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I SHOT ANDY WARHOL アンディ・ウォーホルを撃った女

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『I SHOT ANDY WARHOL アンディ・ウォーホルを撃った女』に投稿された感想・評価

tulpen
3.1
スティーヴン・ドーフ見たさで。
この頃のリリ・テイラーは危なかっかしいけど魅力的だったんだけどなぁ〜。
男は遺伝子の欠陥なので皆殺しに。SCUMマニフェスト片手にヴァレリー・ソラナス演じるリリ・テイラーが(二重の意味で)「本物」に見える。制作された90年代より今のほうが、ソラナスの声明は図太く響くかもしれない。が、キチガイのミシェル・ウエルベックは「現代のフェニストは前の世代の四十七倍悪質だと思っている」と新刊で図々しく書いてもいたので、そうではないのかもしれない。
過剰な心配性のウォーホルが、殺人未遂後は更に過敏になったのは当然といえば当然。ウォーホルもソラナスも頭のおかしい人が、それなりに自由に生きて、適当に認められて、早めに死んでいた良き時代。
ファクトリーとかパーティのくだりとか、洒落ていないというか、どうなんだろうと思わないこともないが、ヨ・ラ・テンゴがヴェルヴェット・アンダーグラウンドを演じていたのは、予期せぬエラーって感じでそれはちょっと面白かった。ウォーホルを撃つ、終盤のくだりは良かったと思う。銃を持つ手元から倒れたウォーホルに近づきズドンと。メアリー・ハロンから語られる女性監督史ってのもたしかにあるはずで…。
アンディ・ウォーホルを銃撃し世界で最も過激なフェミニストといわれたヴァレリー・ソラナスの伝記映画。「アメリカン・サイコ」(2000)のメアリー・ハロン監督デビュー作。

1968年、アンディ・ウォーホルが銃撃された。犯人は大学で心理学を学ぶレズビアンのヴァレリー(リリ・テイラー)。ラディカルなフェミニズム宣言“SCUM マニフェスト”(SCUM=人間のクズとSociety for Cutting Up Men=男性抹殺団のダブルミーニング )を唱え、ウォーホルのファクトリーに出入りしていた人物だった。。。

主人公に魅力は感じられないが同パターンの若者像と犯罪は現代にも繋がっているので興味深く観た。主演の演技も演出もリアルで、自分が今まで出会ってきた数人の顔を連想した。

ヴァレリーがファクトリーを訪ねた1966年には、ウォーホルのミューズだったイーディ・セジウィックも出入りしていた。ピンからキリまで多種多様な人間が集っていたことがわかる。共通しているのは一獲千金の夢に溺れて破滅に向かう未熟な若さ。生き残るのは利口な一部の人間のみ。

孤高なウォーホルと孤独なヴァレリーを並列で切り返すシーンが秀逸。二人の違いは何かを考えさせる。ヴァレリーは後に精神病院に入るが最初から狂っていたのかどうか。予備軍の若者は現代日本にも大勢いることだろう。

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