メキシコ万歳の作品情報・感想・評価

「メキシコ万歳」に投稿された感想・評価

市原湖畔美術館で開催されている、「メヒコの衝撃」展に触発されて、そういえばまだ見ていなかったと思い出し鑑賞しました。

エイゼンシュタイン監督が残したフィルムを編集して作成された映画でしたが、闘牛とか穴に埋めての処刑シーンとか、中々衝撃的な映像ばかりで楽しめました。

最後は撮影されなかったメキシコ革命を描く幻の第4部がかなり気になる感じで終わりました笑
「戦艦ポチョムキン」とか「10月」とかのロシア革命に関する映画を撮り続けた監督だけに、メキシコ革命を支えた女性をメインにどのような作品を残そうとしていたのか、非常に気になりますが、残されなかったものは仕方がないですね。
記録(セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督作品。未完成のものを後から編集したもの。色彩・事物が熱を帯びておりエイゼンシュテインらしいフィルム。ゴダールもコラージュしたよ。ジャケットが『アンダルシアの犬』のラストとほぼ同じ内容で、ブニュエル×ダリは凄すぎる。)
エイゼンシュテイン未完の大作。彼が撮影クルーと共に撮り貯めたフィルムを、後に編集して1本の作品にしたもの。メキシコ先住民の蜂起と文化の紹介映画。非職業俳優を使って撮ったらしきドラマ部品もなかなか面白い。
ムチコ

ムチコの感想・評価

3.7
エイゼンシュテインの未完作品を数十年後に当時の助監督が編集。
ドキュメンタリーの体裁だけど明らかに演技されてもいて、ハッとする構図が時々「どうじゃ!」って感じで挿しはさまれる。

ハンサムな闘牛士のお着替えシーンは舞妓のそれみたい。衣装に重たいビジューをたくそん縫い留めるのは牛の角を突き通させないためでもある。
膝行する巡礼に畏怖というより唖然としたような撮り方なのは共産圏の人っぽいなと思った。
Panierz

Panierzの感想・評価

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エイゼンシュテイン未完の作品を50年の月日を経て助監督が編集して公開するっていう過程と手法自体は面白い。もうちょっと叙事的に編集すれば作品として纏まった気もするけど。いいショットは沢山ある。
やすい

やすいの感想・評価

4.0
助監督の人はどういう気持ちでラストを編集したんだろう。
個人的には2回ある服を着るシーンがツボだった
ところどころ強烈なショットがあるけど、やっぱり処刑とエピローグがズバ抜けてる。助監の編集の出来が果たして良いのか悪いのかがよくわからず。途中入る「びよよ〜ん」っていうサウンドがとにかく気持ち悪い。3回は聞いたぞ。
床ずれ

床ずれの感想・評価

2.5
闘牛のシーンがよかった。
入沢康夫の「牛を殺すこと」という詩を思い出す。『炎628』でも牛が殺されていたが、動物が死ぬ映像というのはやはりスペクタクル。
吉田喜重も70年代後半からメキシコに5年ほど滞在して映画を撮ろうとしたが失敗して、1984年に『メヒコ 歓ばしき隠喩』という本を出版する。ブニュエルもメキシコに行くし、この地は何故か映画監督を魅了してやまない。
キメキメの白黒画面はデザイン的美しさ。それでも結婚式あたりから闘牛までの意識が朦朧。植物の汁を口で吸い上げる農奴のお仕事すげえ過酷。でも奥さんすげえ美人。@シネマヴェーラ渋谷
間違いなく凄まじい映画だと思う。
死と隣り合わせの状況で舞う闘牛シーンなんて本当にゾクゾクしたかと思えば牛の頭にカメラ乗せるような荒技も。
一つ一つのカットの強度ていうのがヤバすぎ。祭りのシーンで楽器鳴らしながら、家畜を手に持って行進する群衆とか結構エグい。

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