てくのすけ

マイティ・ソーのてくのすけのレビュー・感想・評価

マイティ・ソー(2011年製作の映画)
4.0
『アベンジャーズ』観てから改めて観ると面白いなあ。結構コメディなシーンも多くて、カップ叩き付けて割ったり、デストロイヤーを「スタークのか?」と言ったり、コールソンを「コールの息子」と言ったり。銃を取ろうとして弓を取るバートンには「ホークアイきた!」って興奮します。

スケールでかい兄弟喧嘩と言えばそうなんだけど結構印象深いシーンも多くて、ムジョルニアを抜けないソーが叫びと表情で表す絶望感とか、夜のキャンプ場でソーとジェーンが語り合うシーンとか、無策なのに策があると言って仲間を逃がす男気とか、ちゃんと演技で語らせてる演出がイイんですよケネス・ブラナーは。追放されるまで長々やって冒頭のシーンに繋がるところや、ためにためてやっと復活するシーンも熱い。

『アベンジャーズ』では完全に悪役で若干コミカルでさえあるロキも、涙を流しながらソーに向かっていくラストとか観ると、兄に対する妬みとライバル心だけではなく強き兄への憧れもあったんだろうと思えるのです。最初と終盤の表情が全然違うトムヒはスゴい。浅野忠信の出番は今後増えるといいな、と思ってたんだけどね……。あとエンディング曲がFoo Fightersなのがアガります。
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