てくのすけ

コラテラルのてくのすけのレビュー・感想・評価

コラテラル(2004年製作の映画)
5.0
もう最初から最後までシビれっぱなし!清濁渦巻くLAを舞台に、殺し屋を乗せたタクシー運転手のたった一晩のドラマ。スリルの中に築かれる奇妙な関係性、表情豊かな夜の街並み、情感を高める音楽の使いどころ。最高だよマイケル・マン。

主演二人の決して相容れないのにどこか通じてしまった感じがたまらんです。横切る犬(狼?)のために車を止めるマックス、見つめるヴィンセント。10年後も同じと言われて言い返せないマックス。地下鉄やダーウィンという繰り返される台詞、絵葉書などの小道具も完璧。序盤の女検事アニーとの会話が終盤活きてくるのも良いし、悪党の前で開き直るマックスには興奮。

トム・クルーズはもちろん、ジェイミー・フォックスも最高だわ、マーク・ラファロも出てるわ、最初気付かなかったけどやたら存在感あるなと思ったらハビエル・バルデムだわ、ピーター・バーグが役者として出てるわ、序盤で驚きのカメオ出演はあるわで凄い。
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