協力して解散していく!
プロパガンダ感がタルいけどそこは仕方ない。そこさえ除けば、多人数を捌いてく巧さ、物語の運び方の巧さが素晴らしい。
フライシャーの列車映画との共通点。
ビール工場の銃撃戦もカッコよすぎ!

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