遠き落日の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「偉い人の話」の題材になる代表格である野口英世の物語だが、何というか無菌培養というか味がしなさすぎて逆に不味い蒸留水のような、以前いろいろ調べて知った「あまり語られないが結構多いどす黒い一面」が全く…

　野口英世については業績しか知らずに、この映画を観ました。研究の苦難というよりも、幼い頃や学生（？）時代の苦労の描写がほとんどでした。成功した人ってこんなことやってんだなーと思うことは多くありました…

昔々私がまだ小学生の頃に見た記憶があります。
野口英世が小さい頃に籠から抜けて囲炉裏で火傷したシーンと、自分のくっついた5本の指を切り離すシーンだけ強烈に覚えてる。
記憶を鮮明にしたいのでまた見たい…

この監督は「文部省推薦映画！」みたいなのばかり撮っているせいか、マニアからも一般層からもさほど評価されてないが、どの映画もそれなりに良い。
これも小学校の頃に父親が図書館から借りてきたので観た記憶。…

野口英世の左手のやけどは、本人もたいへんだったけど不注意で息子に申し訳ないと考えていたお母さんも大きな負担だったことを知りました。英世は、借金上手でいろんな人から金を借りていたのは有名な話のようです…