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マリアカンデラリア
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『マリアカンデラリア』に投稿された感想・評価

[] 70点

1946年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品、パルムドール受賞作品。1909年、メキシコはソチミルコの運河地域に暮らす先住民の末裔たちのコミュニティで、娼婦の娘として虐げられ続けるマリア・カンデラリアの物語。彼女を付け狙う雇い主ダミアンからツケを払えと言われて花を売りに運河を渡った際に、同じ村の人々が大挙して運河を封鎖するという風景に驚かされる。あんな抜群に美しい風景の中に、その情熱を他に向けろよとすら思ってしまうような人間の薄汚いヘイトが這い出てくるのだ。そして、マリアは追い返される。彼女にはロレンソという恋人がいて、二人は金を捻出するために市場へ赴くが、そこで都会に暮らす画家に出会う。この画家はダミアンと違って"友好的"だが、コンキスタドール仕草は拭えない。そして、それが作中では図らずも先住民どうしの対立を煽る結果となってしまうのだ。歴史としては図らないものも図ったものも含め、分断統治の歴史を感じさせる。また、マリアとロレンソはことあるごとに教会を訪れ神父やマリア様に助けを求める。彼も親身になってくれるとはいえ、対立を解決できるわけではない。先日の『マカリオ』の講演で、"先住民たちは土着の儀式をキリスト教の暦に混ぜ込んだ、それが死者の日だ"という話をしていた。作中で神父が取る絶妙な距離感は、メキシコにおけるキリスト教の複雑な立ち位置を表しているかのようだった。ちなみに、ソチミルコというと人形島を思い出しちゃうんだが、やはりここでロケしていたようだ。
reb
3.3
「メキシコ映画の大回顧 国立映画アーカイブ」上映前に解説あり。
 
貧しい先住民の娘マリア•カンデラリアが辿った悲劇の運命を、彼女の美しさに魅了された画家が回想する。
メキシコシティの近くにあるソミチルコ。
運河の上に浮かぶ農地チナンパで花を育てている美しい娘マリアは、亡き母が娼婦だったことから、皆に嫌われ孤立している。
そんな彼女が唯一信頼できるのは、同じく先住民の青年ロレンソだが、彼もまた貧しさに喘いでいた。

1946年のカンヌパルムドール作品。
当時はグランプリという名称で、受賞作はなんと11作もあった。

マラリアに罹っても特効薬のキニーネはもらえず、村人たちから執拗ないじめを受けるマリア。
これでもかと次から次へと辛い目にあうが、彼女の気高さ芯の強さは変わらず、その美しさは凄みを増していく。

マリアを演じたメキシコ生まれのドローレス•デル•リオさんは、これまでハリウッドを拠点に活躍し、本作はなんと40歳ぐらいだが、うら若き乙女にも見える。
若い頃の彼女も見てみたい。

母親が娼婦だったというだけで、こんなにも壮絶ないじめを受けるのは、彼女の並外れた美貌への嫉妬が大きいのだろうが、貧困からくる鬱積した怒りのはけ口にされてしまったのかも。

聖母さまも神父も、マリアを救うことはできなかった‥。

マラリアの高熱で苦しむマリアの前で、呪術師の婆さんと医者が鉢合わせするシーンは面白かった。やっぱ婆さん強し。

愛し合っていても憎んでいても、マリアのこといつも「マリア•カンデラリ〜ア!」ってフルネームで呼ぶのは何故だろう?
3.5
【世界遺産ソチミルコで村八分】
国立映画アーカイブ「メキシコ映画の大回顧」にて第1回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作『マリア・カンデラリア』を観た。タイトルだけは知っていたが、なんと『ワイルドバンチ』マパッチ将軍役のエミリオ・フェルナンデスが監督していたことに驚かされた。そして、さらに驚いたのは後に世界遺産となるソチミルコが舞台だったのだ。

ナワトル語で「花の野の土地」と呼ばれるソチミルコはメキシコのヴェネツィアと呼ばれるほど魅力的な運河が特徴的な土地だ。今は水質汚染で野菜の栽培はできないがチナンパと呼ばれる筏の上に作った畑を使った花の栽培は今でも続いているという。映画は、この運河を有効活用した物語となっている。貧しい女マリアと恋人ロレンソ。ふたりは借金取りに追われている。ことあるごとに教会に駆け込み、神父の許しを請う姿は村人たちからのヘイトも溜めまくり村八分状態となっている。ある日、マリアが熱を出したことから運命の歯車が狂い始める。本作が興味深いのは、マリアもロレンソも結構ムカつくレベルで開き直っているところにある。神の許しがあれば、借金を踏み倒せてしまう、司法が整備されていない状況に厭らしさ。流石に借金取りの方に同情せざる得ない。ロレンソはやがて刑務所に入れられるのだが、マリアの危機を目撃し、怪力でプリズンブレイクする。あまりの筋肉プレイに爆笑した。

『マリアカンデラリア』に似ている作品

エル・シド

製作国:

上映時間:

190分

ジャンル:

3.4

あらすじ

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