藤原審爾の原作を、高橋正圀、山田洋次が脚色、野村芳太郎が監督した、下町を舞台にしたコメディ。山田が脚本に参加してるからか、「男はつらいよ」ネタの使い廻しが気になる。人の恋を笑いものにして、笑いを取ろ…
>>続きを読む悪くはないが良くもない平凡な物語。
もしかするとこれが1930年代に製作された映画で、森田健作の役を佐野周二、倍賞千恵子の役を高杉早苗、榊原るみの役を高峰三枝子が演じていたら、面白がって観ていたかも…
山田洋次や森崎東はかつて野村芳太郎の助監をやっていたわけだから、本作はお師匠様自ら『男はつらいよ』を疑似演出したということになる。
きっとこれは鮮やかなお手本が観られる…と期待したが、実際観てみると…
ド真ん中、というほどのインパクトはなく
お節介すぎるほどの近所付き合いもあったであろう昔の東京に想いを馳せる
寅さん曲で登場の渥美清の魅力を知る
佐藤蛾次郎のペット感に宍戸錠のもじゃもじゃ先生が愛お…
「男はつらいよ」番外編。全盛期を過ぎた宍戸錠(+蛾次郎)には渥美清の真似は務まらないか、完全にキレ味を失った野村芳太郎コメディ。すぐブラジルに行きたがる時代の映画でもある。しかしわざわざ親切に寅さん…
>>続きを読むヒトラーが使用の水差しウケた。
加東さんと森田の結婚談議も結構キモかったが倍賞さんの女がイヤだったらもっと抵抗するでしょて言うのもゾッとした。
加東さんのキャラかなりキツかったけどスラックス前後逆に…
山田洋次の師匠・野村芳太郎による『男はつらいよ』のイミテーション。倍賞千恵子にメロメロな宍戸錠は面白いんだが、渥美清がワンシーンで結局全てをかっさらっていく。登場時にはご丁寧にあの寅さんのメロディー…
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